FX取引ノート
FXの取引で利益を出すためには、負けた取引を分析しその原因を探ることです。そのためには、取引の記録をつけましょう。(儲けた取引も反省する点はあります)
記録をつける場合、大切なことはいくらで買っていくらで売ったか(ショートの場合は逆)という事実ではなく、何を理由に買い、何を理由に売ったかということです。
それがシナリオ(メインシナリオ)になります。例えば、FOMCで利上げがありそうという理由で購入し、1円上昇で利食い。
これに対して、思惑が外れた場合に、どう対処するかということを予め決めておくのが、リスクシナリオになります。例えば、1円逆に動いたら、損切り。
サンプルとして、私が自作して使っているものを紹介します。
FX取引ノートVer.1.0
左上は、取引業者名。実際には、私が口座を持っている業者の名前が並べえて記載されていて(3業者)、○で囲めばいいようになってます。
右上は、ポジションを取った日と手放した日(日付は、NYクローズ時間。例えば、20日朝6時までにポジションをクローズした場合は、日付は19日になります)
通貨は、くりっく365の取り扱い通貨です。
triggerは、メインシナリオをあきらめる要因です。例えば、FOMCで利上げが予想されていたが、据え置きに変わった。
ポジションを取る時点で、このようなことをメモして置きましょう。
最終的にどちらのシナリオを採用することになったかは、シナリオ部分を大きな丸で囲んでおきます。
そして、シナリオが外れた場合、なぜ外れたのか? 情報が間違っていたのか、不足していたのか、反省ポイントを見つけて、同じ失敗をしないようにしましょう。
それから、せっかくシナリオを作っても、それをオーダーに反映しないと意味がありません。OCO注文など損切りができるオーダーを必ずシナリオに合わせて、投入して置きましょう。さもなければ、PCの前から離れないことです。
しかし、私の場合、PCの前でリアルタイムに市場の動きを見ていると、少し利益が出たところで、投入してあるオーダーを変更して、予定より手前で利食いしてしまい、その直後に変更前の値まで上がり、儲けが少なくしてしまったことが何度かあります。「変えなきゃ、もっと儲かったのに」ということは何度も経験しました。そのためにも、状況変化がない限り、シナリオを守るというのは大切なことです。
逆に状況変化がはっきりした場合は、リスクシナリオを待たずにポジションを閉じても良いと思います。
今回のサブプライム問題からの急激な円高の動きで、業者の取引サイトへのアクセスが集中し、レスポンスが遅延するという事例が発生しています。負けの場合も被害を最小限(自分の予想の範囲内に収める)にするためにも、損切りオーダーは予め投入しておきましょう。
投資ノートはポジションを決済した日に手帳に貼り付けます。
私は、1日1ページのほぼ日手帳(A6文庫本サイズ)に張り付けます。
貼り付け用のりは、こちら
最近ののりは、すごいことになってます。
ドットライナー
糸井重里プロジュース「ほぼ日手帳」