■彼女が逝って数日後、夢の中にでてきました。
彼女はいつものようにあたしの膝の上にいて、私が少したてた膝の
上に仰向けにねそべって、私の顔をじっと見ていました。
ああおじょうさん! 触りたかったのよ! とおもって手を出すんですが
触れなくて、彼女の身体を私の手が通過してしまって、
なんか濃い空気の塊みたいな感触はあるんですがあの
ふかふかのおじょうさんには触れなくて、
ああもう触れないんだ…とおもって
それならしっかり顔を見ておこうと、
おじょうさんと見つめ合う、という夢でした。
心配してきてくれたのかなぁ、と思うんですが。
それきりなんですよね。ち。
虹の橋で遊びほうけているに違いない。