普通の日々

風の向こうで さまざまな想いが霧のようにひそんでる(by/Hiroji Miyamoto)

大人の遠足 '16春 その3

2016-04-19 14:31:03 | お気に入り
五反田~品川~、最後は六本木です。
サントリー美術館で開催中の「没後100年 宮川香山」展へ。
会期残り3日ということで、平日でもかなり人多かったです。
それにしても展示作品数が150近く。。。すごい。圧巻。充実の展示内容。でも疲れた(笑)



なんといっても高浮彫のリアル感。迫力。精緻さ。
そして単に動植物のオブシェではなく、下地の花瓶に描かれた木々からまさに浮き上がってくるような
トリックアートのような不思議さ。二次元と三次元を交錯させるグラフィックアートのようでもあり。
そして技巧だけでなく、ひとつひとつに想像力をかきたてる物語性がある。
焼き物の概念を軽く飛び越えた不思議な作品たちでした。
特にモチーフとして多く使われていた桜。この木の幹や枝が、すごい生命力を感じて素敵でした。


写真撮影OKのものもあり。

高浮彫がとにかく観たかったのですが、それ以外に釉下彩・釉彩の作品もたくさん。
これがね、素晴らしかったのです。
むしろ、高浮彫よりこちらに強く惹かれたかも~~。
淡い色彩の香炉や花瓶がホント素敵で。欲しい~~~~~~!(笑)
一番気に入ったのが「青華釉裏紅青海波文魚耳付花瓶」
魚のカタチの耳付花瓶で、真っ白な下地に下部から青海波が上に向かってぼかして入ってるのです。
こんな附下欲しいわ~~~。

青にしても赤にしても、何とも言えない味わいのある微妙な色合いなのです。
真葛窯、ぜひ復活してほしいものですね。



そしてこの日は次男君の誕生日でした。
二十歳になりました。
これで我が家には「こども」がいなくなりました。
20歳、大きな怪我は何度かあったけど、大病することなくここまでよく育ってくれました。
おめでとう。
そしてよく頑張った私!おめでとう。
翌日、同じく4月生まれの長男も一緒に、久しぶりに家族揃っていつものうなぎ屋さんへ。



離れて暮らしていても、たいした会話も無くても、こうして顔を合わせて食事ができる
お酒が飲める。しあわせなことなんだな。
あらためて、日々の暮らしを大切に、そして今を貪欲に生きようと思う。


大人の遠足 '16春 その2

2016-04-18 16:40:00 | お気に入り
旧島津侯爵邸内の見学ツアーは小一時間ほどですが、最後にお庭で解散。
そのあとは大学内をわりと自由に見学させてくれます。学食も利用可能。
しかし・・・女子大生の渦の中で食事する勇気のないおばさんたち(笑)お庭をゆっくり散歩し
キャンパスを出ました。あー、ホント素敵な大学でした。

さてさて。今回の見学ツアーは午前中でしたので、そろそろランチタイム。
特にお店も決めてなかったので、ぶらぶら街歩きして探すことに。
行きは五反田からだったので、来た道とは反対の高輪・品川方面へ向かうことに。

それにしても高級住宅街。ガレージのシャッターが要塞のよう。外車ばっかりだし。
すごいわね。なんて豪邸ウォッチングしながら歩いていると、ちょっと面白い建物発見。



すごく古い。けど文化財って感じでもなく今も使われているよう。
なんだろう?面白い!かっこいい!とワーキャー見ていると
おそらくご近所にお住まいの上品な素敵マダムがさっそうと現れ
「ここね、つばめグリルの創業者の家で、今は従業員住宅よ。」と教えてくださいました。
古い門柱には昔の住所表記が。
そしてマダムはまた颯爽と去って行かれました。都会のマダムは足が速い!

あのマダムに聞けば、この辺の穴場で美味しいお店教えてもらえたかもね~、なんてこと話ながら
品川駅近くに出ました。
この横断歩道を渡れば品川駅。駅に行けばお店いろいろあるよね。
でも、なんかせっかくだからつばめグリルで食べたいね。従業員宿舎があるんだから、近くにお店あるはずだよね。

で、横断歩道を渡らずに、左へ。あのレンガの建物あやしくない?
3人でいたのだけど、誰も品川のつばめグリルには行ったことなかったのだけど、なんと導かれてしまいました(笑)
さすがにお昼時でこんでいたけど、ちょっと待ちですぐ席に案内してもらいました。
つばめグリル、何年振りだろ~~。懐かしい。やはり定番のつばめ風ハンブルグステーキを。


トマトのファルシーサラダも美味しい!もちろんビールも!
ハンバーグは写真撮る前に手をつけてしまったので(笑)間違いない美味しさでした。

満腹満足でさて次の場所へ、と思ってふと斜め後ろの席を見たら
なんと、さっきの素敵マダムが!お店の人とも親しげに話をされていたので、
つばめグリルの関係者の方だったのかも。
マダムにお薦めのお店を聞いていたら、やっぱりつばめグリルを推されたかな?(笑)
なんとも不思議なご縁でした。

遠足はまだ続きます~。


大人の遠足 '16春

2016-04-18 16:01:51 | お気に入り
またまた大人の遠足へ行ってきました。
今回は数十年前に戻った気分で(笑)女子大へ。

場所は清泉女子大。五反田の駅から徒歩で向かうと、周りは若い女子大生たち。
お、みんなキャンパスへ向かうのね。彼女たちについていけば迷わず行かれるワ!
まわりはお屋敷のような高級住宅街。10分ほどで正門に到着。
女子大生たち、ぞくぞくと門の中へ。
私たちも・・・・、と。
「見学の方ですね。」
何も言ってないのに、守衛さんに呼び止められた・・・・。
なんで見学者ってわかったかな~。うまいこと女子大生に紛れてたと思ったのに(笑)

冗談ですよ。ここで見学者証をもらって中へ。



おぉ~~。すごーい。旧島津侯爵邸です。


お庭も素敵です。桜は葉桜に近い状態でしたが、風に乗って花びらが舞います。
そしてツツジが見頃!巨木もあり、流石もと武家屋敷のお庭です。

もともとこの土地は仙台伊達藩の下屋敷だったところで、のちに島津家に所有が移り、明治~大正にかけて
現在の洋館が建てられたそうです。
設計はジョサイア・コンドル。内装が黒田清輝。なんと贅沢な!
しかしながら、島津家が経済的困窮をみたのち、日銀に売却され、終戦後にはGHQに接収されています。
この間に、家具・調度品など、完成時にあったものはすべて喪失したといわれています。
なので、黒田清輝の内装がどのようなものであったかは、資料として残っていないそうです。残念。
接収解除後に、清泉女子大が日銀から買い取り、現在に至っています。
なんといっても驚きなのが、この文化財、大学の施設として現役で活用されているのです。
一部は聖堂に、一部は教授室に、そして教室に。
こんな素敵な学び舎で勉強できる学生たちが羨ましいです!

ということで、今回の見学ツアーは清泉女子大の学生さんがツアーガイドしてくれました。


2階のバルコニー。ちょっと庭園美術館に似た雰囲気。

 





 


 



南側の武家屋敷風のお庭と違って、北側はイングリッシュガーデン風。



 
こちらが正面玄関。重厚~。

つづく~




地元の桜 その2

2016-04-16 09:28:36 | つれづれ
今年は例年より永く楽しめた桜シーズンですが、やはり過ぎてしまうと早かったような。
まだ山桜は桜吹雪を撒きながらもいくらか残っていたり。
遅咲きの枝垂れ、八重桜はまだ咲いているところもあります。
あー、でもやはり儚い美しさですよね。
このあと、葉桜となり、他の木々も新芽がたくさん芽吹くと、山全体が萌えるような若緑色に。
そんな季節もワクワクして大好きです。

今年はいろんな場所で桜を楽しみましたが、最後は地元で友たちと典型的な桜の樹の下での花見宴会(笑)
10日の日曜日、薄曇りでしたが満開の桜の下、たーーっくさんの花見客で賑わってました。







こんな感じでね(笑)
男女8名で缶ビール12本、ワイン2本。日本酒750ml1本、ウィスキー750ml1本の消費でした。ほろ酔い(笑)


花吹雪で桜酒。

ここは芝桜で全国的に有名な場所なんですが、実は桜も凄い。(地元の人は芝桜より桜を推してます)
芝桜はこのときはまだ5分咲き程度でした。来週あたりが見頃でしょうか。





熊本を中心とした九州地方の大地震。甚大な被害に心が痛みます。
そしてあらためて自然の驚異、地震大国である日本の現状を心構えをを問われたような気がします。
一日も早く余震がおさまり、救済支援が速やかにおこなわれることを祈ってやみません。
被災地の皆さまが、一日も早く安心して眠れる日が来ますように。。

木曜日に撮った近所の枝垂れ桜です。




地元の桜

2016-04-07 14:30:26 | つれづれ
今日は冷たい花散らしの雨ですね。
今年は開花宣言から満開になるまでが気温が上がらず、ずいぶん長いこと桜が楽しめた気がします。
ただ、満開になってからは早すぎですよね~。
東京では昨日が最後のお花見だったかしら。
今年は満開よりちょっと早い時期でのお花見だったけど、東京の桜も愛でることができてしあわせです。

さて。こちら地元の桜は、東京より少し遅れて満開に。
今日の雨で・・・だいぶ散ってしまうかな。週末まで持ってくれると良いけど。





 

 

そして水仙も満開。