goo blog サービス終了のお知らせ 

gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

キャラクターを起てて設定さえ作ってしまえば、物語なンてどンどン流れていきます。

2017-03-24 10:57:00 | MOVIE
かの小池一夫先生も著書のなかで
「マンガのネームで苦しンでいる皆さンへ。
まずキャラクターを創り、設定を作り、ここまでが7ページぐらい。
残りのページで小さな感動を盛り、ラストのコマをいかに楽しく見せるか。
この手順でネームを仕上げて下さい。」
と仰っているように
最近、世界中でヒットする映画もストーリーよりキャラクター重視したものの方が
一般受けしているように思えます。(個人的感想です)

「キャラクター≧ストーリー」と云う傾向
それは最大の広告となるポスターをとってみても判ります。

昔からあったとはいうものの
最近、増えているのがこのタイプのポスターです。

 

キック・アス




インセプション




イングロリアス・バスターズ




ホビット




ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー




コードネーム U.N.C.L.E.




007 スペクター




スターウォーズ フォースの覚醒




スーサイド・スクワッド




シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ




スターウォーズ ローグ・ワン






X-MEN: アポカリプス




マグニフィセント・セブン




ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅




シング




美女と野獣




…ね?
みんな大好きな映画ばかりですよね。

キャラクター別にポスターを作られる映画は
まだまだたくさんあります。

キャラクターで観客の心をがっしり掴むのって大事ですよね。
「洋画好き」と仰っている映画ファンのなかにも
映画そのものよりも映画の中のキャラクターや
それを演じている俳優にお熱な方が少なからずいらっしゃるように思われます。
まあ、確かにストーリーが多少不味くても
キャラクターに好感が持てれば
それだけで好きな作品になりますからね。
ここに「萌え」ができるとさらに観客はのめり込んできます。
ですから、そのキャラクター(たち)に再び逢いたいがため
「続編希望!」となります。

今飛ぶ鳥を落とす勢いのマーベルも
ディズニーに委託したのは個々のストーリーより
数多あるアメコミのキャラクターの方が大きいですよね。
あれだけ無尽蔵にキャラクターがあれば
単独だろうがクロスオーバーだろうが使い倒して
向こう何十年いくらでも大ヒット映画が作れること
間違いないです。

私事ですが、
かつてネットのチャットなどで
「映画ファン」として知り合った20年来の友人の多くが
すっかり映画から離れてしまい、
口々に「最近見たい映画がない。」と溢す事が増えてきました。
実際、シネコンのラインナップを見ると
キャラクター重視の映画ばかりで
お薦めできる映画がないことに気づかされます。



お!バカんす家族

2016-12-11 09:02:00 | MOVIE
本日の映画は
レンタルDVDとして入荷された時から
気になっていたけれどもなかなか借りる機会に恵まれなかった
「お!バカんす家族」



です。

GEO富山地区限定旧作7泊8日50円で借りてきました。

まず、目を惹くのは
原題はただの「Vacation」なのに
「お!バカんす家族」と来たこの邦題!!
配給会社のドヤ顔が目に浮かぶようです。

DVDジャケットでは
「ハングオーバー!」シリーズの
エド・ヘルムズ主演を売りしています。





え~っと…エド・ヘルムズって誰でしたっけ?

ということでwikipediaで検索したところ
ああ、スチュー役の人ですね。


右端の歯が欠けている人です。




…メガネかけてないと判んないよ!

いやいや、そんなことより
うっかりwikipediaで検索したことで
この映画についてジャケットでは一言も触れていない
ある事実を知ってしまうことになったのですが、
それはおいおいと。

「エド・ヘルムズ主演なの?じゃ、絶対見なきゃ!」
という映画ファンが日本にどれだけ生息しているかは
判り知れますが、
無難に云えば
「エド・ヘルムズ主演」を押し出すよりも
「お!バカんす家族 ブルーレイ&DVDセット(税抜3990円)」


日本でソフトを売るためにはまずはイケメン押しです。ヘルムズよりヘムズワース!

のように素直に
クリス・ヘムズワースの出演、
もしくは
みんな大好きノーマン・リーダスの出演を示唆しておけば
映画女子の喰いつきが良かったのではないでしょうか?
 
 


ということでつらつらをあらすじを追っていきますと。

旅客会社エコノエアーで働く国内線パイロット
ラスティ・グリズワルド(エド・ヘルムズ)は
妻のデビー(クリスティーナ・フップルゲイト)と
二人の息子
ジェームズ(スカイラー・ギソンド)
ケヴィン(スティール・ステビンズ)
を愛する一見普通のお父さん。


一見すると申し分ない家族なのですが…。

ある夜のこと
タブレットでここ十数年分の家族写真を眺めていたところ
写真の中の妻の表情がどんどん曇っていっていることに
気が付き愕然となります。


次男が生まれる前には笑顔でだった妻が年を追うごとに無表情になっていきます。

それまで深く考えていませんでしたが、
年の離れた息子2人もとても仲が良いとは云えず
「どうやら我が家はよその家庭ほど
上手く行っていないのではないか?」
そう考えたラスティは家族生活のマンネリを打破するため
車での大陸横断旅行を決行します。

行先はもちろん自身の思い出深い土地
ワリー・ワールドです。


ラスティの子供の頃の家族写真はみんな楽しそうなのに…。

早速ネットで調べると、幸いにも
30年前に家族旅行で訪れたワリー・ワールドは今も健在。
30年前両親と妹と楽しんだあのジェットコースターも
絶賛運行中。
これは行かないわけにはまいりません。

で、翌朝にはレンタカーも借りて
渋る家族を説き伏せレッツゴー!

ラスティもこの映画スタッフも
30年前の旅行を再現する気満々です。


そうです。再現する気です。

…ん?
再現?


そうなのです。
この作品、タイトルからして単独の作品のように見えますが、
シリーズものの最新作だったのです。
それも第5作目。

遡ること
1983年に公開された
「ホリデーロード4000キロ」から始まり
1987年の
「ナショナル・ランプーンズ/ヨーロピアン・ヴァケーション」
1989年
「ナショナル・ランプーンズ/クリスマス・バケーション」
1997年
「ベガス・バケーション」
につづいての本作となります。
ただし第4作目までは
ラスティの父親クラーク(チェビー・チェイス)が
家族を巻き込んでのドタバタ喜劇となっているそうです。

云うなれば、ピンク・パンサーシリーズにおける
「ピンク・パンサーの息子」みたいなもの?

今さら過去作をGEOに借りに行く気にもなれず
(そもそも在庫はあるの?)
ネットを漁って急遽予告編だけ見て予習しました。


第1作目のオリジナル予告編。あらかじめ見ておくと良いです。

30年の月日は主役交代ばかりではなく
いろいろなところにも変化をもたらします。
例えば車。

今回の大陸横断旅行に使われるのは
アルバニアの最新技術プラグインハイブリッド
タータン社のプランサーという車なのですが
これがかなりの曲者で
どのくらい「最新技術」かと申しますと
手っ取り早くこのCMを見ていただければ
お分かりになると思います。


カーナビは韓国語です。流石最新モデル。

ね?おもわず試乗してみたくなったでしょ?

車内には無線もついているので
後ろを走るトラックとも交信ができます。

ただしうかつなことを云って
相手を挑発するのは厳禁です。


そうそうこの次男は躾と云う名の体罰を施したくなるほど性格が悪いです。

おかげで一家は旅行中、ずっと
ボンネットにテディベアーを飾った大型トラックに
つきまとわれる羽目に…。

それはさておき、途中テネシー州メンフィスで
妻デビーの州立大学時代の黒歴史が暴かれたり
温泉地に立ち入れば地元民に
「観光客には知られていない秘湯」と騙され


もちろん立札は彼らの目に入っていません。

下水処理池で汚物まみれになったり
なかなかラスティの家族旅行は思うとおりになりません。
家族に気持ちもどんどん離れていくばかり。
車もちょっと目を離したすきにぼこぼこに(レンタカーなのに!)。


カーウィンドウは粉々に壊され荷物を盗まれた上にこんな落書きまで!

貴重品はおろか車に積んでいた荷物も着ていた服も盗まれ
這う這うの体で妹オードリー(レスリー・マン)の家に向かう
ラスティ一家。


登場シーンにこんな字幕が冠ってしまうクリス・ヘムズワース並びにレスリー・マン。

そこでもカウボーイである義弟の手伝いをすれば
牛を轢き殺して今度は血まみれになるラスティ。


この次のシーンはマジ「閲覧注意」です。

その後も予約した川下りでインストラクターの機嫌を損ね
死にそうな目に遭いもはやラスティ以外の家族は意気消沈。
流石のラスティも旅行の続行を諦めざることに…。

ちょうど車も壊れた(した)ので
ずっとグリズワルド一家の後を尾行けていた
トラック運転手(ノーマン・リーダス)に
とりあえず父親の家まで送ってもらうことにします。


実はまんま「森のくまさん」だったストーカートラック運転手。

そこで父親になんとなく諭された気になったラスティは
初志貫徹を決め、再び父親から借りた車に家族を押し込み
ワリー・ワールドを目指します。


そこでこの車の登場ですよ。

はたして、ラスティは家族のきずなを取り戻せるのか?


ワリー・ワールド、普通に人気スポットです。

ということでシリーズを見続けてきた人には
嬉しいサプライズキャストもあり
かなり懐かしめたのではないでしょうか?

これが「ナショナル・ランプーンズ」シリーズ初見の私には
ちっとも懐かしくありませんでしたが。


え?これ、チェビー・チェイスなの?


久しぶりの新作にスタッフも張り切ってか
そんじょそこらのアメリカドタバタコメディでは
見られないえぐめのネタがいっぱい施されています。

マーライオン風ゲロ吐き、
糞尿塗れ、
そして、スプラッタ映画張りの
臓物添え血塗れ描写がございますので
本当に本当に視聴(閲覧)注意です、この映画。

一応、クリス・ヘムズワースが身体を張って
目の保養になってくれますので


ヘムズワースのこの甘いマスクと完璧すぎる肉体はコメディ向きですね。

女性の方も楽しんで見ることができますが、
とりあえずその手のネタがダメな方はご注意ください。

あ、それから今風な配役として
「アントマン」で人気急上昇中のマイケル・ペーニャも
出演しています。







「世界」繋がりで映画を2本続けて見てみたところ意外と世界は狭いことが判ったという話

2016-11-28 11:52:00 | MOVIE
本日はレディースデーが祝日に被っていたため
ちょっと贅沢に
午前中は「この世界の片隅に」(日本語字幕版)を



ひき続き夕方から「世界の果てまでヒャッハー!」



を見てきました。

「この世界の片隅に」を日本語字幕版で、
はともかく
「世界の果てまでヒャッハー!」なんてマイナーなフランス映画を
地方シネコン定番、
「順次公開」と云う名の週遅れ、月遅れ上映にされることなく
都市での公開と同じ日に公開するとは驚きです。


こんなんですけど、おフランスの映画です。

公式サイトの「THEATER(劇場情報)」のページ見て
正直驚きましたもの。
あ、富山でも公開するんだ…
って。

そんな「世界の果てまでヒャッハー!」、


日本の宣伝では
「オシャレの国フランスでは昨年公開され、
興行収入2週連続No.1、8週連続Best10入りを果たすという
まさかの驚異的大ヒットを 記録したコメディ」
としか語られていませんが、
実はこの映画、「続編」です。

いかにも単独作品のような邦題がつけられていますが、
原題の方は2つタイトルがあり
ひとつが「All Gone South」、
もうひとつが
「BABYSITTING 2」と云います。

「BABYSITTING 2と云うからには「1」があるわけで
鑑賞前事前に検索しましたところ
前作「BABYSITTING」(2014)は
日本では劇場公開はおろかソフト化もされておりませんでした。(*)


ロッテントマトの顧客満足度は62%と微妙。

幸いにもyoutubeで見られるようなので
こちらの方をとりあえず先に見てから
続編を見ることにいたしました。

もちろん、「BABYSITTING」の方は
日本語字幕はなく音声フランス語の映像となりますが、
そこはそれ
コメディなので大体のところは
セリフに頼らなくても判るようになっています。

ざっくりとしたあらすじを申しますと

主人公のフランクは漫画家志望のさえない草食男子。


気の弱く心優しい主人公が周りに振り回されてえらい目に遭う系のコメディです。

デビューのチャンスを伺いつつ、
今は大手出版社の受付をやっています。
そんなフランクですから、恋の国フランスに生まれながら
もうすぐ30になると云うのに恋人もいません。
片思いの相手であるソニアのフェイスブックにメッセージするのにも
うじうじ悩んでしまう程の晩熟です。

ある日のこと勤め先の社長から偶々目を付けられ
一晩夫婦で留守にする間、
社長の一人息子レミーの面倒を見るよう頼まれます。
ところが、その日はフランクの30回目の誕生日。
夜には幼馴染のサム(異常な女好き)と
アレックス(ものすごいバカ)がフランクのために
友人たちを大勢呼んで
盛大にパーティを開いてくれる予定でしたが、
社長命令とあらば仕方ありません。
パーティより子守を優先するフランク。
しかし、事情を知ったサムとアレックスが仲間を引き連れて
社長宅に押し寄せてパーティを決行してしまいます。


左からサム、フランク、ソニアとレミー、ソニアの従兄エルネスト、アレックス。

翌朝、警察からの電話に起こされ
慌てて自宅に戻った社長夫婦が目にしたのは
見るも無残に荒れ果てた屋敷内。
レミーの姿もフランクの姿もなく残されたのはビデオカメラだけ。
手掛かりを求めビデオカメラに収められた映像を再生した
社長夫婦と刑事たちが見たものは…。

というのが前作のお話。

[[youtube:JHgLmF-X344]]
こちらが予告編。英語字幕付きのもあります。

フランクとその仲間が突如行方不明となり
残されたビデオカメラの映像から何が起こったのかが
徐々に判ってくると云う作りは前作も本作も同じです。

2年後にあたる本作では、
前作のラストで自身の体験を基に描いたコミック
「子守 Babysitting」が
サイン会を開くほどヒットし


フランクの処女作「子守」。
タイトルと云い、効果音の「ドキ」と云い日本の漫画の影響を受けています。


人気漫画家の仲間入りを果たしたフランクが
これまた前作で恋人となったソニアと
彼女の父親が経営するブラジルのリゾートホテルに
挨拶がてらバカンスに出かけるところから始まります。


フランクがソニアの父親に土産として持参したのがデビュー作の「子守」です。

トラブルメイカーの幼馴染サムとアレックスも一緒です。
この旅行でソニアにプロポーズする予定だったフランクですが、
サムとアレックスが引き起こすトラブルに巻き込まれ
プロポーズはあえなく失敗。
翌日、機嫌の直らないソニアを残し
ジャングルクルーズに向かったフランクと仲間たち。
ところが、全員が消息不明となってしまいます。
その後、どういうわけかサムが撮影していたビデオカメラだけが
ホテルの敷地内から見つかります。
手掛かりを求めビデオカメラに収められた映像を再生した
ソニアと父親たちが見たものは…。
(以下本作のネタバレはありません)


舞台がパリにある一介のお屋敷から
大自然あふれるブラジルへと広がったため
おふざけも下ネタもさらにパワーアップ。
エスプリって何?フランス映画ってこんなんだっけ?
と、首をかしげたくなるほど
(こちらが思うフランス映画にしては)おバカが突き抜けています。

いやあ、つくづく思いしらせれましたが、
フランスの荒ぶるパリピ(と云ってもアラサー)には
もはや笑いを越えて恐怖を感じます。
昨今のアメリカンコメディーでも
あそこまで羽目を外すことはないのでは?
と、感心するほどの破壊力。

特に前作は酷かったです。
なにしろ、ただの他人の家を酔った勢いだけで
完封なきまで叩き壊しますからね。
さすが祖先代々獣肉を食べてきた人種は違いますね。
アメリカの「ハングオーバー」シリーズですら可愛く思えてきます。


特に今回のアレックスのトラブルメイカーぶりはつき抜けています。

そして、その「ハングオーバー」シリーズ同様
フランクとアレックス、サム、
ソニアの従兄エルネストのキャラクターが
非常に面白いので
TBSラジオウィークエンドシャッフルのパーソナリティ
宇多丸師匠のお言葉を借りると
「またこいつらに会いたい!」と云う気持ちになります。
出来れば、これで終わらず第3作目も撮ってほしいです。

ただ、いくらフランスで
興行収入2週連続No.1、8週連続Best10入りであろうと
キャッチーな邦題をつけようと
宣伝に林家ペーパー子を起用しようと
出演している俳優のほとんどが日本人にはなじみにない俳優です。

そのせいで入口が非常に狭いです。

私が観た回ではお客さんが2人だけ。
上映29館としてもよく日本で劇場公開できましたね。

遠く離れた渋谷・新宿・梅田・心斎橋の劇場では
「ヒャッハー割引」なるサービスも行われ
配給会社、集客に頑張っています。

なんでも
①着ている衣服にブラジル国旗のカラー(黄、緑、青の3色すべて)が入っている方
②ブラジルに行ったことがある方(証明書としてパスポートをご提示ください)
③着ている衣服にフランス国旗のカラー(青、赤、白の3色すべて)が入っている方
④男女合わせて5名以上でご来場のグループ(全員男性、全員女性でも可能)
は通常1800円のところ1100円で観ることができるんだとか。

改めて公式サイトを拝見しますと
フランク役のフィリップ・ラショー、
アレックス役のジュリアン・アルッティ、
サム役のタレック・ブダリの3人には
「La Bande a Fifi 」というコント集団(?)の一員だそうです。
(Fifiはリーダーであるフィリップ・ラショーの愛称。)

というわけで 「La Bande à Fifi 」で映像検索すると
まあ出てくるわ出てくるわショートコントの数々が。

その一つがこれ。


…あれ?これって?

映像をご覧になって気がつかれた方も
おられるのではないでしょうか?

「Chut Chut Chut !」なるこのコント、
日本のテレビ番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」の
オープニング企画「サイレント図書館」が元になっています。

まさかフランスのコメディー映画からダウンタウンに辿りつくとは!
世界中を巻き込んだという
「サイレント・ライブラリー・ムーブメント」、恐るべし。

そんな 「La Bande a Fifi 」の面々が
実際のところフランスでどのくらい人気があるのか判りませんが、
(主に活動していたのは2005~2009年?)
「8週連続Best10入り」のカラクリは
このへんにあるのかもしれません。

強いて云えば
「日本で大ヒット!」と銘打って
フランスで「エイトレンジャー2」を公開するようなものかしら?

こうして全国公開するくらいですから
「エイトレンジャー2」をほど酷くはありませんし
この作風に慣れれば面白いです。

広げるだけ広げ暴れるだけ暴れて
それらが回収されないまま
あれよあれよとハッピーエンドを迎えるため
「これじゃ笑えない」という方もいらっしゃると思います。
ですのでオススメはできません。

そういう感じでは
オランダのコント集団「New Kids」の映画
暴走!ターボ・バスターズ
とその続編「暴走!ニトロ・バスターズ」に近いものがあるかも。


オランダの5人組のおバカもかなり凶暴です。

まあ、いくらおバカとは云え本作はあそこまで
お下劣ではありませんけどね。
かろうじておフランスの体面を保っていますし。

下ネタ上等なので万人におススメすることはできませんが、
出演者たちが次々と本当に素敵な笑顔で登場してくる
エンドクレジットが素晴らしく
こちらもニコニコして劇場を後にできとても楽しい映画でした。

あの「デッドプール」であのデッドプールさえ
ネタバレを憚っていた
「127時間」のネタバレをあっさりしていますので
ご覧になる際はご注意ください。


とりあえず第3作目期待しています!


(*)
「真夜中のパリでヒャッハー!」と云うタイトルで
2017年1月21日~2月10日
ヒューマントラスト渋谷
「未体験ゾーンの映画たち2017」内で公開されます。
お近くの方は是非。





毒をもって、悪を制す

2016-09-17 09:43:00 | MOVIE
本日の映画は


絶賛公開中の「スーサイド・スクワッド」



です。

云わずと知れた
DCエクステンデッド・ユニバースの第3作目にあたるこの映画。
次々と世界歴代興行収入ランキングを塗り替えている
「マーベル・シネマティック・ユニバース」に対抗して
同じアメコミ出版社であるDCコミックスが打って出た
スーパーヒーロー映画シリーズDCEUですが、
いまのところMCUの足元にも及んでいない様子。

MCUと比べ話も映像も若干く見えるせいでしょうか?

そんなDCEUが起死回生をかけて公開したのが
みんなが大好きなヒーローではなく
敵キャラクター(ヴィラン)を主役に据えた
本作「スーサイド・スクワッド」です。

その意気込みたるや、前作にあたる
「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」の
入場者プレゼントとして
こんなリバーシルのクリアファイルが用意するくらい。


初日に貰いましたが、マイミクさんにあげてしまって手許にありません。

もちろん映画好きの期待度も高く
ネット上ではすでに本作の詳しいレビューが
所狭しと押しひしめいています。

そんななか今更とりたてて書くこともなく
まだ公開第2週目に入ったところということもあり
ネタバレにならないよう
ここではざっと本作の紹介だけしたいと思います。


と云っても映画館では繰り返し予告編が流れ
世間でもこれだけ話題になっているのですから
だいたいの内容はご存知ですよね?

簡単にご説明しますと
ある計画の遂行のために特殊な能力を持つ犯罪者集団が
人を人とも思わないようないけ好かない
政府筋の人物の手によって
集められ否応なくチームを組まされます。


私が作りました。

と云っても殆どがこの映画で初お目見えするキャラクターたち。
マンガを読みこなしている方々には
お馴染みのキャラクターでも知名度がいまひとつです。

そこでご丁寧にも各々の能力や趣味などを
紹介した映像が用意されています。


この紹介映像は予告編だけでなく本編にも使いまわされています。

これは至れり尽くせりですね。

なぜそんな鼻つまみ者である彼らに徒党を組ませることになったのか?


元を糺せば彼のせい…じゃなくて彼を地球に送り込んだジョー・エルのせい。

それは政府にとって大きな利点があるからです。

なにしろ死刑や終身刑となって服役していた悪党ですからね。
そう、彼らは使い捨てOK!
例え任務に失敗し途中で逆に殺されることがあっても
政府にとっては自分たちの腹が痛むことはありません。


なので中には全く活躍を見せないままお亡くなりになる方も…。
(画像はスリップノットさん)


どちらに転んでも害虫駆除できるわけです。
スーパーマンの代わりはいませんが、
犯罪者であればバットマンがいくらでも補充してくれます。

という経緯で結成された「タスクフォースX」でしたが、
碌な説得も説明もされないまま任務に向かった途端
見た目グロテスクな怪物たちが
彼らめがけて襲い掛かってくるではないですか!


間近で見ると結構気持ち悪い造形となっているザコ戦闘員の皆様。

戦う相手がこれ?!
何この化け物?!
数半端ないんですけど?!

と、そこではじめて自分たちがまんまと騙されていたことを
知る特殊部隊の皆さま(一部除く)。


ザコ戦闘員が彼らを襲うのはメンバーの一人(中央の人)を略奪するためです。

しかし、ここまで来てしまった以上後には引けません。
各々の能力を駆使し敵を撃退していく特殊部隊。

同じ犯罪者といっても
愛する家族のためにこの仕事を引き受けた者もいれば


と口では云っていますが、根は娘思いの良いお父ちゃんデッド・ショット。

愛する男に翻弄されて犯罪者に身を落とした女性もいて


この映画の最大の功労者ハーレイ・クイン。

生まれも育ちも犯罪歴もコングロマリットだった特殊部隊の間に
なんとなく仲間意識が芽生えていきます。

スーパーヒーローとは違い過半数以上が普通の人間で、
一人一人の能力は微々たるものですが、
力を合わせればなんとかなるかもしれません。


敵はこんなんですけど。

なんといっても最終的には炎の鉄人が
うじゃうじゃ襲い掛かってくるザコ戦闘員を
きれいに一掃してくれるのですから助かります。


メンバーの中ではこの人だけが特殊能力をもっています。後は基本普通の人。


はたして彼らは無事任務を遂行することができるのでしょうか?!







…?

…あれ?
自分でここまで書いておきながらなんですが


これって映画「テラフォーマーズ」の説明じゃ……


え?!「スーサイド・スクワッド」の話をしていたんじゃないの?!



だってですよ?

いけ好かない政府筋の人に集められた
犯罪者による特殊部隊が


云うなれば日本の「タスクフォースX」です。

任務の大半を
肉体改造された大量のザコ戦闘員と戦う話ですよ。


テラウォーマーズも全く言葉を発せず問答無用で集団で襲ってきます。


「テラフォーマーズ」じゃん!


犯罪者とは思えないほどさわやかな笑顔を振りまいておりますが。

こちらの特殊部隊のメンバーは
本人承諾を得ていない状態で
事前にバグズ手術をいうものを受けており
体内に昆虫のDNAが組み込まれています。

それによって
特殊な薬剤を注射することで昆虫人間に変身することができ
変身の際にはどのような昆虫の能力が備わっているかを
「解説マン」がナレーションと映像で逐一報告してくれます。


映画の中でも「解説マン」がこのようにメンバーの能力について説明してくれます。
ちなみにこのキャラクターは山田孝之がカッコよく演じています。


そこまでして集められた犯罪者ですが、
ろくろく紹介もされないうちにあっさりと使い捨てられる
キャラクターが数人います。

「スーサイド・スクワッド」でも
「テラフォーマーズ」でも
見栄えが良くなるよう
両若男女問わず様々な犯罪者をスカウトしてきたようですが、
2時間ちょっとの映画で全員に活躍の場を与える余裕などなく
むさくるしい中年メンバーから
どんどん切り捨てられてしまいます。


碌に活躍もしないまま退散する一部メンバー。

戦闘に適した特殊能力やキャラクターデザインの方も
種類に限りがあるのかところどころ被っています。

「テラフォーマーズ」でも
なんと


ここにも炎の鉄人が!!。

炎を操る能力者が最も活躍する傍らで
男がらみの犯罪者でツインテールの萌えキャラが
しれっと美味しいところをもっていくのです。


毛先だけをカラーリングしたツインテールが2016最新モードてか?

チームものでありながら
それぞれの能力をうまく使い協力しあって戦うシーンが
少ないもの同じ。

加えて計画が世間に露見しそうになった途端
ラスボスが資料をどこかの企業に譲渡することで
責任逃れしようとし
結局悪党と呼ばれる人たちがちっとも悪党に見えないなど
共通点多すぎるでしょう!!


それなのに
どうしてここまで評価に差がついてしまったのでしょうか?


あ、ジョーカー?
ジョーカーがいないせい?


あ、でも、この小栗旬ならジョーカーもなんなく演じきれそうな気がしてきた。


と「テラフォーマーズ」と比較して見ましたが、
殊、アマンダ・ウォーラーさんに関しては
あの人割と
「エイジ・オブ・ウルトロン」から「シビルウォー」に到るまでの
トニー・スタークですよね。

流れ的には

アマンダ→世界平和のために人間ではないエンチャントレスの力を利用しようとする。
トニー→世界平和のために人間ではないウルトロンを生み出す。

アマンダ→しかし、思惑通りにはいかずエンチャントレスは人類滅亡を目論む。
トニー→しかし、思惑通りにはいかずウルトロンは人類滅亡を目論む。

エンチャントレス→ザコ戦闘員を大量生産。
ウルトロン→ザコ戦闘員を大量生産。

アマンダ→「タスクフォースX」に後始末をさせる。
トニー→「アベンジャーズ」に後始末をさせる。

アマンダ→この失態に関して特におとがめなし。
トニー→この失態に関して特におとがめなし。

アマンダ→とは云うものの「タスクフォースX」が手に負えなくなったので他(ブルース・ウェイン)に託す。
トニー→とは云うものの「アベンジャーズ」が手に負えなくなったので他(国連)に託す。


…ね?
この2人似ていませんか?

なのに鑑賞後の印象は
アマンダ→超許せん!
トニー→超可哀相!
になってしまうようで、やはり人徳って大事ですね。
うんうん。



だけど 信じてる 信じてる 君を信じてる

2016-08-24 16:19:00 | MOVIE
本日の映画は
めでたく日本ではDVDスルーと相成った
「SPY」



です。

この映画を存在を知ったのは昨年の8月のこと。

海外映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」で
94%という高い支持率を得ていながら
その後一向に日本公開の目途が立たたず
思わずmixiで
「なんでやねん!」と愚痴ったところ、
映画好きのマイミクさんから
「出演俳優の知名度人気度ともに日本ではイマイチ、
題材も、見ればグイグイ引き込まれるんだけど
プロモだけで興味を惹くにはイマイチ。」
とコメントされました。


日本では知名度人気度ともに日本ではイマイチな皆様。


がーん。
そうだったのか。

…いやいや、
私が記憶する限りではジェイソン・ステイサム出演作で
日本では劇場未公開DVDスルーとなったのは
「デス・リベンジ」と本作ぐらいのはず。

まあ、たしかに単体で主演を張った「ワイルドカード」では
パンフレットが作られていなかったくらいですから
知名度人気度ともに日本ではイマイチなのかも…。

だからとは云え、海外俳優沼のお姉さま方の間では
「惑星一美しい男。※頭皮を除く。」の異名をとる
ジュード・ロウまでもが「イマイチ」と評されるとは…。


現在ペプシのCMに出演中のジュード・ロウも往年の女性映画ファンにとっては
「かつてのイケメン俳優」なのでしょうか?


さように日本ではアメリカのコメディ映画が
受け入れられないと云うことなのでしょうか?
(英国人俳優が顔を利かせてますが、英国産ではありません)

思い起こせば、
この映画が公開された2015年は
空前のスパイ映画ブームの年だったはず。

それに乗り遅れたと云うのは
俳優の人気以前によほどのことではないでしょうか?

とまあ、再度愚痴ってみたところで一介の映画好きには
どうしようもないことで
遅ればせながら長期休暇(お盆休み)を利用して
新作DVDでレンタルしてきました。

あらすじを掻い摘んで紹介しますと




スーツケース型核爆弾を追う
CIAの諜報部員ブラッドリー・ファイン(ジュード・ロウ)は
コンビを組む内勤分析官の
スーザン・クーパー (メリッサ・マッカーシー) の通信による誘導で
ブルガリアのヴァルナに潜入。

難なく核爆弾の隠し場所を唯一知る
ティホミル・ボヤノフ(ラード・ラウィ)を
追い詰めることはできたものの
誤って彼を射殺してしまいます。

スーザンの的確な指示で何とかその場から脱出できたものの
唯一の手掛かりがパアになってしまいました。

しかし、その後のスーザンの調査でボヤノフが生前に
娘のレイナ(ローズ・バーン)に遭っていたことが判ります。

レイナが父親から核爆弾の隠し場所を聞いていたかもしれない
と判断したCIAはファインを彼女の家に潜入させますが、
今度はあっけなく見つかり返り討ちに遭ってしまいます。

その様子をファインの瞳に装着した
小型カメラを通し目の当たりにしてしまうスーザン。

どうやらCIAの情報が漏れているようで
レイナはトップエージェントの名前と顔を入手していることを
カメラの向こうにいるスーザンにほのめかします。

おかげで手持ちの諜報員を使えなくなったCIAはお手上げ状態。

このままではスーツケース型核爆弾はなすすべなく
犯罪組織に売却されてしまいます。

そこで内勤故レイナに顔の割れていないスーザンは
自分が現場エージェントになると
上司エレイン・クロッカー (アリソン・ジャニー) に申し出ます。

これまでデスクワークしかしたことないスーザンの起用に
一部からは反対の声を上がりますが、申し出は受理され
まずは核兵器売買の仲介人である
セルジオ・デ・ルーカ (ボビー・カナヴェイル) を追って
パリに向かうことになるスーザン。

はたしてただのアラフォーおばさんのスーザンが
危険な任務を遂行し世界を救うことができるでしょうか?


というハラハラドキドキの
正統派スパイアクションコメディ映画である本作。

オープニングクレジットと音楽
あからさまに「007」シリーズを意識して作られて
それだけでぐっと心を掴まれます。

と云っても「007」の焼き直し的なスパイ映画では
お話になりません。

それこそ日本では劇場未公開となってしまいます。

そこはそれ。
ちゃんと他との差別化を図っております。

2015年公開の他のスパイ映画を見てもお判りのように
「男性の(もしくはハニートラップ可能な美女のみに許された)領域」
とも云えるスパイの世界。

そこを敢えて
イケメン凄腕スパイブラッドリー・ファインをはじめ
ファインをライバル視する腕自慢の脳筋スパイや
リック・フォード(ジェイソン・ステイサム)、
インド映画に出てくるカーチェイスのような
華麗なるドライビングテクニックの持ち主で
女好きなアルド(ピーター・セラフィノーウィッチュ)
と云った現場で活躍する男性諜報員らを
ことごとく「おバカ」な人物として描き
容姿に自信がなく自他ともに過小評価され続けていた
40女のスーザンを「実は有能な人物」として描いているのが
この作品の面白いところです。


ちなみにスーザンはこれまでのスパイ映画にありがちな美人スパイではありません。

元々、現場でのスパイ活動を陰で支えるスーザンの能力は
相棒のファインも認めているようにかなり高いのですが、
上司からはそれに見合う評価を受けていません。

年上の女上司からも「どんくさい中年女」扱いをされています。

ただし、それは彼女ひとりに限ったことではなく
どうやらCIA内においては
裏方である分析官チーム自体が
表舞台で活躍する諜報員と比べて
軽い扱いを受けているような描写がなされています。

ひょんなことからファインの後釜として
念願の現場に出ることになり
同じ分析官で親友ナンシー(ミランダ・ハート)と
手と手を取り合って喜ぶスーザン。


諜報員となったスーザンはナンシーとコンビを組むことになります。

花形部署とは云え、現場の諜報員がどれだけ危険で大変か
最も間近で見ている彼女たちでさえ
(特にスーザンはパートナーを殺されています)
あれほど外勤に憧れるというところに
CIA内における差別問題を感じずにはいられません。

なにしろ彼女たちのオフィスの環境は
パリの場末にある肥溜めホテルより劣悪なのです。

諜報員らが華やかに世界を飛び回っている裏で
分析官チームは天井裏には蝙蝠、
室内にはネズミが大量発生するようなオフィスで
働かされているのです。

現実は非情です。
こんなところにも差別は存在するのです。

しかし、念願の諜報員になったところで
待遇が画期的に良くなるわけではありません。

それが証拠にパリに潜入するスーザンに支給された
はじめてのスパイ道具は

「防犯用の笛」に見立てた指紋認証付き吹き矢(毒針入り)、

一見「除菌スプレー」に見える
セキュリティ・システムを無効化する催涙スプレー、

「お尻拭き」に見立てたクロロフィルム、

「緩下剤」の薬瓶に入った解毒剤、

暗視スコープ付き腕時計は「フォーエバー・フレンズ」の写真入り
と云う華麗なるスパイの世界などほど遠いものばかり。

いくら独身女性が旅行に持ち歩きそうな品を
用意したとは云え非道すぎます。

文句を云ってもバチはあたらないと思います。


武器担当に対し婉曲に抗議するスーザン。そこまで卑屈にならんでも…。

長年ファインの相方を務めてきたスーザンには
自分がどれだけ非道い扱いを受けているのが丸わかりです。

昨今、日本のマスコミでは何かと持ち上げられている
アラフォー女性ですが、現実何てこんなもの。

かようにスーザンがいくらCIAに貢献しようとも
アラフォー女性がちやほやされるなんて
ほんの限られた美魔女に許された特権であり
所詮は「女性は見た目が10割」と云うことを思い知らされます。

本作の監督であるポール・フェイグ監督は
最新作であるリブート版「ゴーストバスターズ」でも
オリジナルでは男性が演じた主要キャスト全員に女性を配し
女性差別主義者から激しい批判を受けたそうですが、
本作も女性問題の観点から見るとまた違った見方ができそうです。


女装した男性歌手ヴェールカ・セルヂューチュカの起用もそういう思惑から?

と云っても私はそこまで頭の方が良くないので
深い考察は別の方にお任せいたします。

まず見終わって思ったのは
少女漫画のフォーマットに則っているなあ…
です。

我がことながら安い感想ですね。

この映画におけるヒロイン、スーザンは
周りからも女として扱われず
自分に対しても自信が持てない典型的な地味ヒロイン。


見た目はこんなんだけど女子力は高いよ!ケーキ作りもお手もの。チコリが隠し味。

年齢的に
「いつか私にも王子様が…。」は
「私なんて…。」と諦めてしまったところがありますが、
総合女子力は非常に高い女性です。


自己評価がただならないほど低いヒロイン。


親友は彼女を褒めますが、女性は意外とお互いを褒め合う生き物なのです。

そんな彼女が密かに恋しているのは
いつも彼女のそばにいて紳士的な態度で接してくれる
見た目も中身も超イケメンな王子様です。

ね、少女マンガでしょ?(それも昭和的な)

でも、彼女の秘めたる思いは王子様には伝わっていないし
彼女の方も王子様が振り向いてくれるなんて思ってもいないから
そんな雰囲気になってもすぐに自分から冗談にして
誤魔化してしまいます。


女心の判らないニブチンなのかはぐらかしているだけなのか判らない王子様。

恋に臆病なヒロインなんです。

そんななか彼女にやたらちょっかいを出してくる男子が現れます。


いきなり年下の女性に対し「おばさん」呼ばわりです。おいこら、ハイネック!

平然と彼女をブス呼ばわりし目が合えばケンカばかり


でも、王子様とは違って本音で云いたいことが云いあえる相手です。

その割にはなにかとヒロインの目の前に現れ
「もう!いったいなんなの、あいつ!」
と、普段は大人しいヒロインをイライラさせる相手。
少女マンガにはつきものですよね、こういう男子。

口では「お前とは絶対ヤれない。」とか云いながらも
(少女マンガではそんなあけすけな表現がしない)
定石通りなら彼こそが本命?と云うダークホースです。

他にも女の子と見れば誰彼かまわず口説いてしまう
女たらしにやたら気に入れられ付きまとわれます。

気が付けばなんだかモテモテのヒロイン。

これを女性ヒロイン至上主義って云うんですか?


なんやかんやとモテモテです、ヒロイン。

さらには高慢ちきで意地悪なライバルも登場。


しかもヒロインのことを見下しよる。

男っ気がなくなって3年と4か月。
ここに来ていきなり訪れたモテ期に
戸惑うヒロインの恋の行方はいったいどうなっちゃうの?





これ!これですよ。

で、最終的には王子様とではなくツンデレ男と
もれなくどうにかなっちゃう…と。


え?そうくる?

この映画のジェイソン・ステイサムなんて
口を開けば自分の自慢話ばかりで
女子のみならず同じ諜報員仲間からも陰でバカにされているような
「おバカ」男子です。

その自慢話ときたら

目隠しで水上スキー
中年すぎてピアノ
自分で心肺蘇生
目からガラスを自分で抜く
高層ビルから飛び降りコートをパラシュートにして両足骨折
飲んだマイクロチップを排泄してPCを作る

で極めつけはこれ↓。


速攻でスーザンから「それは無理でしょ!」とツッコまれました。

他にも必要とあらばオバマ大統領の影武者にもなります。

私的には「中年すぎてからピアノ」がツボですね。

スーザンには「何云ってんの?こいつ?」みたいな
扱いを受けてしまいますが、
こちらといたしましては
元々ジェイソン・ステイサム見たさにDVD借りてきていますからね。
点も甘くなると云うものです。

終盤、ファインもアルドも
あっさりとフェイドアウトしていく中
いつまでもスーザンとナンシーにつきまとい
「…よもやこいつどさくさに紛れて
女子会に参加するつもりではあるまいな?」
と思わせるところもステキです。


大好きなファインからディナーの招待を受けておきながら


親友との夕食を優先するスーザン。いい女ですね。


…ってなんでハイネックまで一緒についてくるの?

流石にそんな野暮なことはせず
散々カッコつけて退散するフォードでしたが、


海よ俺の海よ 大きなその愛よ♪…ですね。(実際は湖)

エンディングを見る限り
結局女子会に乱入してそのままベッドに雪崩込んだ模様。

エンドクレジット後


流石、ポール・フェイグ監督。エンドクレジットもいっさい手を抜いていません。

におまけ映像が付いていますが、
この後いったいどうなっちゃうの?


これが最後につくことでほのぼのとした気持ちで映画を見終えることができます。

確かに一見すると、男性キャストも女性キャストも
「イマイチ」に見える映画かもしれませんが、
それだけで見落とすのは惜しい映画です。

続編ができればぜひ日本劇場公開に!!