しろいうさぎとお月さま

病気をきっかけに日々の独り言を書き始めました

もう少し・・・

2012年10月31日 | 日記
昨日は1日病院。
朝から入り、終了は17時。
最近、少し生きる気力を取り戻していたつもりでしたが
錯覚だったのだなあ・・・・と

昨日は転移細胞の検査結果の内容と
術法、再発防止のための治療法のおおまかな
見通しについての話がありました。
なんとなく、この間から幕が下りていくような
終わっていくような感覚は前ぶれだったようです。

癌細胞でもいろんなタイプがいるそうです。
中でも、私の癌細胞はおとなしいタイプではないことがわかりました。
手術してみないとはっきりはしないと言われましたが
おそらくよい状態でないことは確かなようです。

年内お休みといっていた予定が来年の夏までになります。
手術→抗癌剤→放射線治療のフルコース

生きていられるのかな・・・
また、何も考えられなくなりました。
とにかく、時間がない・・・

病院帰り
会いたい人に会いに行きます。
1人、2人、3人、4人
たくさん、たくさん、かわいがっていただいた
大好きな大先輩の方々

 抱きしめてくれる先輩
 一緒に泣いてくれる先輩
 辛かったね 
 もう一人で頑張らなくてもいいんだよ
 生きるという気力が一番
 みんなあなたの力は分かってる
 必要な人なんだから
 将来を期待されてるんだから
 同じ病気でも完治している人がいる
 ずっと頑張りすぎてた
 人生のほんの一部の休み
 待ってます
 人のために・・・ばかりではダメ
 もっと、もっと自己中心にならなくちゃ
 もっとわがままにならなくちゃ
 完璧すぎた、走りすぎたからちょっと休憩
 仕事なんてどうでもいい
 あなたという人間が好きだから
 ・・・・・・・・
書き尽くせません。
たくさん、たくさんプレゼント
突然の訪問
おもいっきりわがまましてます。ごめんなさい。


しなければならないこと
したいこと、たくさんたくさんあって
胸が一杯になってしまいます。

時間がありません。
神様お願いです。
もう少し待ってください。

自分の中で覚悟ができたら
生きることに専念しますから・・・
自分を優先することにトライしますから・・・
不器用な私です。
もう少し待ってください。

会いたい人に今日も会いに行きます。
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大事に大事に

2012年10月30日 | 日記
昨夜は満月でした。
お月さまの光が優しく照らしてくれます。
仕事帰り・・・
車の中に入り一時月を眺めます。
私が私になれる
唯一の時間なのかもしれません。

病気が分かってからは泣いてばかりだった私
でも最近、泣くことができなくなりました。
もう涙が涸れてしまったのかもしれません。
悲しさと言うよりは
一つ一つが幕をおろしていくような感覚がしてならないのです。
弱気なのでしょうか。
生きたいとは思います。
でも、私の中で何かが変化しているのは確実なのです。
よく分かりませんが・・・


今までは、仕事がたくさんあることに
辟易したり、忙しいことに不満を抱くことが
当然だった自分・・・
いかに愚かでいかに贅沢であったのか
今頃になって気付く私です。
仕事が好き・・・
子どもみたいですが原点はそうなんだなと・・・
この職種を選んだ時を
いつから忘れてしまっていたのかな・・・
だからこそ、今を仕事ができることを大事に大事に
そして、ベストを尽くさなくてはなりません。

今日は、一日手術前の検査です。


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プレゼント

2012年10月27日 | 日記
大きな仕事が一つ終わりました。
やり遂げることができ幸せです。

緊張することもなく、
ずっと心の中は穏やかでした。

ほっとして座ったとたん
眠気が・・・心地よくって
このまま横になったらずっと眠れるかも・・・
目が覚めないでほしいなあ・・・と思ってました。
最近は全く飲めなかったお酒の力をかりて
眠ることがほとんどだったので・・・

仕事の応援には昔の顔がたくさん!
なつかしい人が来てくれました。
案内に名前を見つけて
来てくれたとのこと・・・
なんだか、泣きそうになりました。
また、感想メールやお疲れ様メールまで・・・
私のまわりにはやっぱり素敵な人ばかり
私って、その時その時に出会った人たちに支えられて
生きてきたんだなあ・・・と改めて感じてました。

仕事のうちあげの中、
「早く戻ってきてよ」
「居ないと困るんだからな」
「絶対に治るから」
「電話いっぱいするし」
「帰ってくるまで持ちこたえる自信ないけど
 がんばるし!」
「帰ってきたら、絶対に走ろうな」
「もう泣いたらあかん」
「はい、食べて食べて」
「復活してもらわんと、たまりませんよ」
などなど、いっぱいプレゼント・・・もらいました。

そして自宅に帰ると
父や母が
「よくがんばった」
「よかった、よかった」
「一緒にがんばっていこうね」
「がんばれ、がんばれ」
「治る治る」
泣きながら母が私の背中を
さすります
親不孝ばかり・・・
迷惑ばかり・・・
ごめんなさい ごめんなさい
 

・・・大きな仕事を一つ終えることで
私の中の何かも・・・
終わっていくような感覚におそわれます
何なのかなあ・・・何かの予感?


また一週間後に大きな仕事
ある意味仕事納めになります。
できる喜びを噛みしめて
悔いのないようにしたい・・・
でも、本当は終わって欲しくないと願う自分がいます。
本当は「終わる」ということがとても怖い・・・


今夜もお月さまを眺めます。
空気がひんやり風もあります
それでも外で眺めることを
やめられません

そして、願います。
その願いはずっとずっと変わりません。
おやすみなさいと呟きながら
また、今日もそっと心に蓋をします。

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2012年10月26日 | 日記

今日の大きな仕事を前に
嬉しいことがありました。

昨日の夕方
お世話になった、
たくさん教えていただいた方が
遠方より講演にこられました。
昨年の京都以来です。
お会いしに行くと、とても喜んでいただき
ご自分の研究のために協力をして欲しいと・・・
大きなチャンスをいただきました。
今日の仕事を録画して報告です。
自分の仕事をはっきりと評価してくれる人が
存在することに幸せを感じます。
ありがとうございます。

今日の大きな仕事のために
いろんな方から応援いただいています。
ありがとうございます。

楽しい時間はあっという間
病気のことを忘れられる
そんな環境の中で生きていられることに
感謝します。

ひとつひとつが
私の生きている証です。
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自分史

2012年10月24日 | 日記


退職するころ自分史を書こうと決めていました。

そんな中、自分が中学生の頃書いた詩が掲載されていた冊子を
再び手にする機会がありました。
こんなこと考えてたんだ・・・と思わずちょっと笑ってしましました。
照れくさいです・・・


「ひとりぼっち

 晩秋の薄日を受けて
 一人の老人が
 私の目の中にいた
 
 なんて小さいんだろう
 十数年という時を
 あんな小さな背中に
 背負ってきたのだろうか
 それは
 大海の中の桜貝のように
 小さくもろい 

 なんてさみしんだろう
 あふれるほどの
 夕日の光を
 背中いっぱいにおい
 何を思い何を考え 
 生きてきたのだろう
 人間のさみしさとみじめさを
 いっぺんに背負っているようで・・・・・・
 それは
 落ち葉のささやきのように
 さみしく悲しい

 いったいどこまで
 あの老人は
 時の中を
 さまよい続けるのだろう

 いつしか老人と影がひとつになり
 夕日に手を合わせる老人の姿だけが
 目に残った 」


大人になる前の自分との再会。
嬉しかった。
時々書いていた詩。
また、書きたい。


同僚と約束。
復活して、
生きて帰ったら、
一緒にマラソンに付き合ってもらうこと
いろんな地域のマラソン出場
がんばらなくては・・・です
隣の同僚から結婚式の招待をうけました。
必ず出席して欲しいと・・・
ありがとう


昨日、リンパへの転移の検査結果がでました。
確実に転移ありでした。
奈落の底へ落ちていく自分。
もう、あまりにもたくさん泣きすぎて
昨日は涙がでなかった。


ますます、急がれます。
最後のわがまま・・・。
勇気をだして、
逢いたい人にメールします。


そろそろ自分史をスタートさせなくてはいけません。
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