愛用の帽子と本
「神様のボート」江國香織
病室で読み終えました…
入院する前にドラマ最終章は観てきました
原作と場面設定や取り巻く環境は微妙に違うけれど
物語の根底に流れているものは変わらなかった
あとがきに作者が狂気で危険な小説って言ってるけれども
私はちっともそうは思えない
自然なことに感じてしまうのは
私は‘神様のボート’に
すでに乗ってしまっているからかもしれない
見つけ出してくれると信じて…
なんて…幸せな想像を病室で一人楽しんでいる
そんなこと…自分の今の姿を見れば
叶うはずがないことに気がつくのに
でも…一瞬たりとも疑うことがない馬鹿な自分もいる…
どんなに時間が過ぎようと…
朝食です…ジュースを一口飲んで終了
見ただけで気分が悪くなります
贅沢極まりないこと
罰があたります…ごめんなさい
もともと心配なことや気になることがあると
食べることが出来なくなるタイプなんですが
今の食欲不信は脅迫されているような感覚に陥ります
いつになったら口に運ぶことができるかな
一週間経ちます
生きることにまだ向き合えずにいます…
友だちの点滴台
副作用で全く食べれず…
相変わらず死んでる状態です
朝はヤクルト1本昼はアイス少し
後は点滴にたよるばかり
そんな中
年度末ということもあって
仕事の異動についてのメールがいろいろ入る
半分死んでる状態の私には遠い世界に思う
この病気で休む寸前まで没頭していた詩集作成
パネリストの役目をこなし目立たないように
みなさんに満足してもらうことが目標
なんとかやりこなし原稿におこすこともできた
感無量の一冊
その時の情熱を忘れていないからと
仕事上での立場や名誉的な役割も
そのまま残して待っているからと連絡があった
ありがとうございます(;_;)
娘は私が仕事に戻るとは思っていない
得意な作ることを生かして
何処かで小さなお店を開き
手作り小物や手作りパン、コーヒー
ケーキを焼く日々を過ごしていくのだと
思っている....今度、生まれ変わったら
迷うことなくそんな生き方を選ぶだろうな
想像しただけで何てなんて幸せなんだろうか...
ポートの埋め込み手術が
月曜日にが終わりました。
気分は宇宙人に連れていかれて
身体の何処かに何かを埋め込まれた人間って感じ
写真は傷跡
傷口は小さいけれども器具が入ったので
盛り上がっています…
何かここに生存してる？って感じです
ちょっとした手術と思っていたら
とんでもなかった…。
手術中は全身麻酔ではないので
お医者さんと看護師さんとのやり取りが聞こえる
私との会話もしながらの手術です。
器具が入るのは何だか不気味
痛いよ～(;_;)
昨日は4回目の抗癌剤投与
死にました(°_°)
血圧が下がり過ぎるのが
私の弱点だそうで脂汗冷や汗出てきて
意識がなくなることに(._.)
昨日からは水しか摂取できていません
明日は少しよくなってるかな
生きようと思えるかな
明日、入院です
いよいよ４回目の抗癌剤投与にむけて
病院に帰らなければいけません
午前中の血液検査の結果が大事
白血球数が投与できるまでもどっていないと
投与が中止になってしまいます
３回目の時には入院したものの
検査結果がダメだったので
投与が中止になりました
そして明日はポートの埋め込み手術
夕方からです
頑張ります・・・闘います・・・
入院中ブログ書きたいと思います
昨夜のお月さまもきれいでした
祈ることしかできません・・・
でも・・・生きていれば必ず
いいことがあり、つらかったころを
懐かしく思える日がくると信じて
私は生きています・・・
明けない夜はない！
入院中・・・お月さまを眺めることができないな・・・
