あゆどんのつれづれなるままに

ここは、木の花での子ども達の遊び風景の断片を綴る「園長日誌」。木の花幼稚園での様々な場所で、子ども達が織り成す情景の随想

4月15日 そこに木があるから・・・・

2015年05月08日 | 日記
今年度初の年長さんのグループクッキング。
・・・と同時によっしーにとっても初クッキング。大丈夫かなあ・・・・という他の先生方の不安をよそに、意気軒昂なこどもたち&よっしー。最終的に「おかず」から「デザート」になった一品もあり、子ども向けと言うか珍味と称すか? さすがよっしーと毀誉褒貶、賛否両論。おもろいねえ・・・いや美味しいねえ。



 さて全国植樹祭が今年5月に石川の木場潟で開催とのこと。そのため石川県産材のモノを使っている施設の特集取材で記者さんが来園。園庭に案内すると街中とは思えない自然環境に驚かれる・・・。

 コナラ、椎、銀杏、栃などの落葉樹、夏みかん、カリン、アケビ、李、栗、柿、杏、梅、グミなどの果樹、桜、枝垂れ桜、山桜、紅葉などの目に映える木々・・・。保育環境としての自然素材や観察、虫や野鳥、自然科学や食に関わる活動、ツリーハウスや木登りなど身体を使う遊びまで、その幅の広さと奥行きの深さは尋常ならず・・・・というお話を色々とさせてもらう。石川県産材のウッドブロック(丸太)や木道を含めて、年輪を重ねながら進化し続ける庭、その象徴的な存在が樹木。下手な大型遊具を置くよりもよほど意味があると思うなあ・・・。(大人だって癒される。)

    

 また石川県産の間伐材で作った小型積み木もこどもたちの好きな遊具のひとつ。大型積み木のミニチュア版だが、感触的な素材であり、同時に幾何学的な構成体験を大型積み木同様、身体で覚えていく優れものの遊具だと思う。そんな中で遊びながら育つこどもたち。園庭の自然環境の豊かさと科学リテラシー、実践的な応用力との相関関係を検証している研究者もいるそうな。

 石川県産材を使ってこどもたちの生活が広がり、さらに故郷の林業振興に繋がれば幸いだ。

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