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ニョゼな日々のサジン

実は毎日何かが起こっている。

ギリジン

2005-09-25 | エンタメ
最近はまっているものは、専らラーメンズである。
急きょライブDVDを裏ルートで入手した。
一日中観ていたら、飽きはしないがお腹いっぱいになった。

昨日は寝る前に「怪傑ギリジン」とニセ父さんのネタ(タイトル不明)を観た。
小林氏はよく笑わずにいられるものだ。
けれど時々は笑う。それを見て私は「よし!」と思う。
これは恋か?
シュールな作品の中にもこういう片桐氏暴走系があるのが好い。

狐宰相の御成り

2005-09-13 | エンタメ
引き続き『東周列国』に挑戦中。

鄭庄公の後、主役は斉桓公、宋襄公へと移り、ついに舞台は晋へ。
晋献公の登場。
太子が献公へ贈った肉に一服盛ったという疑惑が持ち上がってお家騒動が顕在化。
もちろん献公のスイートハニー・リキちゃんとその一味による陰謀。
その陰謀にストップをかけるべく、満を持して狐突が登場!
想像にも知人にも似つかぬ、気が強そうでおめめ爛々なおじいちゃん。
けど狐突の言にも献公は耳を貸さず。
狐突の息子が重耳の側近やってるもんだからいまいち信用されないみたい。
太子は自殺しちゃうしその弟二人は離散しちゃうしで、リキの作戦勝ち。

で、所変わりまして太子の弟・重耳の居所。
公子重耳を囲んで側近達は深刻な表情。
狐毛・狐偃兄弟、趙衰、介子推の面々。
ん?介子推??
蒲城の時点で介推は仲間になってたんだっけ。まぁいいや。
とにかくそういう一部の巷じゃ超有名な人がごっそり出てきた。オール髭。
そこへ献公の命令で宦官が重耳を殺しにやってきた。
ちなみに閻楚じゃなくて勃提とかいうやつね。
逃っげろ~という話になって重耳の流浪が始まり始まり。
重耳この時43歳。その割りにお若い。

インファナル・アフェア

2005-09-13 | エンタメ
マフィアに潜入した囮捜査官と警察に潜入したマフィアのお話。
トニー・レオンが結構好きなので観たけれど、アンディ・ラウもいい俳優だと思った。
金城武と共演した「LOVERS」の時にはそうは感じなかったけど。

とてもテンポの良い映画だと思う。
マフィアと警察、互いから流し流される情報で急展開する捜査と麻薬取引。
両者の作戦失敗により”潜入”がいることが判明、互いの組織内で始まる暗躍。
二人の”潜入”の邂逅と最期のあっけなさ。
全くもったいぶらない展開は見事。
気になるのはラウ(潜入マフィア)のラストシーンでの敬礼が衷心からなのかどうか判然としないこと。
真実が闇に葬り去られたことを内心ほくそえんでいるのでは?とも思わせる。

これがハリウッドでリメイクされる。さぁどうなりますか。
ブラピ?ディカプリオ?マット・デイモン?
キャストを豪華にすりゃいいってもんじゃねぇ。


監督:アンドリュー・ラウ/マック・アラン
出演:トニー・レオン/アンディ・ラウ
    アンソニー・ウォン/ケリー・チャン 他

唐さん登場

2005-09-02 | エンタメ
『東周列国』春秋篇第2話で唐国強さんが登場しました。
『三国演義』で諸葛孔明を演じた方。
あの優雅な身のこなしったらお見事ですよ。
幼い頃に見たこのドラマのせいで、今でも私の頭の中では孔明=唐氏。
こんな方が主演はってる三国演義、名作です。

さて唐氏、今回は鄭の庄公として登場。
逆子で生まれて母親に嫌われたゴ生くんです。
孔明のときと顔が全然違う。やっぱりメイクなのか。
唐氏が見たくてわくわくしていたにも拘らず、第3話になるまで気付かなかった…。
ちなみに唐氏が出てることは知ってたけど、何役なのか知らなかったのです。
なので2話を再鑑賞。
太子時代はヒゲがない。全く別の役者だと思っていたら、あの目の感じ…。
唐さん…唐さんなの??
そうみたい。不覚っ。
ヒゲがあるほうが恰好良い。
でもヒゲがあるのは演技をしてる時だけだろうしなぁ。
もし道ですれ違ってもヒゲがなかったら絶対分からんわ。

鄭庄公ってのは武張った感じ。
ゲルググみたいな鎧がよく似合っておられた。
礼服姿も凛々しくていらっしゃった。
孔明と違って余裕があまりない感じがまた好し。
周王に戦を挑むのですもの、ギリギリとした表情であってこそ覇者ですわ。
庄公の姿を追うのに必死だったのであとの感想は無し。

さわり見た感じ、先は長い。クラッ

2005-08-30 | エンタメ
中国大河ドラマ第4弾(自分的に)
『東周列国』に手をつけました。
ちなみに第1弾は『三国演義』、第2弾は『側天武后』、第3弾『劉邦と項羽』。

はい、話を元に戻して『東周列国』。
1話完結型っぽい。1話目は周の幽王と褒ジの話。
まぁそれはどうでも良いのですが。
これ全部見るのは相当きついっす。
今まで見た大河ドラマは目当ての人物がいたりして、話も全部つながってるのでわりとサラっと観ることができるんだけど。
ぶっちゃけるとワタクシ、春秋時代にとくに好きな人物がいるわけではないです。
なぜ観るのかといえば、観る暇があるから。
でも眠気には耐えられそうにない。さっそく1話観ただけでダウンしたし。

とにかく出てくる人出てくる人おっさんばっかり。
それはいいんだけど顔が覚えられない。
みんなヒゲ。ヒゲが黒いか白いかくらいの区別しかつかん。

褒ジはけっこう美人でした。コン・リーをちょっと貧相にした感じ。
笑わない美女役が似合う顔立ちなのではないかと思う。
ちょっとアンニュイな表情。
寵愛されてんだから笑わなくていいじゃんよー。
男って勝手だね。無理に笑わせなくていいじゃん。
奥さんが笑わないのはダンナのことが好きじゃないからだよ。
って思っちゃダメかしらこの場合。
それか、もしかしたらお笑い芸人を連れてくれば、大掛かりな烽火をあげることは無かったかもしれないね。
先王の陵墓に副葬した馬が地中から出てきた、その生まれ変わりなのだという設定でした。ちょっと不気味な女。翳があって当然か。

それにしても全12巻。
無理っぺー。

劉邦と項羽⑧

2005-08-21 | エンタメ
終わった終わった、見終りましたー。

劉邦が死んだところでお話が終わりました。
いやー、いいところで終わりましたね。
この後なんてゴタゴタしすぎてとてもお見せできませんもの。
とくに戚夫人の悲劇なんて目もあてられないし。
けどホウ越は塩漬けにされちゃいました。
そして英布がそれ食べちゃいました。
英布、咳き込んでました。どうやら美味しくないみたい。

最終巻では跡目争いの火種が生まれていた。
太子は呂后の子で気の弱い盈。
ライバルは劉邦の寵姫・戚夫人の子の如意。
結果的には盈が太子であることに変わりはない。
劉邦はやんちゃな如意のことが気に入っていたみたいだけど、「俺が軍を率いたら敵なんてぶっ殺してやるぜー」と、幼子とは思えない危険な発言をする如意の性格からして2世皇帝には向いてないんじゃないかと思った。

劉邦が死んだとき、呂后の目から一粒の涙が。
「あんなじいさんになんて可愛がられたくないわ」なんて突き放してたくせに、やっぱ劉邦のことが好きだったのかな、と思わせるような演出でありました。
彼女の不器用さが垣間見られるシーン。
でもずっと不倫してたんだけどな。そこが不器用さといえばそうなのか?
女ってよく分からない。


さぁ、次は『東周列国』だ。

劉邦と項羽⑦

2005-08-11 | エンタメ
「私は……鬼か……」

とは、蕭何の言葉。
娘婿である韓信が謀反を企てていることを呂后に告発した後のこと。
この告発によって娘婿ばかりか孫まで死に追いやってしまったことに愕然として搾り出した言葉でありました。
で、韓信の奥さんも獄で夫と最期の対面を果たすと自らの簪で絶命。
そのあとホウ越も謀反&命令違反の罪で殺される。
ついに粛清の嵐が吹き始めたといったところ。

ちなみに項羽はだいぶ前に倒されています。
その場面たるやあまりに有名なのでここではカット。
大漢王朝が建国されるやいなや、登場人物がみんな老け込んじゃいました。
張良なんかすでに仙人かぜ吹かせてます。もう修行しなくていいんじゃないからしら。現在絶食中。
一方初登場から全然年をとらないのが女性陣。うらやましい。基礎化粧品はド○ホル○リン○ルかしら。

ここまで観てきて気になることが数点。
登場人物がよく「神よ!」と叫ぶのですが(日本語字幕による)、この時代の一般認識では「神」ってどういう存在なんでしょう。
神=天 だと考えていいのかしら。
日本人が受け入れやすいように字幕で「神」と表記してるだけかもしれませんが。
というかその可能性のほうが高いかも。
神……信仰心のない私には未知の存在であります。

気になることふたつめ。
夏侯嬰(劉邦の御者)の影武者がいること。全然似てないんですが。
同じ服着てるけど顔が全然違うときがたまーにありました。
夏侯嬰は多忙なんだろうか。
御者だけじゃ食っていけないから何か副職でも…?
食玩組み立てとか。

劉邦と項羽⑥

2005-08-09 | エンタメ
目下赤丸急上昇の注目株は陳平。
うさんくさい顔をしている。
けどいい顔で笑う。
この人どこかで見たことあるような……。
もしかして『三国演義』出てた?
何はともあれ、いつでも張良と一緒。
でも仲良しっていう感じでは全くない。

史実の陳平って私の中でいまいちはっきりしていなくて、結局何を考えてたのか皆目分からない。
出世欲はそこそこあるけど野心とまでは呼べない感じなような……。
そうか、この人って普通の人なのかも。
でもハンゾーじいさんを項羽から引っぺがした時の計略はとってもダーク。
ダークというか陰険。女が使いそうな手だと思った。
ちょっと性根の曲がった普通の人?
うーん……陳平評については最終回まで保留にしておこう。

社会人のための歌舞伎鑑賞教室

2005-06-23 | エンタメ

国立劇場で上演されていて、毎月演目が違う。今回は『毛抜』
一幕なので気軽に観ることができて、リーズナブル。
国立劇場は2階席でも舞台までの距離が短いので十分な見晴らし。
今回は1等席だったけど端のほうだったので花道が見えにくかった。

さて、「鑑賞教室」と題されているとおり、上演される前に「歌舞伎のみかた」という解説をしてくれる。
今回解説してくれたのは坂東亀三郎さん。
この方は現役バリバリの若手歌舞伎役者で、今回の『毛抜』にも出演されている。
でもこの解説のときには、ノーメイク(笑)で登場。
一緒に観に行った人いわく、歌舞伎役者はセリフは言えても口下手な人が多いのだとか。
けれど亀三郎さんはとっても上手く、分かりやすくお話してくれた。
しかも声がめちゃめちゃ好い。要チェキであります。
1等席の最前列一帯を若い人が占めてるなぁと思っていたら、某理科大の学生が団体で来ていた。
そして何とその中から2人を舞台上にご招待!小道具を実際に使ってみたり、亀三郎さんと一緒に見得を切る練習をしたりと至れり尽くせり。
刀の使い方を教えてもらったりもしていた。
う、うらやましぃぃ。
刀振ってみたいぃぃ。
そんなこんなで目の離せない解説でありました。

で、『毛抜』。
とても分かりやすいストーリー。勧善懲悪。
あらすじを紹介しておきますが、これは何も予備知識がないほうが楽しめるかも。
観に行く機会がある方はリンクを見ないことをおすすめします
ネットで拾いました⇒http://home10.highway.ne.jp/giraffe/rinks/kabuki_s_kenuki.html

解説をしてくれた亀三郎さんは清廉潔白な家臣役。
悪役の家老は亀三郎さんのご尊父・坂東彦三郎さんです。
で、主役が粂寺弾正(中村信二郎さん)という男。
画像はパンフレットの粂寺さん。画像粗っ。やっつけ仕事ですみません。
こいつが男にも女にも見境なく手を出します。
どっちにもフラれるんだけど(笑)
フラれると「面目次第もござりませぬ」と観客にむけてお辞儀をする。
この辺りは江戸庶民にウケたことだろう。
さすが日本のエンターテインメント。

ヒロインのお姫様は奇病のせいで婚約の話が進まないんだけど、この姫を演じたのが17歳の坂東巳之助くん。
三津五郎のご長男だそうで。
もしかして声変わり中??
声がだいぶ無理してる感じで通りも悪かったけど、見目はとても綺麗なので今後に期待です
がんばれ平成っ子!

とまぁ、けっこう楽しめます。
入場時に各種パンフレットと一緒に台本ももらえるのでセリフが聞き取れないという不安も解消です。
もちろんイヤホンガイドも貸し出してます。
来月は義経千本桜です。
キツネがかわいいですよ。
1500円で2等席が買えます。いかがでやんしょ。

国立劇場
クニタチゲキジョウじゃないよ。


さらば、わが愛

2005-06-23 | エンタメ
相変わらず目当てのDVDがレンタル中。。。

今回は中国映画。
チェン・カイコー監督作品。
チェン・カイコーと言えば、コン・リー。
コン・リーとチャン・ツイィーの区別がつかなかった事があるのはこのワタクシです。

舞台は太平洋戦争前から文革までの激動の中国。
京劇の花形役者の悲劇的な愛の物語。

『覇王別姫』という演目で虞姫を演じる蝶衣と覇王項羽を演じるシャオロウ
蝶衣は現実においても、シャオロウの側女でありたかった。
けどシャオロウにとって舞台は舞台。
舞台をおりれば女を買うし、奥さんと出会ったのだって遊郭だった。

で、その奥さんがコン・リー。
夫に尽くしまくる。頭が良くて弁の立つ頼れる女性。
けど最後はその夫に捨てられる。
あの表情切なかったなぁ。最後に何か言おうとしてたけど、何だか煮え切らないような、それでいてさっぱりしたような顔してたから嫌な予感がしたんだよね…。

シャオロウは蝶衣も奥さんも裏切った。
と言っても、彼だって文革の嵐に巻き込まれた被害者ではある。
けれど11年後、虞姫と覇王は再会し、舞う。
ラストの蝶衣の気持ちは分からないでもない。
けれど終始謎なのはシャオロウの心情。
彼は何がしたかったんだい?
彼が一番愛していたのは彼自身なのかも。


監督:チェン・カイコー
出演:レスリー・チャン
    チャン・フォンイー
    コン・リー
    ルォ・ツァイ