A-感想ブログ

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ときめきメモリアルシリーズについて語ってみよう(その1)

2006年08月06日 | その他ゲーム
強化月間一発目の作品語りは、ときめきメモリアルシリーズ。
「またなんでときメモ?」と思われるかもしれませんが(私もそう思います)、私のゲーム人生におけるある種の原点とも言うべき作品なので、いっちょやってみっかーと決めました。
ときめきメモリアル・ときめきメモリアル2・ときめきメモリアル3・ときめきメモリアルGirl's Sideについて語っていきたいと思います。
サブシリーズやぱずるだまについては、今回は触れません。
余裕があれば、ときめきメモリアルGirl's Side 2ndKissの前感想も書けたら良いなぁと。(まだ未プレイなので、あくまで前感想)

なお、文章中の各シリーズの略称は、
ときめきメモリアル・・・「1」
ときめきメモリアル2・・・「2」
ときめきメモリアル3・・・「3」
ときめきメモリアルGirl's Side・・・「GS」
ときめきメモリアルGirl's Side 2ndKiss・・・「GS2」
となっています。
今回の「その1」では、「1」についてのみの語り書いています。
「その2」で「2」と「3」、「その3」で「GS」と「GS2」について語る予定。
全シリーズ、ネタバレ全開でいきますのでお気をつけください。


それでは語り、いってみましょー。



<ときめきメモリアル>

ときめきメモリアル。
初めてこれをプレイしたのは小学生のとき・・・しかも友達の家でだったと思います。
何故か友達(♀)がソフトを持っていたんですよ。
今でも不思議なんですが、あの友達は一体どういう経緯でときメモを購入したんでしょうか。
縁遠くなってしまったため、真相を聞き出すことは一生できなさそうです。
で、そこでプレイさせてもらったこのゲームがとても面白かったので、その1年後くらいに、自分でセガサターン版を購入しました。

そんなわけですから、恋愛シミュレーションというジャンルのゲームをプレイしたのは、このときメモが初めてです。
「学力や体力・容姿などのパラメーターを上げつつ、女の子とデートを繰り返し、卒業式の日に女の子からの告白を受ける」という、単純といえば単純な内容ですが、このゲーム内容に私は惹かれました。

まず、「各パラメーターを上げる」ことが楽しかったです。
容姿を磨けば根性が下がるし、運動すれば容姿が下がる。勉強ばかりしているとストレスが溜まるけれど、かといって寝てばかりだと雑学が下がり社会のテストが上手くいかない・・・などなど。
色々と試行錯誤しながら、運動系の主人公を育てたり、文系の主人公を育てたり、あるいはパーフェクトな主人公を目指したりと、そんな操作がたまらなく面白かったのです。

そして、女の子との会話選択。
デートやイベントにおける会話の中で、基本的に一度は「選択肢」というものが登場します。
その選択肢によって、各キャラが好感を持ってくれたり逆に悪印象を与えてしまったりするわけですが、この「どういう返答をすれば好印象を与えられるのかな?」ということを考えるのが、これまた面白い。
たとえば、水族館でデートをした時に、女の子から「(魚が)綺麗だね」と言われたとします。
そのときの選択肢は、
①「うん、綺麗だね」
②「まるで水の中のアートだね」
③「あの魚おいしそうだね」
といったような感じのものが3つ登場するのですが、では、どの選択しを選べば良いのか?
それはもちろん、各キャラクターたちによって変わってくるわけです。
ロマンチックに②と返せば喜ぶキャラクターもいれば、逆に「何言ってんの?」とシラける子もいます。
無難に①と返すのがベターな場合もあります。
あるいは、普通に考えればドン引きされるであろう③の返答でも、好印象を持ってくれる子だっているのです。
本当に、キャラによって反応が全く違ってくるのです。
その一番良い選択肢を選ぶためには、当然、各キャラの性格や好みを把握しておかなければいけませんし、「こう見えて実は●●なんです」といった意外な一面も知っておく必要があります。
各諸々の個性を総合的に考慮し、「答え(一番良い選択肢)」を導き出さなければいけません。
そんなプロセスが、当時、まだコミュニケーションの「コ」の字も理解していないような小学生の私にとって斬新だったのでしょう。
今にして思うと、「会話をするときは、人によって言葉を選ぶ」ということをこのゲームで学んだような気がします。
すごい学習の仕方だな。

とまぁ、上記のように、コツコツとパラメーターを上げたりベストな選択肢を選んだりして苦労した結果、見事狙い通りに各キャラの告白を受けることができたときの喜びといったら!
さすがに、現在のように「おっしゃ、オちたー!」などと握りこぶしを作ったりはしませんでしたが、なんとも言えない達成感を感じたものです。

さあ。
そんなこんなで、ときメモシリーズ第一作目をここまでベタ誉めしてきたわけですが。
もちろん、良いところもあれば悪いところもあるのが普通のゲーム。
・・・というか、私にとってこの第一作目には、致命的な欠点が存在したのです。
そう・・・ある意味、この作品の根本的な部分を否定してしまう「私のとっての欠点」。
もうほんと、今だからこそ言える愚痴なんです。当時は怖くてネット上なんかでは叫べませんでした。
その欠点とは・・・・・・・


藤崎詩織(メインヒロイン)がね。
吐き気がするほど大嫌いだったんですよ。残念なことに。



いや、もうなんていうか、ここまで嫌いになったギャルゲーのキャラっていうのはほんと、後にも先にも彼女くらいなんじゃないでしょうか。
普通、どんなギャルゲーをプレイしていても、いくら第一印象が悪いキャラとはいえ、攻略していく過程で一度くらいは「可愛いな」とか「あ、意外と好きかもしれない」って思うものなんです。
ところが、藤崎詩織に関しては、真面目な話、一度もそういったものを感じることがないままゲームが終了してしまいました。
むしろ、「何様だコイツ」「え。何そのリアクション。計算?」的な感想しか持ったことがなかったような気がします。
そもそもこのゲーム自体が、「学園のアイドルで主人公の幼馴染である藤崎詩織に釣り合う男になるために高校3年間がんばろうぜ!」というコンセプトから成り立っているわけですから、そこは受け入れなければいけない部分と理解しつつも、どうしても受け付けられなかったんですね。
主人公が自主的に「ふさわしい男になるぞ!」と思っていると同時に、藤崎詩織自身も「私にふさわしい男になってね(今のアナタじゃ全然私とつりあってないから)」と思っている節が見てとれるのが、どうにもこうにもカチンときてしまって・・・。
他にも色々あるのですが、どこが嫌いかを一つ一つ上げているといつまで経っても「2」の感想に入れないのでちょっと省略します。
とりあえず、思わせぶりな言葉で裏庭に呼び出して「え?なに、告白?」と思わせておきながら、実はテメェの友人を紹介するためでした(しかもちゃんと紹介せず放置)~な美樹原登場イベントを見たときは、本気で殺意が湧いたということだけお話しておきます。
なんでこんな女のために、全パラメーターを120以上取らなきゃいけないんだ・・・。

あ、ついでに言うと、美樹原愛も私的には受け付けませんでした。


それでは逆に、好きなキャラについて。
藤崎・美樹原意外は基本的にみんな好きなのですが、当時は、片桐さんが一番好きでした。
次点で朝比奈と古式さん。
今だと虹野さんが一番好きかもしれません。
虹野さんは、別キャラ狙いのときにうっかり告白してくることが多かったため、プレイ中はイライラさせられたのですが、ゲームから離れると彼女が一番ツボなキャラだったのではないでしょうか。
ツボと言えば、鏡さんもですね。
「実は貧乏の大家族」設定にはまさに「ときめき」を覚えてしまったものです。
告白時にガラッとキャラが変わる紐緒さんも良かった・・・。

隠れキャラ(あんまり隠れてないけど)の館林も可愛かったですね。
今だと確実に「ストーカー」呼ばわりされること間違いなしな行動も、当時は微笑ましく見られました。

そして、伊集院。
彼女の設定は反則ですね。
ツンデレなんか目じゃないですよ、アレは。
「攻略できる」という情報を知ったときから、彼(彼女)が女の子であることを悟っていたにも関わらず、ラストの女装・・・もとい制服姿にはかなりグッとくるものがありました。
多分、鏡さんより美人だ。
この「伊集院が実は女だった」という設定のおかげで、「2」などの別シリーズにおいて「実は女(男)なのでは?」というあらぬ疑いをかけられるキャラが出てきてしまったことは想像に難くありません。
「GS2」では第二の伊集院にお目にかかることができると良いなぁと淡い期待を抱いているのですが、どうでしょう?(どうもしません)


とまぁ、こういったキャラ語りも本気で語ってるといつまで経っても終わらないのでこのあたりにしておきます。
本当は一人一人について語りたいくらいなんですけどね。
作品語りで、108人のキャラについて語らなければいけない機会が別にあるので、ときメモではちょっと自粛しようと思います。

次の「その2」では、「2」と「3」についてお話します。
先に言っておくと、「2」は死に物狂いで全キャラ攻略しましたが、「3」は二人のキャラを攻略した時点で売り払ったという経緯があります。
それを踏まえて読んでいただけると呑み込みやすいかと。


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