蒼猫絵日記
猫耳とエルリック兄弟とミクと塊魂(女体化)な絵日記。
 



「萌え」市場:2~3兆円規模を考える

「萌え」って、薬みたいなものだな~、と思う。完全なる対症療法。

>「電波男」(三才ブックス)の著者の本田透さんは「心が癒やされるところ」と話す。「人間はやはり愛を与える対象がいないという状況は寂しく、心がすさんでくる。」(中略)「先進各国で結婚制度が事実上崩壊している今、欠けている部分を埋めるのは萌え。」
>容疑者が監禁系の少女ゲームに夢中になり、自らをご主人様と呼ばせたことが明らかになったことで、まるで『萌え』が犯罪の温床であるかのような印象を世間に与えてしまったからだ。誰も傷つけたくないし、誰からも傷つけられたくないのが彼ら。
(上記記事より)

そう、「欠けている部分を自己補完しようとして発動する救済装置」のような心の動きだと思う。私の知っているオタクたちは、極端に傷つけられる事を恐れる。それは人を傷つけても自分さえ良ければいい、という考え方だったり、傷つく人を見ると自分が傷つくから誰も傷つかないように振舞っていたり、と様々な形があるけれど。そんな事はない、私は明るいオタクを知っている。という人は、「楽しさ」に対しての枯渇をオタク市場で補おうとする動きがあるのではないだろうか?

ただし、オタク市場は薬と一緒で、「悪用厳禁」であるのだ。多くの人が使う薬で快楽性が高く、常習性もあるならば、一部で利用法を間違える・意図的に外す人間も出てくるだろう。それが「ご主人様事件」他、「悪の温床・オタク市場」という印象をもたれがちである、ささいな要因なのである。

一般の人(という括りは好ましくないけれど、あえて「いわゆるオタク」との区別に使ってみる。)からしてみれば、オタクの気持ちはわからない。他の部分で心の補完・維持ができているからだ。解らないものに対して、人間は大きな防衛本能が働く。妖怪や幽霊などに逐一名前を付けて認識していないと、安心できないようなものだ。妖怪や幽霊など、つまり「得体の知れない・理解できないもの」である。
その理解できないものに「オタク」と名前を付けて、中に入って来れないように蚊帳の外に追い出してしまうための人間心理の無意識的な動き、それが「オタク排除」という行動になるのではないだろうか。
村八分という処置・アウシュビッツ収容所など、人は自分の理解できないもの、邪魔になるものは徹底的に無視して距離をおき、排除しようとする。

つまりは、それだけなのだ。

どれだけオタク市場が増えて市民権を受け、オタク市場の恩恵を受けていない側の人間の方が少なかろうが(いわゆる嗜好品…女性ならディズニーやサンリオ、男性なら野球やサッカーなどスポーツ、酒、たばこ、音楽、映画 その他収集して価値を自分なりに付け、鑑賞できるものたち…に関わる人間を全て「オタク」と名づけることが可能ならば、オタクと呼べない人はいないだろう。)、自分の理解できない嗜好を持つものは「○○オタク」と分類され、自分とは別の排斥すべき人種となる。

私は、人種区別は必要だと思う。嗜好の偏りはどうしたって出るものだし、嗜好や感覚の同じ人の方がやはり話やすい。あ、差別はダメ・ぜったいですよ。区別して住み分ける事は可能(コミケ会場なんかまさにソレ)なのだから。
自分が特別、他はキモイなんて差別だよね。なんでキモイのかって、それはつまり、キモイと感じる相手の思考・思想が理解できないからで。

だからほら、みんな言っちゃえばいいんですよ、大声で。オープンにしてれば何も怖くない。(多分)
♪ねぇむーみん♪ ♪はっずかっしがら~な~いで~ ♪てれたりしな~い~で~
「俺は猫耳少女(二次元限定)が大好きだあああああああああああああああああ!!!!!」

…♪…だか~らね~え~~


♪こっちむ~いて! (ちゃん!)








P.S. 以前、「猫耳美少女ぬーど写真集」(実写)を頂きました。頂いた時、ショックで暫く呆然としてしまいました。実写…。いや、2次元と何が違うの?って問われるとこう…。何もかもが違います。としか言えませんが。いつかポーズ資料に使えるかな~……? うーん…。(悩む)

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