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京都のバイクショップ 淡路二輪商会のブログ

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修理 ”メインスイッチをONにしても 電源が入らない。”

2012-01-24 20:37:05 | 修理、整備

”メインスイッチをONにしても 電源がはいらない。 バッテリーを新しいのに換えても 症状はかわらず ヒューズも切れていない。”とのことで修理依頼がはいりました。

引き上げにいったとき お客様から ”OFFのとき メーター内の時計は表示されうごいている(OFFのときでも時計が表示され 動いている車種。) しかし ONにすると 時計の表示が消え OFFにすると リセットされる。”とのこと

さっそく 引き上げ みてみると

バッテリー電圧OK、メインヒューズ、サブヒューズ類も切れていなかった。

メインスイッチをONにすると メーター内の時計が消え ウインカー ホーンなどまったく 作動しないし ランプもまったく点灯しない。

メインスイッチをOFFにすると メーター内の時計がつき リセットされ 1:00を表示する。

バッテリーの電圧がみかけだけで 容量がないのかとおもい ブースターをつなげてみたがやはり 同じである。

次に 電気がどこまで来ているのか点検することに

バッテリー → メインヒューズ → メインスイッチ

みてみると メインスイッチのカプラーまで 電圧がきている 12V以上をさす。

メインスイッチが故障かとおもい 導通点検してみると 正常である。

(診断に一生懸命で 写真を撮っていません。)

しかし メインスイッチをONにすると 電圧が0V近くをさす。

メインスイッチのカプラーまで電圧が来ていて メインスイッチも正常。

となれば バッテリーの供給電力が メインスイッチONにすると 消費がおおきすぎて まったくたりていなのか?

ショートしていたら ヒューズがきれるはずである。

電気はおもしろい。

Cimg2203_2

メインヒューズ → メインスイッチカプラー までの メインハーネスをめくると

Cimg2204_2

メインヒューズ → メインスイッチ 

メインヒューズ → ヒューズBOX(アクセサリーヒューズ) → 時計

のジョイント部分が テープを向いてうごかすと ぽろり

また

Cimg2207_2

ハーネスもビニールをむいてみると 銅線がすこし焼けて ぼろぼろな感じであった。

先ほどの部分が接触抵抗などで 電圧がかかり焼けたのか?

結局 バッテリーの電圧はかろうじて 切れかけ もしくは きれているが 切れた部分が接触することにより 電圧(電気の圧)はかかるが メインスイッチをONにしたときの 電流(電気の流れ)はまかなえず。 メインスイッチをONにすると電圧がかからない。

例えると 小さい勢いのある川が メインスイッチONにより 大河にそそがれ 勢いが 0になったかんじである。

Cimg2212

この車種 この年式のメインハーネスは販売終了のため

メインヒューズ カプラーから メインスイッチカプラーまで また ヒューズボックス まで 配線を引きなおし

メインスイッチをON 電源がはいること ウインカー ホーンなどの電気系の作動を確認。

OFFにしたときも もちろん 時計はリセットされてないことを確認。

バッテリー端子、ヒューズの差込等も点検。

修理完了となりました。

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