京都のバイクショップ 淡路二輪商会のブログ

バイクについての 整備、修理、情報、製品、イベント体験などを 書いております。 

タイヤ 速度記号(スピードレンジ)とロードインデックスについて

2011-05-14 16:02:38 | うんちく・小ネタ

お客様に質問されました。 例えば 下の写真

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”140/70-13 61P”について 140/70-13はタイヤサイズだとわかるが ”61P”って何ですか?

普段あまり気にはとめませんが

まず”61P”の

”P” は 速度記号(スピードインデックス)といって 規定の使用条件で、そのタイヤが走行できる最高速度を示す記号とのこと

速度記号表をみると

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”P ”は 150km/hですので このタイヤの走行できる最高速度150km/hまでとなります。 

次に ”61” は ロードインデックス といって 規定の使用条件で、そのタイヤに負荷できる最大負荷能力を示す記号とのこと

ロードインデックス表をみると

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”61” は 257kg となっていますので このタイヤに負荷できる最大負荷能力は257kgとなります。

参考までに

DUNLOP タイヤの基礎知識:http://tyre.dunlop.co.jp/tyre/products/base/index.htm


”川崎重工株式会社” と おすすめスポット

2011-04-08 17:33:08 | うんちく・小ネタ

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お客様のバイクに ”川崎重工”のステッカーが貼ってありました。

自分も カワサキ ZXR400に乗っていたとき 自分で自作して”川崎重工”と貼ってありました。

そのときは インターネットも普及しだす前で パソコンもなく、 江戸勘亭流の書体の本を購入。

型をとり カッテイングシートに写し 切り抜きました。

川崎重工株式会社は 船舶、鉄道、ヘリコプターから 工場プラントなど 様々な分野をてがけているようです、興味深い会社です。

失礼ですが、最近のカワサキ 大排気量クラスオートバイ 取り回しが軽く、走り出しも軽快なのに 最近 気がつき おどろきました。(自分が 気がつくのが遅いだけです。)

わかりにくい例えですが、CB1300SF(キャブ 2本出しマフラータイプ)の重厚さから、モデルチェンジして 現行初期CB1300SF(FIタイプ、ホイール軽量タイプ)になったときのような 取り回しと 走り出しの軽さです。

話はかわりますが

川崎重工 明石工場のバイク製造ラインなどの工場見学 企画に参加させていただき 7、8年前くらいにいきました。

今は 工場見学などの企画があるのか どうかわかりませんが あれば おすすめです。

また、神戸ハーバーランドのモザイクの波止場から 50mくらい離れた対岸に 川崎重工の造船ドッグがあり、たまに 潜水艦が メンテナンス? 入港しています。先月も見れました。

また、ハーバーランドの遊覧船から 見える たくさんの造船ドッグも 海に隣接している(たぶん 門を開閉し、海水を抜いたり、注水することで 船の出し入れをしているようです。そういう造りみたいです。)感じは 見ていて中まで覗きたくなります。

というのも 船が好きで 仕組み 船の造りに興味があります。 可変スクリューなど、船のエンジンの造りなど 見学できる ”船の科学館”はかなりおすすめです。半日はいました。

そのブースごとに 詳しい説明のパンフレットが置いてあり 1周すると テキストが1冊できる感じです。

興味のある方は 東京 お台場なので あちらに行かれることがあれば 1度 行ってみて下さい。

いろいろ見れてとても よかったです。

参考までに

川崎重工HP 船舶: http://www.khi.co.jp/product/shipbuilding/index.html

船の科学館HP : http://www.funenokagakukan.or.jp/


Yamaha ビラーゴ400 修理 ”回転をあげると アフターファイアーが起こる。”

2011-03-30 19:19:55 | うんちく・小ネタ

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先日 ヤマハ ビラーゴ400 が アクセルを開けると マフラーから ”パン パン”と アフターファイアーするとのことで入庫しました。

修理とともに ヤマハ ビラーゴ400について 少し書きたいとおもいます。

今回の アフターファイアーの 原因は 前後キャブレターの同調がくるっていたこと。 また 前後のパイロットスクリューの戻し回転数が 前後で違っているとともに 規定回転数とはかけはなれていた。 キャブレター内の汚れもすこしあり、フロートバルブの動きも悪かった。

キャブレターの分解清掃、パイロットスクリュー回転数を規定値に戻し 同調をとった。

アフターファイアーもなくなり 始動性も改善。 修理完了となった。

ヤマハ ビラーゴ で 書きたかったことは 個人的な感想ですが デザインにこだわったつくりで 面白い箇所があること

例えば

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YAMAHA Virago と書かれた タンクに見えるカバーの下には フレーム自体がエアクリーナーケースになっていること。

ちなみに ガソリンタンクはシート下にあります。

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また、このフレームとシリンダーに挟まれたキャブレター この狭いスペースにはまるように設計されたかのような造りである。

上の写真は 車台左からの写真ですが 見えているのは フロートチャンバー(ガソリンが一時的におくられてくるところ) 多くのオートバイのキャブレターでは フロートチャンバーは キャブレターの下側にあるのですが この車両は キャブレターの左横にある。

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右側からの写真 バキュームピストンが右から 左に向かって 横置きである。

たいていのオートバイのキャブレターは 上側から 垂直方向でついている。

また このキャブレター シリンダーとフレームに挟まれているため 脱着がしにくい 自分も今回で2回目だが 1回目が十年以上前で 取り付けに てこずった としか憶えていない。

コネクティングチューブ分の余裕があるが コネクティングチューブのボルトがキャップボルトのため 狭い部分にはいるように 今回も工具を加工して使った。

慣れれば そんな時間はかからないと思うが なれる前に 最近では 残念ながら 見かけないバイクである。

※また、気をつけないといけないのが キャブレターのオーバーフローパイプが 前シリンダーの左上のカバー内ささっているので オーバーフローしている車両でオーバーフローに気がつかず 前側点火プラグで 点火チェック(スパークプラグに火花がでているか?目視の点検)すると 前側のプラグが ちょうど左側なので たいへんなことになる。(どんな車両でも オーバーフローしているバイクで点火チェックは危険です。)

と言うのも 大事に至らなかったが 整備士 なりたてのことに 経験したことがあるからである。

それ以来 点火チェックは 必ず 安全をたしかめてからにしている。

ヤマハ ビラーゴ400 スリムでデザインが好きなバイクの1つで 

このバイクは 400cc V型2気筒 軽快で タンクがシート下なので重心も安定していて 街乗りはもちろん 高速道路まで ストレスなく走り 個人的には平坦な林道を軽く走っても以外と面白かったです。(タイヤがすべりやすいので あまりおすすめはしませんが)


タイヤの製造年月日

2011-03-10 18:34:10 | うんちく・小ネタ

タイヤのおおよその製造年月日が タイヤに表示されています。

ご自身のバイクのタイヤが いつくらいに 製造されているかを知るのも 日頃のメンテナンスの参考になります。

例えば

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IRC RX01(140/70-17) この タイヤのサイドウオールを見ると

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こういった 表示が ”4410” 

これは 右の10が 2010年の10で 44は 1月1日から44週間目ということになるので 

44週 × 7日 で 308日

1月間を 約30日で 計算すると

308日 は 10カ月(300日) と 8日 になるから

このタイヤは おおよそ 2010年11月上旬に製造されたことになります。

よかったら 一度 ご自身のバイクや 車のタイヤも見てみてください。