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京都のバイクショップ 淡路二輪商会のブログ

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ビッグスクーター修理 ”発進時 金属の擦れる異常な音がする。”

2011-10-15 19:56:24 | 修理、整備

ビッグスクーターが ”発進時 金属の擦れる異常な音がする。”と修理依頼がありました。

さっそく引き上げ 試乗すると 発進時 遠心クラッチが遠心力で動き クラッチしはじめるくらいのときに 尋常ではない異音がしている。

発進後 クラッチがしっかり つながっているとき 異音はないのと

ホイールベアリングや その他 車体まわりの干渉もなく、エンジンからの異音だったので

遠心クラッチをみてみることに

Cimg1988_2

遠心クラッチのクラッチシュー部分の残量はまだあります。

クラッチスプリング サークリップ スラストワッシャーをはずした状態です。(この状態が一番わかりやすいので)

これを横からみると

Cimg1989

何か おかしいことに 気がつきましたか?

新品の遠心クラッチを組み付けた状態は

Cimg1993

この状態です。

そうです。

Cimg1996

上の写真 クラッチホルダーシャフトがささる部分と クラッチシューのついた部分の面が直線でない。クラッチウエイト自体が変形しています。

これにより クラッチホルダーシャフト部分に抵抗がかり 異音を発していましたようである。

Cimg1997

走行距離も結構な距離ですので クラッチ関連部品も交換

クラッチホルダーの取り付け部分、ドリブンフェイス、ドリブンシャフトのベアリングなど異常がないことを確認。

組み上げ

発進時の異音がなくなったことを確認 修理完了となりました。

クラッチウエイトも 摩擦熱や ビックスクーターのビックトルクにより 変形したとおもわれますが

現在 メーカー確認中です。

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1 コメント

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マルテンサイト変態千年グローバル (鉄鋼材料エンジニア)
2024-11-05 19:05:32
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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