京都のバイクショップ 淡路二輪商会のブログ

バイクについての 整備、修理、情報、製品、イベント体験などを 書いております。 

メッキパーツ

2011-11-13 18:55:00 | 修理、整備

Cimg2088

バイクワックス(左) コンパウンド(右) これだけで

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この状態から 軽く磨いただけで

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この状態に

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フロントホイールも

メッキパーツは磨きがいがあります。

今回はタイヤ交換のため スミズミまではみがいておりませんが 少し磨くだけでもぜんぜん違います。

見た感じがかなり変わります オススメです。

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ホンダ プレスカブ修理 ”エンジンから異音がする。”

2011-11-03 19:52:55 | 修理、整備

ホンダ プレスカブが ”エンジンから異音がする。”とのことで修理依頼がありました。

さっそく引き取り 見てみると

アイドリング状態から アクセルを大きくあけると ”ピキ”っと音がする。

軽くアクセルを開けていった場合は 鳴らない。

さっそく レッグシールドをはずしみてみると マフラー エキパイ部分から アクセルをおおきく開けた時 白煙が

エキパイとりつけ部分の排気もれかと思い 新しいガスケットに交換したが 症状は治らず

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やはり エキパイ部分から 排気もれしている。 エキパイ部分はなおしたので よく見てみると アクセルを大きくすばやくあけると エキパイとりつけ部分ではなく ヘッドとシリンダーの間のヘッドガスケット部分から 排気ガス(高圧の白煙ガス)がもれていた。

さっそく ヘッドをはずすと

Cimg2069

この状態です。

Cimg2072

写真のピントがずれましたが ヘッドガスケットがあきらかに 抜けています。

Cimg2070_2

はずしたばかりのシリンダーヘッド あきらかに 燃焼した排気ガスが抜けています。

なぜか?

まず ヘッドとりつけのシリンダースタッドボルトが4本ともゆるんでいました。 たしかに はずすときに緩む場合もあります。製造時や 修理分解時 スタッボルトのとりつけがゆるんだまま 組み上げた場合は 当然 締め付けが緩んでくることがあります。

今回のバイクの場合 一度 ヘッドをあけた形跡がありました。それは クランクシャフトと カムシャフトの合わせ位置がクランクシャフトで360度ずれていました。 

ヘッドの締め付け不良の場合 燃焼圧に負けて ヘッドガスケットが抜けてしまう場合もあります。ヘッドガスケットの劣化もありますが 規定トルクで締め付けてある場合 起こりにくい症状だとおもいます。

360度 クランクシャフトが2回転でカムシャフトは1回転です。カムシャフトで見た場合 180度 合わせ位置がずれていました。

ただ 仕組み上問題はありませんが 取り外しの際 合わせマークであわせると 圧縮工程のはずが 排気工程のため バルブが開いた状態になるため 多少の修正が必要になります。

今回 緩んでいる4本のシリンダースタッドボルトを締め付け固定 ヘッドガスケットを新品に交換。 規定トルクで締め付けヘッドを組み付け。

アクセルを大きく開けたときの異音 ヘッドカバーガスケット部分からの排気ガス漏れがなくなったことを確認。修理完了となりました。

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