今日は、天文台からルンルン（←死語？）で帰ってきたYamaYuriです。
帰ってくる車の中でラジオを聴いていたのですが、お題に
「パチンコ店に託児施設は必要か？」
ということについて議論されていた。
街の声を聞くと、幼児が駐車場に置き去りにされたり、連れ去り事件などを未然に防げるので賛成だという意見と、託児施設の併設によってパチンコにのめり込むお母さんが増えるのではないかという反対意見とに分かれていた。
結局、パチンコが好きか嫌いかで意見が分かれているようで、パチンコが好きな人ならば、育児中のお母さんのストレス発散になって良いと言えるのだが、パチンコが嫌いな人ならば、ギャンブルで発散しなくても他の方法があるだろうと言えてしまえるのだ。
番組では専門家の人も呼ばれて、議論されていたが、つまるところ、その専門家の意見では、家庭崩壊につながらない程度であれば、パチンコ店に託児施設があっても良いのではないかということで決着をつけていた。
私は聞いていてちょっと納得がいかなかった。
私の疑問は、果たして、そういった施設で安全に子供を預けることができるのかということ。
番組の中でも、あるパチンコ店の例を紹介しており、リポーターはそのパチンコ店の託児施設は意外と清潔感があってしっかりしていたというのだが、3人の保育士に十数名の0歳～8歳までの子供が預けられていて、ベビーベッドには3人の乳幼児が寝かされていたというのだ。
私はそれを聞いただけで、しっかりした施設であるとコメントしているリポーターの感覚を疑ってしまった。
まず第一に、ベビーベッドに3人の乳幼児が寝かされているという時点でおかしくないか？
以前、無認可保育園で小さいベビーベッドに何人もの子供が寝かされて、寝返りを打った子供の下敷きになって乳幼児が死亡するという事件があったではないか。
それに、たとえ資格を持っている保育士を雇っていたとしても、年齢も違う子供を何十人も面倒を見るのは不可能だ。
パチンコ店は、お客様の子供を定員オーバーになった時点で、きちんと断れるだけの勇気はあるのだろうか？
パチンコ店の託児施設である以上、無認可で運営されることは必至だろう。
託児施設というのは、いわばパチンコ店の付加物。
そういったところで、子供の安全を真剣に考慮してもらえるとは思えない。
私は、単にこれは、パチンコがストレス発散になるだとか、家庭崩壊にまでつながるパチンコ依存症になるならないの問題ではないと思われるのだ。
その点で、今日のラジオ番組には、なにか物足りないものを感じたのだ。