やまめ倶楽部

女3人のクライミンググループ「やまめ倶楽部」。アルパイン・フリー・山歩き…と思い思いの活動の報告と情報収集&提供

悲しき願い

2015年03月31日 | 日記

3月25日(水)、28日(土)。
復活したエバさんと湯河原幕岩 サンバリーエリアへ。

25日。
サンバリー手前の簡単なアップルートでアップアップ!
いえ、さすがにテンションこそかかりませんでしたが…
あのエバさんが「なんだかお尻がムズムズする」なんて言うのにはびっくり仰天!!
でもあたしなんて、できることならリードしたくない。
なんて思ってましたもんね。
先が思いやられます。

さすが、平日のサンバリー。他に誰もいません。貸し切り状態!!
左はじの10aルートでアップなんですが…。
真ん中らへんが濡れ濡れ、水がしたたって、苔さえ生えている。
それなのに、エバさん行くんですもの。
さすがのエバさんも、濡れ濡れでギブアップ!
選手交代!
あたしは下部をありがたいTR状態で登らせていただいて…
濡れ濡れから先に果敢に挑むのでした。
なんとかかんとか、ヌンチャク掴みの技を駆使して登り切りTRをセット。やれやれ、お勤めはなんとか果たしました。

次は隣の10b/cルート。
久しぶりのあたしにはTRでも難しい。

さらに一つ飛ばして、10cルート。演歌の花道。
こちらはあたしが秘密兵器を駆使して、TRをセット。
出だしのスラブからとにかく難しい。これは下部核心。
2回登ってもまともに登れず、ムーブもわからず、揚句につま先踵が超絶痛い!
この足の痛みで一気にやる気なくなりました。
だって、あたし痛がりなんだもん!

ということで、とりあえず外岩復帰クライミングは終了。
帰りの電車で乾杯ビールも復活。
しかし!
なんと東海道線と高崎線(?)が乗り入れていて、東京駅終点じゃなくなってた!
上野まで行けちゃうのでした!
楽ちんといえば楽ちんだけど…上野も終点というわけではないので。
東京駅で降りたエバさん、そして一人になったあたしはウトウトしかけてあっという間に着いた上野駅であたふたと降りることになったのでした。

                          

帰宅して、トポを見るために本をザックから出そうとしたら…
ない。
トポが、本がないのです。
ザックをひっくり返して、入るはずのないダウンのポケットを探ったりしてはたと気が付いた!
電車の中で、エバさんとこれからの予定を相談するために本を出していたのでした。
それを座席の横に置いたまますっかり忘れていたのです。
えええええええぇ~っ!
大慌てでJRの遺失物受付に電話。
JRの人「…で、なんというタイトルですか?」
あたし「日本の100岩場です」
JRの人「はぁ?」
あたし「日本の100岩場」
JRの人「え? 日本の?」
あたし「日本の100岩場」
JRの人「え? 日本の? 100?」
あたし「100い わ ば です」
JRの人「いわば?」
あたし「そうです。日本のひゃく い わ ば です!」
JRの人「ああ、はいはい。それね…そんな届出はありませんね」
え? ほんとか? ほんとにこの人タイトル名わかったのかなぁ?
だって、あれだけ聞き直したくせして回答はやけに早くない?
あたし「え? ないですか? きょう、電車に忘れたんですけど…日本のひゃくいわばですけど」
JRの人「ないです」
ああ、そうですか。

こうして…復帰第一戦のクライミングは、落し物に届けられていて欲しいという願いもむなしく悲しい結末に終わったのでした。



外岩復活! 序章?

2015年03月19日 | 日記



 約3ヶ月ぶりの外岩。
つまり…今年初めての外岩。
なんてことでしょう!!
それまでは、毎週1日。いえ週2で外岩に通っていた時もあったというのに…。
ま、人生には色々なことがあるのですよ。

外に行かれないなら、ジムにでも通えばいいのにそれをしなかった悪いあたし。
ジムにも行かないから、ドンドン登れなくなって…暗いミング、じゃない、クライミングから逃げる悪いあたし。
逃げて逃げて…新潟へ!
ワイナリーでワインをたしなみ、エステでお肌を癒し、酒蔵で日本酒に浸り。
再び新潟、日本酒の世界へ逃避行。

もとい。
クライミングのブログでした。

ひみつのあっこちゃんと二人で天王岩へ。
前日のドピーカンはどこへやらの薄曇り。あっちゃんは花粉症。
岩場には、他に可愛らしい赤ちゃんを含めた4人パーティーのみ。
そして、岩は…意外にも湿っぽい。
さて…。
最初はどこへ行く? と顔を見合わせる。
「クラックジョイ」はまだ空いている。
んだけど…。
いまいち取り付く勇気がない、情けないあたし。

「下の岩場行こうか?」
うんうん、と下へと移動したら、あらあら、下は濡れてます。
5.8だけど、濡れてるのはやっぱりヤダ。
すごすごと上へ戻ると、「クラックジョイ」にはもう人が取り付いてました。

「涅槃の風」に取り付くことに。
あっちゃんが果敢にもリードで行きます!
TRをセットしてもらって、あたしは悠々…というわけにはいかなかった!
テンションこそかからなかったものの、一手目で体の重さをズシンッと感じ。
たかだか10m? 位の短いルートなのに、腕がパンプしかけてしまいました。

「セミ時雨」「蜃気楼」をTRで楽しんで、再び下の岩場へ。
朝よりは大分乾いてきました。
あっちゃんが「ノーリー」をやりたいな、と言っていたのでそこを。
またしても果敢にリードで取付きます。
そういうところは、あっちゃんはほんとにすごいと思います。
お互い久しぶりだというのに、あっちゃんはリードで。
あたしはそれに甘えてトップロープで…
だって、あたしぃ、怖がりなんだもん。


ところで…
久しぶりの天王岩だったのですが。
平日の帰りのバスの便が減ってしまっていたのにびっくりです!
14:53の後は17:23までない!!
14:53のバスに乗ってきたあたしたちは、物足りない気分。
て、次のバスにすればいいだけのことなんだけどね。
このまま素直に帰る気になれず…
完全燃焼するべく、立川の居酒屋へごぉぉぉぉ!!

「クライミングの後は肉を食べるのがいいんだよ」
と、仙台牛のタン。
肉を欲するほど登ってないでしょ。

「昼間からのむ酒はやっぱり旨いねぇぇぇぇ」
んん。このシチュエーションは何回目か?

「今日はまあ、リハビリということで…」
この言葉も何回言ったかなぁ。

「やっぱり外岩は楽しいよ!
これからはもっと外岩行こうね!」
「そうだね。よし、次回は…」
と、岩場でのしとやかさとは打って変わって雄弁になったあたしたち。

心地よくお酒がしみ込んでいく頭で、あたしは思ってました。
天王岩は、その昔当時50代だったNさんと春夏秋冬通った思い出の岩場。
その頃のあたしは5.9も登れなかった。
そんなあたしに、「勉太郎までは、あたしがロープを掛けてあげる」と、
いつもTRをセットして登らせてくれたNさん。
Nさんのおかげで、こんな酒飲みになりました!
じゃなくて、
Nさんおかげでクライミングを続けてこれました!
そして、あの当時よりはちょっと登れるようになりました!

Nさんは今、時々パン2で登っているよとあっちゃんが言ってた。
そんなに登っていない様子だとも…。

あたしは、Nさんにお礼をしなければ。
もっとしっかり登って、Nさんと天王岩へ。
そして今度は、あたしがTRをセットしよう!
待ってて、Nさん!


                         
                         これは新潟のお酒(^O^)/