3月25日(水)、28日(土)。
復活したエバさんと湯河原幕岩 サンバリーエリアへ。
25日。
サンバリー手前の簡単なアップルートでアップアップ!
いえ、さすがにテンションこそかかりませんでしたが…
あのエバさんが「なんだかお尻がムズムズする」なんて言うのにはびっくり仰天!!
でもあたしなんて、できることならリードしたくない。
なんて思ってましたもんね。
先が思いやられます。
さすが、平日のサンバリー。他に誰もいません。貸し切り状態!!
左はじの10aルートでアップなんですが…。
真ん中らへんが濡れ濡れ、水がしたたって、苔さえ生えている。
それなのに、エバさん行くんですもの。
さすがのエバさんも、濡れ濡れでギブアップ!
選手交代!
あたしは下部をありがたいTR状態で登らせていただいて…
濡れ濡れから先に果敢に挑むのでした。
なんとかかんとか、ヌンチャク掴みの技を駆使して登り切りTRをセット。やれやれ、お勤めはなんとか果たしました。
次は隣の10b/cルート。
久しぶりのあたしにはTRでも難しい。
さらに一つ飛ばして、10cルート。演歌の花道。
こちらはあたしが秘密兵器を駆使して、TRをセット。
出だしのスラブからとにかく難しい。これは下部核心。
2回登ってもまともに登れず、ムーブもわからず、揚句につま先踵が超絶痛い!
この足の痛みで一気にやる気なくなりました。
だって、あたし痛がりなんだもん!
ということで、とりあえず外岩復帰クライミングは終了。
帰りの電車で乾杯ビールも復活。
しかし!
なんと東海道線と高崎線(?)が乗り入れていて、東京駅終点じゃなくなってた!
上野まで行けちゃうのでした!
楽ちんといえば楽ちんだけど…上野も終点というわけではないので。
東京駅で降りたエバさん、そして一人になったあたしはウトウトしかけてあっという間に着いた上野駅であたふたと降りることになったのでした。
帰宅して、トポを見るために本をザックから出そうとしたら…
ない。
トポが、本がないのです。
ザックをひっくり返して、入るはずのないダウンのポケットを探ったりしてはたと気が付いた!
電車の中で、エバさんとこれからの予定を相談するために本を出していたのでした。
それを座席の横に置いたまますっかり忘れていたのです。
えええええええぇ~っ!
大慌てでJRの遺失物受付に電話。
JRの人「…で、なんというタイトルですか?」
あたし「日本の100岩場です」
JRの人「はぁ?」
あたし「日本の100岩場」
JRの人「え? 日本の?」
あたし「日本の100岩場」
JRの人「え? 日本の? 100?」
あたし「100い わ ば です」
JRの人「いわば?」
あたし「そうです。日本のひゃく い わ ば です!」
JRの人「ああ、はいはい。それね…そんな届出はありませんね」
え? ほんとか? ほんとにこの人タイトル名わかったのかなぁ?
だって、あれだけ聞き直したくせして回答はやけに早くない?
あたし「え? ないですか? きょう、電車に忘れたんですけど…日本のひゃくいわばですけど」
JRの人「ないです」
ああ、そうですか。
こうして…復帰第一戦のクライミングは、落し物に届けられていて欲しいという願いもむなしく悲しい結末に終わったのでした。