夜目遠目火の用心のお山かな
(たとえ噴火しても人災は起こりませんようにと祈ります。)
1990(平成2)年11月17日、長崎・島原半島中央部に位置する雲仙普賢岳が約200年ぶりに噴火。
第一次噴火は2つの噴火孔から雲煙を認めるだけに留まるも、以後約半年間で少なくとも5回の大きな噴火を記録するなど、噴火口が大きくなっていくとともに周辺地域への被害も拡大されていくこととなりました…。
当時の被害状況:雲仙普賢岳で連続的に発生した噴火活動は、長崎県の中でも特に、島原市・深江町に大きな被害をもたらす事態に発展。
また、噴火により発生した溶岩ドームが土石流に変わった後も、粘性が高いまま堆積しながらゆっくりと広範囲に流れ落ちる状態が継続することとなりました。
加えて、多くの火山灰も豪雨によって流出していたことなども重なってしまい、その被害は広範囲なものとなっていきました…。
雲仙普賢岳から約70kmちょっと離れた熊本空港では、航空機の発着陸に影響を与えるほどの降灰が確認されるほどだったとの記録も残っております。
島原防災の日:上記被害を汲んで、長崎県島原市が11月17日を島原防災の日と制定し、雲仙普賢岳を含め、次いつあるやもしれない噴火活動への警戒に対する呼びかけ、備えが促されております。
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1991年(平3)6月3日のあの大火砕流へと続き、いまだに普賢岳は崩落を続ける不安定な状態にあるそうです。
災害はいつ起きるか分かりませんが、普賢岳の噴火の日はまたまた、11と17の付く日でしたね。
自然災害はいつ・どこで・どんなふうに起こるか分かりませんが、要注意の日のようです。
防災の警戒に対する呼びかけ、備えを怠らず・・・。