桜ふる路
英語をツールに、できることをしたい。
踏み出しつつふだん感じ、考えたこと。
 



前回からつづき)


もう少し時間があったので、ふと思いついて、錦(にしき)市場を歩いてみようと思いました。
錦市場は、四条通りのもう一筋上(=蛸薬師(たこやくし)通りの一筋下)の錦小路通り沿い、西は高倉通りから、東は寺町通りまで、の間にある市場です。
鮮魚、青果、乾物、干物、あらゆる店が立ち並び、“京の台所”の位置づけです。

トップ写真は、高倉通り側の入口。‘日よけ’?が下りていて中が見づらいですが、今日もにぎわっています。
久しぶりに来たけど、歩いて見ているだけでも楽しめます。今日はせっかくだからと思い、桜の花の塩漬けを買いました。
(※さすがに、市場を歩きながらシャッターを切る勇気はないので、写真はありません。あしからず…)





寺町通りまで来るとある、大鳥居。この奥の新京極通りとのつきあたりにある、錦天満宮(奥に白い提灯がいっぱい下がっている所)の鳥居です。
ご利益は、その看板に書いてあるとおり。ところでこの鳥居、何かふつうと違うと思いませんか?





くぐって、振り返ったところ

どうでしょう、おわかりですか。


これは有名な話なので、ご存知の方も多いと思いますが、一応載せてみました。
そう、鳥居の横二本の柱が、両側の建物にめり込んでいるんですよね
もとは鳥居が先にあって、建物を後から建てたときに、こうなったんですよね?
あのめり込んだ部分、建物の内側からは見えるとかって、聞いた気がするけど、これは真偽のほどはわかりません。。。
まあ、何ともおもしろい風景だと思います。



ここまで来たことだし、もう少し欲張って、鴨川を渡り、祇園白川へ行ってみようと思います。





手前に横切るのが縄手通り。右端が大和橋
この先は、石畳の南白川通り。左手が柳、右手が桜並木になっています。
もちろん桜はまだまだですが、情緒あふれる町並みの中に咲く様子は、見たことないけどきっと素晴らしいでしょう。





白川と梅
この辺りはずっと、すてきな風景です





巽橋
ここで真後ろを振り返ると、





辰巳(たつみ)大明神。
光ってしまって見づらいですが、赤い柱の塀がお社をぐるっと取り囲んでいます。
有名な芸能人の名前が入った柱もたくさんありました。

では、その右脇の新橋通りへ入ってみましょう。










こんな感じ。
こういうところは、ワイワイガヤガヤでなく、静かに一人で歩いてみたくなりますね。いつ舞妓さんが見えてもおかしくなさそうな、情緒のある町並みです。





さあ、あともう少しだけ。
花見小路を下がって、四条通りとの交点。さらに下がってみましょう。

(※念のため、上がる(上ル)=北上する、下がる(下ル)=南下する、です。
「四条」のように数字がつくのは東西の通りです)





こんなふうに、ここも石畳です。観光客も多いです。
ほとんどわかりませんが、このつきあたりにちょこっとだけ見えるのが、建仁寺です。そこへ行く少し手前を左に入ると、祇園甲部歌舞練場があります。


――



とまあ、そんなわけで。
いつもお寺とかばっかりなので、たまにはこういう「通り」の風景なんかもいいかなと思って載せました。
(あまりきれいに撮れませんでしたが)
つい通り過ぎて終わってしまいがちだけど、改めてじっくり歩くと、おもしろいものです。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
お気に入りの場所です (オレンジ)
2007-03-06 15:38:04
アスタさん、こんにちは。
またまた私の大好きな場所が紹介されていて感激でした。
白川界隈が大好きなのです。桜の時期のあの辺りはほんとうに素敵です。
ずっと昔にタイムスリップしそうなくらい風情があって別世界のようです。
お時間があったらぜひ桜の時期にいらしてください。

いつも懐かしい京都を紹介していただいてとても嬉しいです。ありがとうございます。

(メールのお返事、送らせていただきました。もし不時着などありましたらお知らせくださいね)
 
 
 
オレンジさんへ (アスタ)
2007-03-06 21:49:37
そうでしたか。それはよかったです。
私は、四条は行っても、あの辺りは実はあまり歩いたことないんですよ。
いつも誰か人と一緒で、そうなると自分のペースで回れませんしね。。。
私の写真では撮りきれませんでしたが、すてきな場所ですね。
多くの人に受けるのがわかる気がします。

メールお送りしました。大変遅れてしまい、申し訳ありませんでした。
 
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