汗と涙の着物生活 

突如着物に目覚め、ついに着物作成に挑戦。着付けに涙し、とどまらぬ物欲に冷や汗の毎日。

海老柄小紋で歌舞伎観劇

2010-07-05 | お出かけ
直前まで見ようか見まいか、迷っていた今月の大歌舞伎@新橋演舞場。というのも、月末に関西出張があり、そのついでに松竹座観劇、ならびに京都ぶらり一人旅を楽しもうと計画しているので、財政的にも時間的にも余裕がなかったからだ。
バレエも立て続けに見ているし。
でも吉右衛門丈&團十郎丈の「金閣寺」も見たい…(この演目、なんと未見!)。

最終的に見ることに決めたのは、3等席の最前列に空席があったから。
お安く、かつ、よく見える席であれば見る価値あるでしょうと、初日2日目に出かけた次第。

いつも舞台写真の出る後半を狙って観劇していたので、こんなに月の早い時期に見たのは本当に久しぶりだ。役者さんたちも、まだまだばたついており、科白が入っていなかったり、逆立ちをやり直すことになったり。観客も苦笑…。初日近くならでは、生の舞台ならではとほほえましくも思えるが、もう少しぴしっとしてくれないかな。

しかし、この日、一番ぴしっとしなかったのは私。
歌舞伎観劇の日にはめったにしない寝坊をしてしまった。
洋服に着替えればぎりぎり間に合ったのだろうけど、どうしても着物を着たくて大幅に遅刻。最初の演目「名月八幡祭」は、半分は見られなかった。

そこまで着物を着たかったのにはわけがある。
この日、着た着物は黒地に白の海老柄紗小紋。合わせた帯は、波頭が織り出されたもの。
帯留は昨年「くるり」で買った帆掛け舟。
これを、同じ日に観劇している着物友達、黒猫さんにご披露したかったのだ。

この着物、実は昨年に黒猫さんが「銀座あおき」で見つけ、海老蔵ファンの私に連絡をくれたものなのだ。当時まだ、黒猫さんとはネット上のやりとりだけで、直接お会いしたこともなかったのに、そこまでしていただいて、思わず感動に涙したのも懐かしい思い出(^^;)。海老柄に合う帯を…と彷徨った経緯も、すべて黒猫さんはご存知なのだ。
何がなくても、黒猫さんにこのコーディネートをみていただかなくては。

というわけで、無事落ち合った演舞場の前でふたりして撮ったのが下の写真。



黒猫さんのこの日のいでたちは、海老柄小紋を見つけたその日に「あおき」で購入された小紋と川上に開く花火柄の帯。まっこと、「名月八幡祭」にふさわしいコーディネートでございました。コーディネートはこーでねえと。(←一度、言ってみたかった…)。




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4 コメント

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お決まりの… (カンナ)
2010-07-06 15:09:29
締め文句、はい わかりました (^o^; 
それにしても、寝坊しちゃったけど 意地でも着物を着付けてゆくところが、はつきchanやわね (^。^)
でも、半分だけでも演目を観られて 良かったね ♥
御友達とは、着物のお色目が白黒分かれて御見事 (^.^)b



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今回も白黒シスターズ、笑 (黒猫)
2010-07-07 08:53:57
遅刻にはそのような経緯があったのですか。すみませぬ~!私の為に、、。
でも海老柄とってもお似合いでした。帯も上品で歌舞伎観劇にはぴったりのコーデ。しかも帆掛け船まで!完ぺきっすよ。八月の花形も楽しみですね~。

>コーディネートはこーでねえと
ギャー!私の中のオヤジ魂がうずきます。対抗できるオヤジギャグを探さねえと。
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なぜかブラック&ホワイト (はつき)
2010-07-07 10:35:38
最近とみにギャグが親父化しているらしいです。たぶん夫の影響だと思うんだけど。

黒猫さんとは、なぜか黒と白の組み合わせになるのですよ。打ち合わせをしたわけではないのに、二人揃って黒とか白とかにはならないのが不思議なんすよ。
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寝坊は自分の責任ですし (はつき)
2010-07-07 10:38:33
黒猫さん

いや、そもそも寝坊したのが悪いので、遅刻は自分の責任かと(^^;)。歌舞伎で遅れることはめったにないんですけどね~。

八月が楽しみ…などといわれると、張り切ってまた物色に励みそう。危険…。
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