汗と涙の着物生活 

突如着物に目覚め、ついに着物作成に挑戦。着付けに涙し、とどまらぬ物欲に冷や汗の毎日。

やっぱり我慢できず

2010-07-07 | お買い物
久しぶりの「お買い物」カテゴリーの日記。これでも私なりに財政再建に取り組んでいるのである。

しかし、そんな心の堤防も、先週ついに決壊。こぎん刺しのバッグをつい買ってしまったのだ。

ここのところ終電近くまでの残業が続く忙しさだったから、自分でもストレスがたまっているのがわかっていた。その発散のため衝動的アクションを何かしでかすのではないかといやな予感はしていたんだ。案の定、予感的中。



前に、浅草のアミューズ・ミュージアムで見たこぎん刺しや菱刺しの印象がそれほど強かったのか、その憧れが私のどこかに沈殿していたのか。
ネットショップからの新商品メールで、こぎん刺しのバッグを見た瞬間、お買い物魂に火が付いてしまった。即購入。これが買物ではなく、何かのスポーツだったら自分を褒めてあげたいくらい早かった。


ちなみにこぎん刺しと菱刺し、よく似ているし、失礼ながら東京から見ると、南部も津軽も同じ北国だから、影響し合っているのだろうと思っていたけれど、実はまったく別の発展を遂げてきたらしい。一番の違いは糸を刺す目の位置。

「生地の横糸にそって、縦糸を奇数目に数えて刺すのを津軽こぎん刺しと呼んでいます。偶数目を数えて刺すのは、南部菱刺しといいます。」
※参照:「こぎん刺しの森」


今回購入したバッグ、黒地にピンクと、こぎん刺しには珍しい色合いで、あまり民芸っぽくないあたりが気に入っている。

北国の寒さを防ぐために発展した刺繍技法なので、見た目は暖かさを感じる。だから、籠ではあるが、夏より秋冬に使うのがふさわしい。というわけで、袷の季節まで熟成させよう。どの着物に合わせようか?うふ、楽しみ。

<追伸>
ちなみに「こぎん刺し」で検索してみて出てきたこのサイト。こぎん刺しに取り組む型が紹介されているのだけれど、どの型の作品もすてき~。
まるごと青森

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4 コメント

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素敵です (黒猫)
2010-07-09 09:09:36
着物や帯を我慢していると「小物」という罠に落ちたりしますよね、笑。 私も昨日伊勢丹で日傘の罠をなんとかかいくぐったばかりです。。
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小物といっても (はつき)
2010-07-09 20:47:36
着物や帯に比べれば、小物は少額とはいえ、積み重なればそれなりに。「こんなになるなら着物買えたかも…」と思うこと多々あり。まさに「小物のワナ」ですね。
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繊細な技 (神奈川絵美)
2010-07-11 22:15:06
こんにちはー! 本当にステキなバッグですね。濃色の地に繊細な刺しが映えること! 確かにシティ感覚(死語?)のような。小物って、あれあれという間にお財布を軽くしてしまいますが、こちらのバッグはこの夏、大活躍なのではないでしょうか。

お忙しそうですが、体に気をつけて乗り切ってくださいね
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ありがとうございます (はつき)
2010-07-12 12:47:25
絵美さん

ありがとうございます。シンプルだけど何とも言えない味があって手工芸の迫力を感じます。ちょっともったいなくて秋口ぐらいに使いたいなあと。合わせる着物を今から妄想中です。それをしていれば元気も出てきま
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