汗と涙の着物生活 

突如着物に目覚め、ついに着物作成に挑戦。着付けに涙し、とどまらぬ物欲に冷や汗の毎日。

藍染めスカーフを締めて秀山祭に

2010-10-04 | お出かけ
黒田商店下駄が届いた日、私は新橋演舞場に歌舞伎を見に出かけていた。
この日の着物も結城の単衣。
帯は、絽ではあるが黒地の蔦柄と、ちょっと秋らしさを演出したつもり。



黒を合わせると、着物の色味がちょっと沈んでしまったかなあ…。カメラと照明のせいでもあるけど。


実はこの日のポイントは帯揚げ。徳島旅行での藍染め体験で染めたスカーフを、帯揚げとして結んで見たのだ。

 
左は後ろ姿。帯締めが見えちゃってますが…。右は上からの図。わかりにくー(笑)。

藍の色は、素材のせいもあると思うが、染めた本人もどきっとするほど鮮やかな青。でも意外に着物姿にはなじむ。どちらかというと、私のこれまでのコーディネートは、がちゃがちゃになってしまいそうで、色を利かせるより馴染ませるほうが多かったのだけれど、それほど悪目立ちしないような気がした。これが天然藍だからなのだろうか?
欲を言えば、もうすこししっかりとした布だったら帯揚げももう少し頼りがいがあったのだろうけど、ま、1200円なら仕方がないか。

舞台の方は、吉右衛門さんの相変わらずの芸達者ぶり、仁左衛門さんの格好よさを堪能。
「沼津」は客席を吉右衛門さんと歌六さんが回遊してくれるのだけれど、1階一番後ろと決して良くはない席にいた私は、間近に見られる幸運!
しかしなんといっても、今回、播磨屋の屋号を継いだ歌六さんの芸達者ぶりはさすが。「沼津」ではみすぼらしい老人、「荒川の佐吉」では部屋を乗っ取り親分におさまる迫力ある浪人と、対象的な役を演じて、どちらも観客は納得させられてしまう。ここのところ、うまさで気になっていた役者さんなので、こうして脚光を浴びられているのがうれしいなあ。

しかし、「沼津」「荒川の佐吉」と、二時間の演目を二つというのは、ちょっと盛り込みすぎではないだろうか。夜の部との入れ替え時間が押してしまい、ものすごくあわただしい。終演後、地下のトイレに入り、雨ゴートを着ていたら、なんと昼の部観客を出す戸口が閉まってしまい、閉じ込められてしまったのだ。夜の部入場待ちで並んでいた方から戸をあけてもらって事なきをえたが、地下にはまだ昼の部のお客さんがかなり残っていたはず。観劇の余韻も何もあったものではないよ、ほんとに。


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4 コメント

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ステキ~♪ (やっぴー)
2010-10-05 08:46:10
見えてる部分は少ないけど帯揚げは効果的ですよね。
ワタシは、床置きで候補を2本くらいに絞って
後は帯を締めてからその日の天候と顔映りを見て決めてます。

秀山祭、長かったですよね(笑)
昼の藤十郎さんはパスしちゃいました (^-^;;;;
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欲しい! (黒猫)
2010-10-05 09:27:17
良い色ですね~!藍染めってそんなに鮮やかに染まるんですね。

私もわりと馴染ませ系なんですけど、今年はもうちょっとビビットな色で効かせたい気がして先日くるりの孔雀青帯締めなど買ったりしました。

歌六丈良かったですよね。今回は凄く目を惹きました。
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逆に… (カンナ)
2010-10-05 11:54:21
この手の色合いの着物には黒帯が締まって見えて、宜しいかと思います (^_-)-☆
浅黄色な感じの帯揚げもワンポイント効果で、GOOD!
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Unknown (はつき)
2010-10-06 06:53:09
カンナさん
黒の帯、締まって見えます?(^_^;)最近、多少のダイエットでは体重が落ちなくて、せめて見た目だけでもキリッと見えると良いな~。
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