健忘力が世界を救う ! ?

物事を覚えるのが得意ではありません。

学校での暗記モノは言うにおよばず、
自分が経験した出来事もよく忘れます。

健忘症だと笑われるかも知れません。

が、実はここだけの話ですが・・・
その忘れっぽさが世界を救うかも知れません。

忘れっぽい人間はそれを自覚したら自分で覚えておこうとせず、
外部脳に頼ります。

メモを取るとか、記憶力では人間以上のパソコンに覚えておいてもらうとか・・・

問題は、メモを見ることを忘れてしまうこと・・・
あるいはメモをどこに置いたか思い出せないこと・・・

そんな困った事態もありますが、
忘れっぽいことには大きなプラス面があります。

生きている限り人間関係がついてまわります。

人間関係というものは、自分の意のままにならないことが多い。
恨み・ツラミ・怒り・腹立ち・・・そんなものも付随しがち。

記憶力のよい人は、その仔細を忘れられないかもしれません。

が、健忘力に自信のあるオヤヂは・・・
忘れてしまうのですねぇ・・・過去の恨み・ツラミを。

残念ながら訓練が足りないせいか、その能力は十分には開花しておらず、
何かあったこと自体を失念するまでの域には達していません。

何かウレシクナイことがあったという記憶の痕跡は残っていますが、
その生々しさ・激しさは（オヤヂの頭髪のごとく）すっかり薄れて・・・

この、稀有な、しかし万人に開かれた健忘力を伸ばしていけば、
世界はもう少し住みやすいものになるはずです。

覚えることはコンピューターに任せて
我々人間は安心して健忘力を高めていきましょう。

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