北の窓から(芦田っち)

PC関連と私的雑感のブログ。
2015年7月10日、カッコ内に名前を加えました。昔の友だちに気付いてほしくて・・・

PC自作考現学[3]:「準」自作PCはエコ

2014-05-22 16:13:36 | 北窓舎
前の記事では自作の理由を書きました。

# PC自作考現学[1]:なぜ自作するのか?
  PC自作考現学[2]:なぜ自作するのか?

■ 自作のメリットはそれだけではありません。
エコなのです。

■ ここでいう「エコ」とは
多くの人たちが気にする消費電力のことではありません。

■ もちろん昨今のCPUは省エネ性能が高くなっています。

電源管理が上手です。
小休止的な動作を小まめにして、
PC稼働中でも相当に省エネしています。
CPUの動作タイミングは実に細かくて、すきあらばお休みします。

ノートPCのCPUは特にその傾向があります。
外に持ち出した時のバッテリーの持ちを良くするためです。

■ が、ここでの「エコ」は消費電力のことではなく、
資源の節約、再利用です。

最近はめっきり機会が減ってきましたが、
以前は頻繁にパーツ交換をしていました。

■ 家族全員のPCが自作機、もしくは準自作機です。
雑誌などの記事に触発されてオヤヂ用PCに新しいパーツを入れます。

■ オヤヂPCから抜き取られた旧パーツはどこに行くのか。
下流です。

オヤヂPCから取り出されたパーツは女房殿のPCに行きます。
女房PCからは長女PCに、長女からは次女に・・・

■ 心太(ところてん)方式。
押し出されたパーツは次のPCに、という訳です。

これで、家族全員のPCは少しだけ性能アップします。

■ 最下流から押し出されたパーツはどうなるか?って・・・
オヤヂの机の下やゴミ部屋の隅っこで眠りにつきます。
長い間お疲れ様でした・・・

■ 全体を考えれば、必ずしも全面的にエコ!とは言えないでしょうが、
リユースであることは確かです。

なお、準自作機の「準」とは
市販PCのケースだけが残って、
中身はすっかり別もの・別パーツに置き換えられている・・・
そんな意味です。

ケース、電源、マザーボード・・・
すべてが市販パーツの組み合わせである「純」自作PCは
かつては我が家の随所に見られましたが、
今動いているものはオヤヂPCだけとなりました。

# Windows 98SE、2000、XP が動く「純」自作機が1台ありますが、
  居住者がいなくなった長女の部屋でおとなしくしています。

あっ、また横道それ・道草食いになっていますね。
悪い癖です・・・(^.^;

■ お題は「エコ」でした。

■ 心太方式で下流に持ち込まれたパーツはモノの再利用です。
サイクリック(循環)方式ではなく、
上流から下流への一方通行です。
これを「PCパーツのエントロピーの法則」と呼びます。
・・・今、勝手に創った法則ですが・・・(^.^;

■ さて、「準」自作PCを考えてみましょう。

市販PCの外側を生かして
内側にあるモノはすっかり(あるいは一部が)置き換えられているのが
「準」自作PCでした。

■ 新しい Windows が出た、古い Windows はサポートが切れる。
消費税も上がるので今のうちに新PCに買い替えよう。
そんなふうに思った人、じっさいに買い替えた人も多いはず。

新品PCを買えば、現有PCは旧PCとなり、
多くの場合PC全体がお払い箱、粗大ゴミと化します。

■ 新品を買うのではなく、現有PCを延命させるのが「準」。
廃棄物をできるだけ少なくする、それが「準」です。
これってエコですよね。

■ ノートの場合、
「準」自作PCにするには少しハードルが高いかも知れません。

どこを開けたら中身が見えるの?なんてこともあるでしょう。
無事中身が見えたとしても、
ハードディスク、メモリーはとても簡単ですが、
CPUを取り換えるのは少し難しいかも知れません。

■ が、デスクトップ、大きなケースのPCなら
ハードディスク、メモリー、光学ドライブはいうに及ばず、
CPUの取り換えも簡単です。

グラフィックボード(俗称グラボ)も取り換え簡単です。

1台そっくり捨ててしまう前に「準」自作を検討しましょう。
「エコ」の達人と呼ばれる日は近いかも知れません。



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