北の窓から(芦田っち)

PC関連と私的雑感のブログ。
2015年7月10日、カッコ内に名前を加えました。昔の友だちに気付いてほしくて・・・

NAS はやっぱり QNAP -2- チューニングして復活:人間到る処青山あり

2015-02-24 21:04:34 | 北窓舎
非力な CPU、乏しいメモリー・・・それが TS-410(QNAP 製)。

具体的に言うと・・・
 CPU : Marvell 800MHz
 Memory : 512MB DDR2

今のパソコンと比べてみたら
えっ? ファイルサーバーとして使えるのか?といった感じ。

が、数か月間の眠りを覚まさざるを得なかった。
データの保全を考えると、こんな非力な NAS でも役立つだろうと・・・

で、パフォーマンスアップのためのチューニング。
ここで言うパフォーマンスとは転送速度、NAS の読み書き速度のこと。
今回は(imation)T5R のデータを(QNAP)TS-410 にコピーする速度。

持って生まれた遺伝子は変えられないが、
周り、足回り、周辺環境をととのえれば、最大の性能を発揮してくれるはず。
それがチューニング。

# 寝起きの TS-410 は NAS のサブ機・バックアップ用として頑張ってもらう。
  メインの T5R のデータをコピーした。

  

  190 Mbps って、結構速いと思いません?

で、チューニングは、簡単な設定・・・>
以前にも記事にしたことのある「ジャンボフレーム」。

# どのデバイスもギガビット・イーサ対応だが、設定を合わせないと本領は発揮されない。
  すべてにジャンボフレーム(9K)の設定をしたら、オヤヂ的感覚では速い・・・ (^^)/

ネットワーク上の機器を図示すると、こんな感じ。
  

コピー操作したPC、ハブ、コピー元・T5R と コピー先・TS-410、
これらすべてを「ジャンボフレーム 9K」で統一した。

これは効果があった。


でも、通常のファイルコピーではこれほどの速度は出てこない。

種を明かすと・・・

コピー対象のファイルは数 GB の iso ファイル。
一つのファイルが大きいので転送速度は大きくなる。
(小さなファイルを数多くコピーすると、転送速度はぐっと下がる)

転送速度を大きく見せたいときには、サイズの大きなファイルを使えばいい。
トリックのようなものだが、実際に速い。
決しウソではない。

ま、サイズの大きなファイルを使うというトリックはあるにせよ、
ジャンボフレームの効果は大きい。

おそらくリービッヒの法則(最小律)と同じで、すべてが 9K なら 9K の恩恵が受けられる。
どこか一か所でも低速の部分があれば、全体はそれに引きずられてしまう。

捨てざるをえないかも・・・と思っていた休眠中の NAS が活躍の場所を得た。

人間到る処青山あり・・・そんな感じだろうか・・・


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