足尾に緑を育てる会 オフィシャルブログ

 足尾の山に100万本の木を植えよう!
 あなたも一緒に植えませんか?

神山英昭会長を偲ぶ会開催のお知らせ

2011-11-02 16:54:12 | お知らせ
「神山英昭会長を偲ぶ会」のお知らせ


 例年なら、色あざやかな紅葉の便りを耳にして気分もなんとなく浮き立つ季節なのですが、今年はなんとも悲しいお知らせをしなければなりません。
 すでにご承知の方も多いと思いますが、10月1日午前2時47分、闘病中の神山英昭会長が肺ガンのため亡くなられました。享年74歳でした。
 1996年5月12日、渡良瀬川上下流域の5つの市民グループが事務局団体となり、足尾町大畑沢緑の砂防ゾーンで初めての植樹会が開かれました。足尾に緑を育てる会の結成です。それから15年、春の植樹デーには千人を超える人たちが集まり、小中学生を軸にした体験植樹は年間200団体に迫る勢いとなり、活動は大きく育ってきました。それには多くの皆さんの物心両面にわたるあたたかい支援があったればこそですが、しかし活動の先頭に立って奮闘した神山会長の努力を抜きにして多くを語ることはできないはずです。
 神山会長は2年ほど前に肺ガンの診断を受け、闘病を余儀なくされてきました。長年、同志として活動のシンボルともなっていた立松和平さんを昨年失ったものの、結成15周年記念の集いには、ぜひ出席したいと語っていました。結局、それも叶いませんでした。なんとも悔しく、そして残念でなりません。
 しかし、神山会長が育てた活動は、大きく広がっています。「足尾の山に100万本の木を植えよう」というスローガンは、大きな力となりました。私たちは、「継続は力なり」という言葉のとおり、神山会長が育てた活動を未来につなげていくつもりです。
 足尾に緑を育てる会をつくり、そして大きく育てあげた神山会長を悼むとともに、最後のお別れをするべく、下記のとおり「神山英昭会長を偲ぶ会」を開催いたします。多くのみなさんの参加をお願いいたします。


◎日 時  2011年11月13日(日)午後2時~4時
◎場 所  足尾公民館
      (日光市足尾町赤沢6-1)
◎参加費  1,000円(軽食・ドリンク 付)
※ご参集の際には、平服でお越しください


〔連絡先〕NPO法人 足尾に緑を育てる会 事務局
〒321-1523 栃木県日光市足尾町松原2-10
TEL 0288-93-2180 FAX 0288-93-2187

神山英昭会長を偲ぶ会(案内アップ)

2011-11-01 16:45:55 | お知らせ

秋の観察デーを行います 《足尾》

2011-10-31 16:42:49 | 年間スケジュール(管理作業など)

訃報  故 神山英昭 儀

2011-09-02 12:17:46 | お知らせ
訃  報


関係者各位

NPO法人足尾に緑を育てる会会長 神山英昭儀

平成23年10月1日午前2時47分 満74歳 永眠致しました
ここに生前のご厚誼を深謝し 謹んで ご通知申し上げます

通夜式、告別式は、下記のとおり執り行われます




■通夜式 平成23年10月2日 18時から

■告別式 平成23年10月3日 10時から

 さがみ葬斎会館 日光
 〒321-1264 栃木県日光市瀬尾381-1
 TEL 0288-30-4600

 喪主 神山 栄子 様


斎場案内図

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
NPO法人 足尾に緑を育てる会
〒321-1523 栃木県日光市足尾町松原2-10
TEL 0288-93-2180
FAX 0288-93-2187

足尾グリーンフォーラム・結成15周年を祝う

2011-09-01 11:35:55 | 足尾グリーンフォーラム
2011年8月21日、足尾環境学習センターにて
「第12回 足尾グリーンフォーラム」を開催しました。

今回は、当会の顧問にもなっていただいている、
宇都宮大学名誉教授の谷本丈夫氏にご講演いただきました。



足尾に緑を育てる会は15周年を迎えることになったのですが、
15年前、結成にまつわる、おもしろいエピソードがあるんです。


足尾に関する文献を収集公開するのが目的の
「わたらせ川協会」という市民グループがありました。

その会で、「足尾でも花見がしたいね」と
大畑沢緑の砂防ゾーンに桜の苗木を10本植えましたが、
全部枯れてしまいました。

そこで谷本教授に見ていただき、ご意見をうかがったのです。

「花見がしたいのか、それとも荒廃したこの地に緑を蘇らせたいのか」

その時の大畑沢は岩くずの山でした。

この言葉を聞いて、渡良瀬川上流下流の市民グループが集まり、
「足尾に緑を育てる会」の結成に至ったわけです。


今回の講演のなかで“若気の至り”なんて言ってましたが、
谷本教授のこの一言で今があるのかもしれません。



さて、講演のテーマは、「足尾の緑化事業とボランティアの役割」

足尾の長い緑化事業を振り返ると同時に、
市民ボランティアの活動意義と果たすべく役割を語っていただきました。



行政による長い緑化事業では、
リョウブやヤシャブシ、エニシダ、ニセアカシヤなどの植物が植えられてきました。
外来種も含みますが、
荒廃した石礫地は、こういう植物しか受けつけなかったのだそうです。

養分の少ない土地でも育つことができ、土壌流出を防ぎ、土壌を豊かにしている…。
森林の中では生きていけないので、その頃になると身を引いていく。
なんだか健気ですよね。

当会では落葉広葉樹を中心にさまざまな樹種を植えていますが、
うまく共生していきたいと思いました。

それから、樹木は尾根が好きなものもあれば谷が好きなものもあります。
植樹した1本1本の希望や悩みを聞いて、管理していけるのが、
地元のNPOの役割ではないかということでした。
(行政には何年かで人事異動があるので。)


未来へ向かう活動への貴重な提言をいただきました。
いままでは本当に一所懸命植えてきました。
植樹地の拡大にも伴って、
これからは管理も当会の大きな仕事となっていきそうです。


参加されたみなさま、ありがとうございました。