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浅知恵ブログ

浅知恵というホームページでの過去ログと、日々のぼやきなんかを適当にアップしていきたいと思う今日この頃です。

ブログの便利さ

2006-04-18 | その他
しかしブログってやつはほんとに便利なものだ。

時々、会社で本家である浅知恵の更新作業をする時があるのだけど、今までそんな時は、サーバーからindexファイルをダウンロードして、中身を書き換えて、名前を変えて(間違い防止のため)またサーバーにUPして、それを家でまたダウンロードして、さらに中身を編集(仕上げは必ず自分の家でする)して、ファイル名変えてUPする、といった手順を踏まざるを得なかったのだけど、このブログをやるようになってからはワザワザそんなことしなくてもよくなった。

つまり新規作成でブログの文章を適当に書けるだけ書いて、やめたいところで投稿するだけ。その際にはもちろん下書き(公開なし)の所にチェックをつけておけば、一発で保存してくれる。

これの利点は予想以上に大きくて、例えば、会社じゃなくて出張先でネカフェに行ったとする。今までは、ネカフェでの更新の時は、FTP転送ソフトを現地調達して、さらにfrontpageExpressも現地調達して、さらにFTPソフトの設定(IDとパスワードなんかは紙に書いて持ち歩く)をして、そこまでしてやって初めて更新の作業が出来たのだけど、今はただgooIDとパスワードさえ頭に入れておけば、ネット接続できる環境があればどこでも更新できる。

新しいネタなんかも、思い立ったらすぐ書き込めるので、夜になって完全に忘れて悔しい想いをすることも少なくなった。

いっそ、このままブログに移行してしまおうかとも思うのだけど、俺はなんだかんだいってもHTML形式で書かれたホームページという形態が好きだし、自由度も高いので、やっぱりこのまま続けようと思う。あくまでもこっちのブログはサブだ。

浅知恵ブログのコンセプトは、このブログで自分自身日々溜めていること、思うことを思いつくまま、また更新頻度も全く気にせず、人目も全く気にせず書きなぐっていこうといったところです。

本家の浅知恵では、更新に4~5日かかり、その間遊んでいるわけではなくて、書く題材を考え、下書きして、追加して、添削して、何度も何度も読み返して、文章がおかしくないか、誤字脱字は無いか、読む側の立場になって読みやすいか、おもしろいか、なんかを考慮して何度も何度も書き直すのでストレスがたまるのです。

好きなページでストレスってのも何か非常に変な感じなのだけど、実際に浅知恵ではほとんど妥協していない。ふざけた文章を書いているように見えるだろうけど、いつも本気で取り組んでいる。

逆にこっちのブログは息抜き程度の気楽さなので、この文章も書いたら書きっぱなし。読み返しもしないし、文体が変になっているのも気にしない。実際ここまで書いても20分とかかっていない。まさにおもいつくままにキーボードを叩いてるといった感じなのだ。

だから書いていて苦痛じゃないし、変な気負いもないし、更新に追われることもない。浅知恵を更新したら、浅知恵の内容をそのままコピペして更新済ますし、そもそもほとんどの人が見てないし、とにかく死ぬほど気楽。だからついついポロッと本音が漏れるときもあるけど、そんなポロ加減がまた実にいい。

そのうちこっちもそこそこ有名になって、本家を少しでも潤すことが出来ればそれはそれでいいかもと思う。自分を影で支援するページ。そんなのも悪くない。



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勉強しよう、そうしよう

2006-04-11 | その他
今日やってたテレビで、芸能人が東大受けるってやつをやってたのだけど、その中で山崎邦正が面接をした時にこんな感じのこと言っていた。

「なんでもいいので人生日々勉強を実践している。」

はっきりと覚えていないので、だいたいこんな感じのこととしか言えないのだけど、これはどういうことかと言うと、山崎邦正はなんでもいいので日々勉強を欠かさずに生きていきたいと思っているそうだ。

それは英会話でもいいし、パソコンでもいい、なんでもいい。とにかく時間が許す限り、常に自分自身の身になる勉強をしていきたい。

そして東大を目指すのは、人生で自分自身を追い込んで真剣になれる機会なんていままでほとんど無かったので、この機会にどこまでも真剣に挑戦してみたい、との理由から。まあ豪邸建てて多額の借金抱えているってウワサもあるみたいだから、仕事の一環として受けたってのも理由の一つなんだろうけど、この真剣に勉強したいという姿勢はほんとに立派だと思うのです。



「人生日々勉強」

すばらしい言葉だと思う。俺も全くの同感です。山崎邦正っていつもバカなことばかりやっているけれど、根はすごくマジメな芸人なんだなと改めて実感した瞬間だった。

俺もこのままで止まっていたくない。なんでもいい。貪欲になんでも知識として吸収していきたいと思う。カナ入力の練習をしているのだって、ある意味自分自身のスキルアップの為だし。

それが社会で役にたつ、たたない、は俺は関係ないと思う。重要なのは自分自身で常に向上心を持ち、学ぼうとする姿勢なのだ。

俺はこのことで、山崎邦正が好きになった。ちょうど東大チャレンジの最終選考の10人にも残ったので、これから彼の頑張りを応援していこうと思う。




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気志團をきく

2006-04-07 | その他
旅行に行く時に何気にレンタルした気志團の

「死無愚流 呼麗苦衝音+3」(シングルコレクション)

というアルバムを聞いてなかなかいいなと思ったので中に一緒に入っていたDVDも見てみた。


これがまたいい出来で、俺はすっかり気志團が好きになってしまいました。そのまま、勢いでダビングまでしてしまった・・。しかしあの踊りはいったい誰が考えているのだろうか。なんとも言えない味があるなぁ・・。

なかでもあの「結婚闘魂行進曲 マブダチ」は、究極に涙もろい俺は何度見ても泣いてしまう。なんか娘を持つ父親って、他人でもなんか感情移入してしまってどうしてもだめだ。まだ生まれてくる子の性別はわからないけど、もし娘だったらどうしよう・・。生まれた瞬間にもう結婚式の妄想が膨らんでしまって涙出るかも・・


だからといってブサイクな娘生まれてもやっぱ嫌だしなぁ。嫁にいかれても嫌だし、いかなければそれはそれで嫌だしな。複雑な心境だ。


ってまだ娘ってきまったワケじゃないけどね。



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旅日記3

2006-04-07 | その他

最終日の朝。

いつも通り7時に起床。7時半に朝食を食べに行く。

夕食と違って朝食はまあまあ普通レベル。
食後にロビーでコーヒーのサービス。これはなかなかいいサービスだ。

9時頃、旅館を出発。
予定は積丹周りで岬めぐり。

2箇所ほど岬めぐり(名前忘れた。。)をして余市経由で小樽入り。

小樽では小樽運河周辺を散策。おみやげ屋とか回ったりして時間をつぶし
ちょうど昼時ということで、寿司を食べることに。

で、適当な店に入ったのだけどこれが異常に高かった!
最低レベルで2千円とかありえない。どんだけボリショイなんだ。
俺たち庶民代表ですから、そんな昼飯で3千円も4千円も使ってら
れないっての。

仕方ないので2千円のイクラ丼食べたのだけど、なんか悔しかった。
なんかわからないけど、負けた・・って感じ。味はまあまあだったけど。

その後は小樽水族館へ。
各種ショーを久しぶりに見て大満足。館内がかなり古汚くなっていたのが
印象的だった。小学校以来だったからこれは仕方ないか。けれどもう少し
改装するとかして気を使うべきだと思った。

あとペンギンのショーは、ペンギンが全く言うことを聞かず、バラバラの
動き。結局、お姉さんが手づかみでペンギンを無理矢理滑り台から滑らし
たり、飛び込ませたりしていて、全くつまらなかった。これならお姉さん
の裸のショーでもやったほうがマシだったかもしれない。間違いなくマニア
大集合するだろう。

17時、帰路につく。

さすがに疲れていて旭川までの道のりは苦痛だった。
結局最後少しだけ高速使ってしまった。その後旭川で遅めの夕食を食べて
21時半、無事帰宅。

今回の旅行はホントに走ったなぁ。
走行距離はトータルで1200キロくらい。ほとんど高速は使ってないので
旅行中のほとんどの時間は車内という強行旅行。でも楽しかった。

今度行く時は、家族が一人増えているので、さらににぎやかな旅行になると
思います。嫁と二人だけで行く最後の旅行なんだ・・と思ったら、なんか
感慨深いものがありました。



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旅日記2

2006-04-06 | その他

二日目。

朝は鬼嫁が早く目覚めるので俺も早くに起床。
7時半、朝食を食べにいく。

夕食同様に朝食も大したこと無い。
わざわざ陶板と固形燃料がセットされていたので
何かと期待してフタを開けてみると・・

中にベーコンが一枚鎮座しておられるのですよ。たったの一枚。
横に生卵がついているので、どうやらこれでハムエッグを
作れということらしい・・。
別にそんな演出いらないから。大袈裟すぎ。

他にも函館らしくイカの刺身がついたのだけど、シーズンじゃない
からなのか、あまり良いものとは思えなかった。


気を取り直して出発!
今日の予定は函館から松前周りで岩内まで行くというわりと
強行チックな道のり。

昼ちょうどくらいに松前に到着。町中のソバ屋で豚角煮ソバという
わりとワケわからないソバを食べる。ソバに角煮って・・。
ソバ台無しだなぁ~なんて頼んでおいて勝手に思っていたのだけど
これが意外にうまかった。ソバもなかなかの腕前だったから
それなりに満足。

その後、江差、乙部、島牧なんかを通過して岩内入り。
この日泊まったのは「高島旅館」という所。

じゃらんで見て予約したのだけど、とにかく料理自慢の宿で
じゃらんにも料理の写真しかのってなかったので、建物とか
が古そうだなぁ・・と内心心配だったのだけど、行ってみると
ぜんぜんそんなことはなくて、ソコソコきれいな旅館だった。

風呂も源泉かけ流しの贅沢なところで、少し熱かったけどまあまあ
よかった。露天風呂には人もいなくて独占状態。これはかなり
気持ちよかった。


夕食は部屋食。
なにより驚いたのはアワビがそのまま出てきたことだ!
しかも生きてる・・。

アワビは刺身と焼き物と鍋と3種類の料理に使われていて
それぞれにアワビ一つ着くので合計3つも食べた。
こんなにアワビを食べたのはもちろん初めてで、それだけで
満足だったのだけど、それだけじゃなかった。

ヒラメの生き造りが出た!
ヒクヒク動くヒラメを見て、申し訳ないと思いつつもこれは絶品。
ワサビもその場ですって食べたし、もう最高すぎる。
その他にも毛ガニも出て、海鮮モノのオンパレードだった。
しかもすべてイキがいい!

この旅館はオススメしたい。近くへ行く方があれば是非行ってみる
のをオススメします。ただし早めに予約しておかないとかなり人気
の宿らしいので・・・。俺が泊まったのは平日だけど、それでも
けっこう混んでいた。

そんなワケで相変わらず食後鬼嫁は速攻で寝てしまって、一人取り
残された俺は、冷酒片手にまたまた本を読むのでした・・・。

次回、最終日。



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旅日記1

2006-04-05 | その他

鬼嫁と二人で旅行へと行ってきました。
これから書くのは全くおもしろくもなんとも無い
その旅日記です。思いつくままに書いてるので
文体が不自然になってるかと思いますがどうか
勘弁して下さい。


今回行ってきたのは、函館~松前~小樽へと
回るぐるり海周遊コース。

旭川出発が朝の6時半。
眠たい目をこすりながら車で出発。
目的地は函館、新しくなった五稜郭タワー!

道中、鬼嫁の小便が近すぎて、何度も何度もコンビニ
とかへと寄ってたら、思ったよりも時間がかかってしまい
函館着は14時半。

当初の計画では昼食で函館の塩ラーメンを食べる予定だった
のだけど、あえなく断念。途中のコンビニ弁当で済ませる。

その後、なんとか五稜郭タワーに着いたのだけど、駐車場が
混んでて入れなくてしばらく付近をウロウロ・・。
なんとか駐車場に入れて五稜郭タワーに入ったのだけど
そこでなんと日テレの内山佳子アナに遭遇。
(北海道ではけっこう知名度アリ)

なんでも次の日の朝にズームインSUPERのロケがあるので
前日からリハーサルしていたらしい。
わずか数分の出番なのに入念にリハーサルしているその姿は
やはりプロなのだな~と感心せざるを得なかった。

その後、五稜郭を出て、宿泊予定の湯の川の某温泉へ。
そこは部屋に露天風呂がついているところで、俺としては
はじめての経験。鬼嫁が妊婦で大浴場に行かせて何かあったら
いけないので、部屋風呂はとても便利。けど値段はかなりキツカッタ。

夕食は炉端焼きだったけど、高い割には大したこと無かった。
まあ部屋風呂ってだけで選んだ温泉だったのであまり期待は
してなかったけど・・・。

妊婦の鬼嫁はその後爆睡。
妊娠しているとどうやらすごく眠たいらしい。普段から隙あれば
寝ている。

そんな感じでその後、俺一人寂しく焼酎を飲みながらわざわざ
持ってきた本を読書。鬼嫁が寝るのはわかっていたのでこれは
想定内。深夜2時頃になってようやく眠たくなってきたので
その日は就寝。

そんなわけで、次回は二日目。



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浅知恵告知

2006-03-29 | その他

本家である浅知恵は4月1日に全面リニューアルします。
今までのトップの雰囲気は完全に無くなります。

もしよかったら見に来て下さいね。

以上、告知でした。

WBC

2006-03-21 | その他
優勝しましたね。
おめでとう。


第1回大会優勝ってのはなんとなく
かっこいいと思う。

イチローのハイテンションな喜びっぷりが
とても感動した。
イチローってもっとクールでいけ好かないヤツだと
思ってたもので・・。俺の勝手な思い込みでした。


WBC

2006-03-20 | その他
日本勝ちましたね。

単純に勝った事についてはうれしいのだけど、なんかこう
しっくりこない。

韓国が予選であれだけ日本に勝って、アメリカにも勝ってるってのに
一度の負けで終り・・。仕方ないのはわかっているけどなんかかわいそうだ。

予選のリーグ戦での1位、2位同士をどうしてそのまま準決勝で戦わせるだろう。
これじゃブロックで分けられた国同士は決勝戦まであたらないワケで、これじゃ
本当に強い国がわからない。と思うのだけど・・


あのミスジャッジの審判といい、なんかしっくりこない・・・。


胡散臭いオヤジ選定試験

2006-03-17 | その他
 「ぼくを信じて下さい!絶対損はさせません。」


 例えばこんなこと言ってくる営業マンがいたとして、彼の容姿は
 春のそよ風のようにとても爽やかだったとする。そして上記言葉
 を言い放つと同時にグッと拳を握り、力強い眼差しを向けられた
 ら、少しは彼のこと信じてみようかという気になる。

 しかし、契約の話が進み、久々の契約ゲットに安堵の表情を浮
 かべた彼が何気に笑顔になった時、実は前歯が一本無くて、そ
 こからピュルピュルと北風サウンドよろしく空気が漏れていたとす
 れば、その場の雰囲気はいい感じでぶち壊しである。

 営業マンの彼に悪気は無いにしても、前歯が無いという事実だ
 けで彼は二度と信用されることはない。そう、彼は胡散臭い(うさ
 んくさい) というレッテルを貼られてしまったのだ。



 まあこれはあまりありえない一例ではあるけれど、世の中には
 胡散臭いオッサンが数多く生息しているのは事実だ。胡散臭い
 という事に関しては、特に厳密な定義は存在しないが、誰がどう
 みても胡散臭いオッサンというものはどこまでもあやしいし、見る
 からに胡散臭い。


 そもそも胡散臭いというものは、誰もが持っていたり、または年
 齢によって突飛的に開花するといった種類のものではなく、天性
 のものだと思われる。つまりは生れながらにして、その人の持つ
 胡散臭い度の基準値は決まっている。あとは人それぞれの生き
 方や、前記したような前歯を無くすなどの人為的ミスなどで胡散
 臭さにより拍車がかかる。

 そう考えると、胡散臭いというものは、ある意味スキルと考えても
 間違いではないような気がしてくる。盗賊は元々手先が器用だか
 ら盗賊になるし、その後の鍛錬次第では宝箱の鍵を開けるスキ
 ルも身につける。同様にオッサンも天性の素質を持ち、その後
 に胡散臭い度に磨きをかけてきたオッサンだけが、選ばれし胡
 散臭いオッサンになれるのだ。




 例えば、俺に死ぬほど金があるとする。


 それも、とてもじゃないけど使い切れない程の大金。トイレットペ
 ーパーの代わりに1万円札を使用してるけど、それでも減らない
 レベルの大金。日々の生活は、いかにその大金を減らすかとい
 ったことに焦点がしぼられ、俺は日々悩み続ける。



 ふとしたことから、俺はこんなことを思いつく。


    日本屈指の胡散臭いオッサンって誰なんだろう



 こうなるともう止まらない。俺はその有り余る財力をふんだんに
 駆使して、胡散臭いオッサン選定試験を実施する。集えオヤジ
 ども!見事選ばれた胡散臭いオッサンには、一生遊んで暮らせ
 るだけの大金を約束する。


 まず最初に、日本で一般的にオジサン・オッサンと称される男性
 を一堂に集め、そのオッサン達を横一列に地平線の彼方までズ
 ラリと整列させる。

 そうした状態で、1人、また1人とそのオッサン達の顔を見ながら
 歩いていくと、実に500人に1人の割合で見た目が胡散臭いオ
 ッサンがいると思われる。その見た目で胡散臭いオッサンには
 その場に残ってもらうとして、その他ノーマルのオッサンには残
 念だがお帰り頂く。

 次に考えなくてはならないのがメガネの存在である。胡散臭いオ
 ッサンには統計上メガネっ子が多い。メガネっ子なんて表現する
 と、人によっては必要以上に萌えてしまう可能性もあるので、ここ
 ではあえてメガネオヤジと表現する。

 選定されたオッサン達からメガネオヤジを無条件で残す。あくま
 でも日常生活でメガネを愛用しているオッサン限定とし、読み書
 き時だけ老眼鏡をかけるんだけどダメか?と必死に食い下がる
 オッサンには納得の説明の元、お帰り頂く。


 そして次に考えるのは、なまりの存在である。胡散臭いオヤジと
 言うものは基本的になまるものだ。逆に言うなら、なまるから胡
 散臭く感じるくらいなのだ。ちなみに、この場合のなまりとは地方
 依存などの、一般的には方言と呼ばれるものではなく、あくまで
 もそのオヤジ自前の独特のイントネーションの事を指す。

 残ったメガネオヤジの中から、更にこの本人依存の特徴的なま
 りがあるオヤジを残し、残りは残念ながら失格とする。この段階
 で残っているオヤジは300人ほど。


 次に、この300人のオヤジ達に1人1人面接をする。なお面接
 の順番については、ランダムで指定するものとする。順番をラン
 ダムにするのは、番号の若いオヤジがどうしても不利になりやす
 いというのを防ぐ役割もあるが、いつ当てられるかわからないと
 いう、ある種の緊張感をオヤジに植え付け、素のオヤジを知りた
 いというのが本音の部分。

 面接では、主に自己紹介、アピールポイント、特技、自分にまつ
 わるちょっといい話などを語ってもらう。ただし、オヤジ達には内
 緒だが、この段階では面接の内容は関係ない。審査のポイント
 は、オヤジ達の話し方に尽きる。

 話し方のみに要点を絞って話を聞いていくと、見た目で胡散臭い
 メガネをかけたオヤジでも、話をしてみると意外にしっかりしてい
 る人が多いことに気付く。残念ながら、しっかり者、もしくは話の
 要点きっちり押さえてくる頭の切れるオヤジはここで脱落となる。
 胡散臭いオヤジは頭が良くてはいけない。残りは100人。


 今度は、この100人を10人ずつ10組に分けて、それぞれ組内
 で話し合いをして頂く。話す内容はフリートーク。世間話から自慢
 話、はたまた愚痴などなんでもいい。そうして1時間後、それぞれ
 に白紙の紙を配り、組内で最も胡散臭いオッサンだと思われるオ
 ッサンを無記名の投票制にて推薦して頂く。

 この審査では、オッサンがオッサンを選ぶのだ。これは同年代の
 意見も取り入れることで、審査の偏りを防ぐ役割も担っている。
 投票制にするのはあくまでもオッサン達の本音を知りたいからで
 あり、本音と建前を常に分けて考える習性のあるオッサン達には
 最も適した方法と言える。


 最終的に残されたオッサンは10人。ここまで残ったオッサン達は
 胸をはって自慢してもいい。彼らは日本を代表する胡散臭いオッ
 サンなのだ。胡散臭いA代表。

 ちなみに、このオッサン達の中で、口元にちょび髭を蓄えている
 オヤジが含まれていれば、それはマギー司郎である公算が非常
 に高い。またその10名の中には、志村けんがまぎれこんでいる
 可能性も否定はできない。



 俺は満足げな顔で、選ばれし日本屈指の胡散臭いオッサン達を
 見回し、次は世界だな・・と一人ごちる。