ホームページを持っていない人にはあまりなじみの無いものかもしれないけれど、通常、サイト管理人というものは「アクセス解析」というものをつけている。
これは、ホームページに訪れた人がどんな検索ワードでやってきたのか、またどこのリンクからやってきたのか、またOSやブラウザは何かとか、何度目の訪問かとか、前回の訪問日時は何時かとか、その他モロモロの情報が一目でわかってしまうすぐれものだ。
まあ当然のごとくこの浅知恵でもアクセス解析を導入しているのだけど、このアクセス解析からはじき出される結果から推測して、このページを読んでいる人のほぼ九割が巨乳の女子高生であるということは以前にもお伝えした通りだ。
そんな二つの自前のスイカが夏真っ盛りで重すぎて、果てしなく重力を恨んでいる女子高生にはきっとわからないかもしれないけど、男には年に数回は唐突に富士山に登りたくて登りたくてもう辛抱たまらなくなってしまう時があるのです。
これは正常な男性が朝起ちするくらい男にとってはメジャーな感覚だし、どのくらい辛抱たまらないのかをわかりやすく説明すると、三日間くらい何も食べていない人の前に豚カツ定食を出してみたら、ソースもかけないで豚カツにむしゃぶりついてしまうくらいの辛抱たまらなさなのですけど、わかりにくいと思います。
実際にこのページを読んでいる方々は女性で、巨乳なメガネっ娘がほとんどなので、こういった男独特の感覚というものをうまく言葉で説明出来なくて、非常に自分の力不足を感じずにはいられないのだけども、何はともあれとにかく富士山に登りたくて登りたくてもう辛抱たまらない。
そこで俺としては、この今にも弾けてしまいそうな気持ちを抑えるべく、富士山に登ったつもりで富士山登頂レビューを書くことにしました。
もちろん富士山には登ったことすらないし、富士山がどの県にあるのかすら知らない俺ですから、このレビューは仕方なく100%想像で書かざるを得ないのですが、おそらくこんな感じなのだろうと思って書きました。題して「富士山登頂記」です。
□
7月某日、富士山到着。
富士山を初めて見たとき、俺は言葉を失った。こんなに美しい山が日本にあるなんて・・。それは久しぶりに感じた驚きだった。この歳になってこのような発見があるなんて人生は捨てたものじゃない。まさに日本の象徴だ。神々の宿る山フジヤマ。俺は心が躍った。
午前6時。
富士山1合目にてエスカレーターに乗る。富士山は5合目まではエスカレーターがついており、登山客はそれにのって5合目まで行ける。エスカレーター乗り場はシーズン中は非常に混みあい、約1時間待ちでようやく乗れた。
ちなみにエスカレーター上では私語は慎まなければならない。どうやらこれは、戦後の混乱の中で作られたルールで、現在でもエスカレーター上だけは米軍の厳しい監視下に置かれており、みな声も発せずに一様にうつむいている。さきほど大学生らしき数人のグループが大声で騒いでいたが、すぐに米軍MPに連行されていった。
「かわいそうに・・。ヤツら、生きて帰れないぜ」
横にいた富士山常連らしきオジサンがつぶやいた。すぐさま銃を構えた米軍MPがこちらを睨んだので、オジサンはおどけたように口にチャックの仕草をしてうつむいた。口にチャックする人を久しぶりに見たなと思った。
聞いた話だが、富士山では米軍に連れて行かれて無事に帰ってきた人は一人もいないらしい。ここは気を引き締めてかからねばならない。俺は軽い身震いとともに、山頂を見上げた。
午前9時。
エスカレーターに2時間かかり、ようやく富士山5合目に降り立つ。紅茶のおいしい喫茶店があったのでそこで少し遅めの朝食をとる。
富士山5合目から9合目までは、ゆるやかな登り坂となる。登山道には石畳がひかれており、細部まで作りが細かく非常に神秘的で、付近一帯はヨーロッパ調の街路が続いている。天気が良かったせいなのか、比較的外で焼肉をしている人が多かった。
午前10時半。
「シャチョサン。ドウデスカ。イイ仕事シマスヨ」
「アタシ、チュパチャプス スルネ。 テク アルヨ」
7合目に差し掛かった時、不意に話しかけられる。見れは道の両脇にずらりとフィリピン系と思われる女性達が並んでいる。そう・・ここは娼婦街。多くの外国人女性達が家族への仕送りのために春を売っている。
誤解しないでほしいのだけど、俺は性欲がどうこうってよりも、彼女達があまりに不憫でならないし、なによりも本国で貧しい生活を余儀なくされているであろう彼女達のご両親を助けたい一心で買ってあげようと思った。
けれど残念なことにその時は小銭しか持っていなかったので仕方なく諦めた。持ち金が839円じゃローション塗るだけで終わりだろう。後ろ髪引かれる思いで先を急ぐ。
午後1時。
富士山9合目に到着。昼食がわりにさきほどファーストフード店で買った富士バーガーと富士ポテトを食べる。一気に食べたので喉がつまってしまい慌てて富士シェイクで流し込む。富士シェイクはとても冷たくてこれまでの疲れを癒してくれた。
長年富士山に住んでいるというオッサンに出会い、富士山の名前の由来を教えてもらう。オッサンが言うには、なんでも富士山は「フジさん」という女性にちなんでつけられた名前だとか。
そのフジさんがどんな偉業を成し遂げた方なのかを聞いたら、オッサンは途端に無口になり、「俺の口からは言えねぇ」とボソリとつぶやいた。その後、オッサンは逃げるように去っていってしまった。どうやら富士山のタブーの一つに触れてしまったらしい。
午後2時。
徒歩で行ける限界の富士山最終地点に立つ。しかしまだ終わりではない。一般の人はここからUターンして帰るらしいが、それではあまりにもシロウト丸出しだ。
富士山登頂とは正確にはここから先のことをいい、本当の玄人というものはここからの登りに命を懸けるものなのだ。しかし9合目から富士山山頂まではそれまでとは一転してガラリと様子が変わる。
もの凄いそびえ立つ崖の連続で、ライオンなら間違いなくここから我が子を落とすだろうと思われる。最後の100mに至っては崖が覆いかぶさるようにオーバーハングしており、つかむところすらない富士山最大の難所だ。付近には白骨らしきものもチラホラと見える。
一つの白骨の近くに日記が落ちていた。どうやらそれは崖から転落した彼が、亡くなる直前まで書き記していたものらしい。亡くなった日、つまり最後のページにはこう書き記されていた。
「萌え。」
さぞかし無念であったろうと思う。彼の気持ちが痛いほど伝わってきた。
俺は彼の白骨を一つだけポケットに入れた。
「俺が一緒に山頂に連れて行ってやるよ」
俺は志半ばにして無念にも散っていったその白骨(友)にそうつぶやき、慎重に崖を登りはじめた。この崖を登りきった時、俺は初めて富士山をこの手に握ることができる。富士山登頂とはまさにこの瞬間にのみ存在する。この崖を登るための富士山なんじゃなかろうかとさえ思う。まったくもって登山家冥利に尽きる瞬間だ。
50cmほど登った時、とても無理だと気がついた。マウス以上に重たいものを持ったこと無いその華奢な手は、秒速で悲鳴をあげた。至極当たり前な話だ。こんなこと子供でもわかりそうなものだ。
なにも富士山の山頂に登ることだけが登山ではない。大体が何で山登りに命を懸けなくてはならないのか。根本的に命の使い方間違ってる。同じ命を使うのならまだジェロニモにでもやったほうがマシだ。超人になる前のジェロニモだったらきっとこの命を有効に使ってくれるに違いない。
俺はとっとと帰ってオナニーすることにした。ちなみに白骨はニセモノでした。
(まとめ) 富士山登頂を終えて。
今度は「フジさん盗聴記」でもやろうと思います。
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これは、ホームページに訪れた人がどんな検索ワードでやってきたのか、またどこのリンクからやってきたのか、またOSやブラウザは何かとか、何度目の訪問かとか、前回の訪問日時は何時かとか、その他モロモロの情報が一目でわかってしまうすぐれものだ。
まあ当然のごとくこの浅知恵でもアクセス解析を導入しているのだけど、このアクセス解析からはじき出される結果から推測して、このページを読んでいる人のほぼ九割が巨乳の女子高生であるということは以前にもお伝えした通りだ。
そんな二つの自前のスイカが夏真っ盛りで重すぎて、果てしなく重力を恨んでいる女子高生にはきっとわからないかもしれないけど、男には年に数回は唐突に富士山に登りたくて登りたくてもう辛抱たまらなくなってしまう時があるのです。
これは正常な男性が朝起ちするくらい男にとってはメジャーな感覚だし、どのくらい辛抱たまらないのかをわかりやすく説明すると、三日間くらい何も食べていない人の前に豚カツ定食を出してみたら、ソースもかけないで豚カツにむしゃぶりついてしまうくらいの辛抱たまらなさなのですけど、わかりにくいと思います。
実際にこのページを読んでいる方々は女性で、巨乳なメガネっ娘がほとんどなので、こういった男独特の感覚というものをうまく言葉で説明出来なくて、非常に自分の力不足を感じずにはいられないのだけども、何はともあれとにかく富士山に登りたくて登りたくてもう辛抱たまらない。
そこで俺としては、この今にも弾けてしまいそうな気持ちを抑えるべく、富士山に登ったつもりで富士山登頂レビューを書くことにしました。
もちろん富士山には登ったことすらないし、富士山がどの県にあるのかすら知らない俺ですから、このレビューは仕方なく100%想像で書かざるを得ないのですが、おそらくこんな感じなのだろうと思って書きました。題して「富士山登頂記」です。
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7月某日、富士山到着。
富士山を初めて見たとき、俺は言葉を失った。こんなに美しい山が日本にあるなんて・・。それは久しぶりに感じた驚きだった。この歳になってこのような発見があるなんて人生は捨てたものじゃない。まさに日本の象徴だ。神々の宿る山フジヤマ。俺は心が躍った。
午前6時。
富士山1合目にてエスカレーターに乗る。富士山は5合目まではエスカレーターがついており、登山客はそれにのって5合目まで行ける。エスカレーター乗り場はシーズン中は非常に混みあい、約1時間待ちでようやく乗れた。
ちなみにエスカレーター上では私語は慎まなければならない。どうやらこれは、戦後の混乱の中で作られたルールで、現在でもエスカレーター上だけは米軍の厳しい監視下に置かれており、みな声も発せずに一様にうつむいている。さきほど大学生らしき数人のグループが大声で騒いでいたが、すぐに米軍MPに連行されていった。
「かわいそうに・・。ヤツら、生きて帰れないぜ」
横にいた富士山常連らしきオジサンがつぶやいた。すぐさま銃を構えた米軍MPがこちらを睨んだので、オジサンはおどけたように口にチャックの仕草をしてうつむいた。口にチャックする人を久しぶりに見たなと思った。
聞いた話だが、富士山では米軍に連れて行かれて無事に帰ってきた人は一人もいないらしい。ここは気を引き締めてかからねばならない。俺は軽い身震いとともに、山頂を見上げた。
午前9時。
エスカレーターに2時間かかり、ようやく富士山5合目に降り立つ。紅茶のおいしい喫茶店があったのでそこで少し遅めの朝食をとる。
富士山5合目から9合目までは、ゆるやかな登り坂となる。登山道には石畳がひかれており、細部まで作りが細かく非常に神秘的で、付近一帯はヨーロッパ調の街路が続いている。天気が良かったせいなのか、比較的外で焼肉をしている人が多かった。
午前10時半。
「シャチョサン。ドウデスカ。イイ仕事シマスヨ」
「アタシ、チュパチャプス スルネ。 テク アルヨ」
7合目に差し掛かった時、不意に話しかけられる。見れは道の両脇にずらりとフィリピン系と思われる女性達が並んでいる。そう・・ここは娼婦街。多くの外国人女性達が家族への仕送りのために春を売っている。
誤解しないでほしいのだけど、俺は性欲がどうこうってよりも、彼女達があまりに不憫でならないし、なによりも本国で貧しい生活を余儀なくされているであろう彼女達のご両親を助けたい一心で買ってあげようと思った。
けれど残念なことにその時は小銭しか持っていなかったので仕方なく諦めた。持ち金が839円じゃローション塗るだけで終わりだろう。後ろ髪引かれる思いで先を急ぐ。
午後1時。
富士山9合目に到着。昼食がわりにさきほどファーストフード店で買った富士バーガーと富士ポテトを食べる。一気に食べたので喉がつまってしまい慌てて富士シェイクで流し込む。富士シェイクはとても冷たくてこれまでの疲れを癒してくれた。
長年富士山に住んでいるというオッサンに出会い、富士山の名前の由来を教えてもらう。オッサンが言うには、なんでも富士山は「フジさん」という女性にちなんでつけられた名前だとか。
そのフジさんがどんな偉業を成し遂げた方なのかを聞いたら、オッサンは途端に無口になり、「俺の口からは言えねぇ」とボソリとつぶやいた。その後、オッサンは逃げるように去っていってしまった。どうやら富士山のタブーの一つに触れてしまったらしい。
午後2時。
徒歩で行ける限界の富士山最終地点に立つ。しかしまだ終わりではない。一般の人はここからUターンして帰るらしいが、それではあまりにもシロウト丸出しだ。
富士山登頂とは正確にはここから先のことをいい、本当の玄人というものはここからの登りに命を懸けるものなのだ。しかし9合目から富士山山頂まではそれまでとは一転してガラリと様子が変わる。
もの凄いそびえ立つ崖の連続で、ライオンなら間違いなくここから我が子を落とすだろうと思われる。最後の100mに至っては崖が覆いかぶさるようにオーバーハングしており、つかむところすらない富士山最大の難所だ。付近には白骨らしきものもチラホラと見える。
一つの白骨の近くに日記が落ちていた。どうやらそれは崖から転落した彼が、亡くなる直前まで書き記していたものらしい。亡くなった日、つまり最後のページにはこう書き記されていた。
「萌え。」
さぞかし無念であったろうと思う。彼の気持ちが痛いほど伝わってきた。
俺は彼の白骨を一つだけポケットに入れた。
「俺が一緒に山頂に連れて行ってやるよ」
俺は志半ばにして無念にも散っていったその白骨(友)にそうつぶやき、慎重に崖を登りはじめた。この崖を登りきった時、俺は初めて富士山をこの手に握ることができる。富士山登頂とはまさにこの瞬間にのみ存在する。この崖を登るための富士山なんじゃなかろうかとさえ思う。まったくもって登山家冥利に尽きる瞬間だ。
50cmほど登った時、とても無理だと気がついた。マウス以上に重たいものを持ったこと無いその華奢な手は、秒速で悲鳴をあげた。至極当たり前な話だ。こんなこと子供でもわかりそうなものだ。
なにも富士山の山頂に登ることだけが登山ではない。大体が何で山登りに命を懸けなくてはならないのか。根本的に命の使い方間違ってる。同じ命を使うのならまだジェロニモにでもやったほうがマシだ。超人になる前のジェロニモだったらきっとこの命を有効に使ってくれるに違いない。
俺はとっとと帰ってオナニーすることにした。ちなみに白骨はニセモノでした。
(まとめ) 富士山登頂を終えて。
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