日本において、古来より日曜日の昼間の時間というものは、NHKの「のど自慢」である。古き良き日本人は、日曜日ののど自慢を何よりも楽しみにして生きてきたし、それを見るために生きている人も少なくない。
むしろ、のど自慢を見る事が生きがいになっており、のど自慢が見れるからこそ、こんな世知辛い世の中にでもしがみついていられる人もいるのではないだろうか。のど自慢は昔からお茶の間に温かい笑い(幸せ)を運んできた。
ここで、のど自慢の重要性を物語る貴重な意見を二つほど紹介したい。
北海道在住のヨネさん(71)
「アタシャね、のど自慢があるからこそ、憎き息子の嫁のネチネチとした嫌がらせにだってたえ忍ぶことができるんだよ。あの鬼嫁め。大事な大事な一人息子をアタシから奪っていったドロボウ猫め。ヤツ(息子の嫁)は、毎晩のように寿司の出前をとり、愛犬チワワには、超高級ドックフードを買ってくるくせに、アタシのご飯は今日もなかった。鬼嫁はニヤニヤしながらこんなことを言う。」
『あ~らごめんなさい。お義母さんは食べないかと思って…』
「ムきぃぃぃぃ口惜しい。天国のアナタ。ヨネはつろうございます。できることなら早くアナタのもとへ逝きたい…。それでもアタシャね、こんなこと言ったらアレだけども、のど自慢があるから頑張れるんだよ、のど自慢があるからね、息子の嫁の再三の嫌がらせにだって耐えていけるのよ。のど自慢があるから…」
(言いながらヨネは大粒の涙をこぼし、言葉を詰まらせた…)
都内在住の光江さん(52)は赤裸々に語る。
「主人がいまだに毎晩体を求めてくるんです。正直言って、アタシ体的にはもう全然そういうのダメで、ドン・キホーテで安売りしてたイチゴのローションつけて頑張ってはいるんですけどね、もう痛くて痛くて…。それでも主人は毎晩毎晩まるで野に放たれたケモノのようにアタシの体をむさぼり続けるの。
アナタ…お金あげるからお願いだから風俗に行って…。
前に主人にそうお願いしたこともありました。けどまったく聞いてくれなかった。主人も不器用な人なんです。主人とはお見合い結婚で、新婚旅行で行った熱海の旅館で初めて結ばれました。
あの時はお互い初めてで、どうしていいのかわからずに暗闇の中、お互いの肌の感触を確かめあいました。フフ、主人ったら焦って入れる穴を間違えちゃって…。今ではわざと間違えますけどね。
以来、主人は30年間アタシ一筋ですので、他の女性の体を求める勇気がないらしくて…。昨夜もギンギラギンにさりげなく猛り狂った主人のイノシシにアタシの体はメチャクチャにされ…。
けどね、痛いけど、辛いけど、精神的に壊れそうだけど…、アタシ頑張れるんです。だって少し頑張れば、日曜が来て、そしてのど自慢が入るんですもの。だからアタシ、頑張れるんです!」
(そう言う光江の目はキラキラと輝いていた)
こういった貴重な意見を聞いていると、のど自慢というものが、もはや日本人にとってなくてはならない生活の一部である、ということを改めて再認識させられますよね。まったく身も心も引き締まる思いです。
つまり、のど自慢がなければ、日本はそういった高齢の世代から徐々に崩壊の一途をたどると考えられるわけで、逆に言えば、のど自慢が日本の平和や、ひいては治安や秩序、和の心などを陰で24時間サポートしている、とも考えられるのだ。
のど自慢の視聴率は、今も昔も変わらず安定した数字で推移しており、一部専門家の間では、これだけ不祥事が続くNHKの受信料の未納がなんとか今の水準を保っていられるのも、ひとえにのど自慢があるから、とさえ言われている。
のど自慢はすでに我々の生活の一部として、さりげなく日常に溶け込んでいるのだ。
「カンカンカ~ン!カカカカカカン!」
少し間の抜けたオープニングの鐘の音が鳴り響く。おなじみのメロディにのせて、本日の出場者が入場してくる。お楽しみのゲストは五木ひろしと瀬川瑛子だ。全国のお父さんの鼻息も荒くなり、期待と興奮が徐々に高まってくる…。さぁさぁ皆の者!日頃鍛えたのどを自慢しあうがいい!宴、今、開幕。
しかし、ここで一つの問題があることに気付く。のど自慢が抱える深刻な問題…、それは前記した、二人のケースにも当てはまるし、なにより客席を見ていると一目瞭然でわかる。
客席の高齢化。
現段階で、のど自慢のもっとも重大な問題は高齢化であると考えられる。その証拠に、のど自慢を楽しみにしているというか、もはや生活の一部とまで考える生粋の「のど自慢フリーク」は、50歳以上がそのほとんどで、若い世代にのど自慢を愛する人はほぼ存在しない、というのが悲しいかな現状なのだ。
客席を見てもはっきりとわかるように、客席の年齢の割合は、50歳以上が8割、残り2割のうちの半数は出場者の応援で駆けつけた若者や子供、残りの半数は、年寄りについて来た孫といった割合である。
ここで今、のど自慢を楽しみに見ている世代が50歳以上、日本人の平均寿命を80歳と仮定した時、のど自慢に残された時間は多くても30年という計算式が成り立ってしまう。
つまり、現段階でのど自慢を楽しく見ている世代は、少なくとも残り30年でいなくなることになり、30年後ののど自慢の視聴率は、今のまま推移すると、ほぼゼロに近いものになると予想される。
のど自慢を存続させるためには、現代のお年寄りに変わる新しい若手世代が、引き継いでのど自慢を見なければならない、盛り上げなくてはならない、会場に足を運ばなければならない、という図式になる。
今の若い世代でのど自慢を愛している人はほとんどいない、というのは先にも書いた通りゆるぎもない事実である。これではもはや日曜日の国民行事とも言えるのど自慢の存続自体があやしくなってくる。
若い世代にも、のど自慢のよさが伝わればいいのだけど、今のままでは難しいものがある。そこで、少しでも興味を持ってもらうために、冒頭で書いたポロリ(乳)が必要になってくることは間違いない。
過去の歴史を紐解いてみてもわかるように、【ポロリもあるかもよ】的なサブタイトルをつけた番組は、視聴率がうなぎのぼりに急上昇することは間違いない。
のど自慢でありながら、毎週、巨乳な一般人の女の子が多数登場。歌と歌の合い間に、水着で騎馬戦を繰り広げる。
当然ながら、そこにはまことに不確定ではあるけども、ポロリ(乳)の可能性が同居する。巨乳の女の子どうしの真剣な戦いなものだから、可能性はあくまでも未知数だが、かなりの高確率でポロリ(乳)が発生することは否定しない。
次世代ののど自慢を支えるとされている比較的若いお父さん世代(30歳後半~40歳代)は、働き盛りであると同時にポロリ(乳)に弱い半面を併せ持っている。
特に、性欲を余すことなく残しつつも、女性との絡みがほとんどなくなってくる40代の中年世代には、このポロリ(乳)の刺激は麻薬のように体に浸透していく。一度見てしまうともう止められなくなる。水系のモンスターにサンダーが効果テキメンなように、30~40代にはポロリが効く。ガツンと効く。
今まで難しくて見向きもしなかったDVDなどのディスクを利用した録画方法を急に覚えるようになる。テレビ録画できるパソコンやDVDレコーダーが爆発的に売れ、家電業界も便乗して盛り上がり、経済が発展し、世の中が好景気に沸くかもしれない。
ただ、毎回ポロリ(乳)があるわけではなく、たまに驚くほど全くないときもある。しかし、それが逆に世の中の中年達に良い刺激をあたえ、期待という炎を燃え上がらせることになる。
一家の大黒柱である、中年のお父さんがのど自慢を見るようになれば、テレビが一台しかない家庭は必然的に日曜日は、のど自慢を見ることになる。小学生の男の子は、父と一緒に乳を見ることになる。
これらがすべてよい循環となって世間に浸透する。やがて世代が変わってものど自慢は時代にあわせてその形態を少しずつ変え生き残っていくだろう。
そしてそれがすべての日本人を幸せにしていくのです。
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むしろ、のど自慢を見る事が生きがいになっており、のど自慢が見れるからこそ、こんな世知辛い世の中にでもしがみついていられる人もいるのではないだろうか。のど自慢は昔からお茶の間に温かい笑い(幸せ)を運んできた。
ここで、のど自慢の重要性を物語る貴重な意見を二つほど紹介したい。
北海道在住のヨネさん(71)
「アタシャね、のど自慢があるからこそ、憎き息子の嫁のネチネチとした嫌がらせにだってたえ忍ぶことができるんだよ。あの鬼嫁め。大事な大事な一人息子をアタシから奪っていったドロボウ猫め。ヤツ(息子の嫁)は、毎晩のように寿司の出前をとり、愛犬チワワには、超高級ドックフードを買ってくるくせに、アタシのご飯は今日もなかった。鬼嫁はニヤニヤしながらこんなことを言う。」
『あ~らごめんなさい。お義母さんは食べないかと思って…』
「ムきぃぃぃぃ口惜しい。天国のアナタ。ヨネはつろうございます。できることなら早くアナタのもとへ逝きたい…。それでもアタシャね、こんなこと言ったらアレだけども、のど自慢があるから頑張れるんだよ、のど自慢があるからね、息子の嫁の再三の嫌がらせにだって耐えていけるのよ。のど自慢があるから…」
(言いながらヨネは大粒の涙をこぼし、言葉を詰まらせた…)
都内在住の光江さん(52)は赤裸々に語る。
「主人がいまだに毎晩体を求めてくるんです。正直言って、アタシ体的にはもう全然そういうのダメで、ドン・キホーテで安売りしてたイチゴのローションつけて頑張ってはいるんですけどね、もう痛くて痛くて…。それでも主人は毎晩毎晩まるで野に放たれたケモノのようにアタシの体をむさぼり続けるの。
アナタ…お金あげるからお願いだから風俗に行って…。
前に主人にそうお願いしたこともありました。けどまったく聞いてくれなかった。主人も不器用な人なんです。主人とはお見合い結婚で、新婚旅行で行った熱海の旅館で初めて結ばれました。
あの時はお互い初めてで、どうしていいのかわからずに暗闇の中、お互いの肌の感触を確かめあいました。フフ、主人ったら焦って入れる穴を間違えちゃって…。今ではわざと間違えますけどね。
以来、主人は30年間アタシ一筋ですので、他の女性の体を求める勇気がないらしくて…。昨夜もギンギラギンにさりげなく猛り狂った主人のイノシシにアタシの体はメチャクチャにされ…。
けどね、痛いけど、辛いけど、精神的に壊れそうだけど…、アタシ頑張れるんです。だって少し頑張れば、日曜が来て、そしてのど自慢が入るんですもの。だからアタシ、頑張れるんです!」
(そう言う光江の目はキラキラと輝いていた)
こういった貴重な意見を聞いていると、のど自慢というものが、もはや日本人にとってなくてはならない生活の一部である、ということを改めて再認識させられますよね。まったく身も心も引き締まる思いです。
つまり、のど自慢がなければ、日本はそういった高齢の世代から徐々に崩壊の一途をたどると考えられるわけで、逆に言えば、のど自慢が日本の平和や、ひいては治安や秩序、和の心などを陰で24時間サポートしている、とも考えられるのだ。
のど自慢の視聴率は、今も昔も変わらず安定した数字で推移しており、一部専門家の間では、これだけ不祥事が続くNHKの受信料の未納がなんとか今の水準を保っていられるのも、ひとえにのど自慢があるから、とさえ言われている。
のど自慢はすでに我々の生活の一部として、さりげなく日常に溶け込んでいるのだ。
「カンカンカ~ン!カカカカカカン!」
少し間の抜けたオープニングの鐘の音が鳴り響く。おなじみのメロディにのせて、本日の出場者が入場してくる。お楽しみのゲストは五木ひろしと瀬川瑛子だ。全国のお父さんの鼻息も荒くなり、期待と興奮が徐々に高まってくる…。さぁさぁ皆の者!日頃鍛えたのどを自慢しあうがいい!宴、今、開幕。
しかし、ここで一つの問題があることに気付く。のど自慢が抱える深刻な問題…、それは前記した、二人のケースにも当てはまるし、なにより客席を見ていると一目瞭然でわかる。
客席の高齢化。
現段階で、のど自慢のもっとも重大な問題は高齢化であると考えられる。その証拠に、のど自慢を楽しみにしているというか、もはや生活の一部とまで考える生粋の「のど自慢フリーク」は、50歳以上がそのほとんどで、若い世代にのど自慢を愛する人はほぼ存在しない、というのが悲しいかな現状なのだ。
客席を見てもはっきりとわかるように、客席の年齢の割合は、50歳以上が8割、残り2割のうちの半数は出場者の応援で駆けつけた若者や子供、残りの半数は、年寄りについて来た孫といった割合である。
ここで今、のど自慢を楽しみに見ている世代が50歳以上、日本人の平均寿命を80歳と仮定した時、のど自慢に残された時間は多くても30年という計算式が成り立ってしまう。
つまり、現段階でのど自慢を楽しく見ている世代は、少なくとも残り30年でいなくなることになり、30年後ののど自慢の視聴率は、今のまま推移すると、ほぼゼロに近いものになると予想される。
のど自慢を存続させるためには、現代のお年寄りに変わる新しい若手世代が、引き継いでのど自慢を見なければならない、盛り上げなくてはならない、会場に足を運ばなければならない、という図式になる。
今の若い世代でのど自慢を愛している人はほとんどいない、というのは先にも書いた通りゆるぎもない事実である。これではもはや日曜日の国民行事とも言えるのど自慢の存続自体があやしくなってくる。
若い世代にも、のど自慢のよさが伝わればいいのだけど、今のままでは難しいものがある。そこで、少しでも興味を持ってもらうために、冒頭で書いたポロリ(乳)が必要になってくることは間違いない。
過去の歴史を紐解いてみてもわかるように、【ポロリもあるかもよ】的なサブタイトルをつけた番組は、視聴率がうなぎのぼりに急上昇することは間違いない。
のど自慢でありながら、毎週、巨乳な一般人の女の子が多数登場。歌と歌の合い間に、水着で騎馬戦を繰り広げる。
当然ながら、そこにはまことに不確定ではあるけども、ポロリ(乳)の可能性が同居する。巨乳の女の子どうしの真剣な戦いなものだから、可能性はあくまでも未知数だが、かなりの高確率でポロリ(乳)が発生することは否定しない。
次世代ののど自慢を支えるとされている比較的若いお父さん世代(30歳後半~40歳代)は、働き盛りであると同時にポロリ(乳)に弱い半面を併せ持っている。
特に、性欲を余すことなく残しつつも、女性との絡みがほとんどなくなってくる40代の中年世代には、このポロリ(乳)の刺激は麻薬のように体に浸透していく。一度見てしまうともう止められなくなる。水系のモンスターにサンダーが効果テキメンなように、30~40代にはポロリが効く。ガツンと効く。
今まで難しくて見向きもしなかったDVDなどのディスクを利用した録画方法を急に覚えるようになる。テレビ録画できるパソコンやDVDレコーダーが爆発的に売れ、家電業界も便乗して盛り上がり、経済が発展し、世の中が好景気に沸くかもしれない。
ただ、毎回ポロリ(乳)があるわけではなく、たまに驚くほど全くないときもある。しかし、それが逆に世の中の中年達に良い刺激をあたえ、期待という炎を燃え上がらせることになる。
一家の大黒柱である、中年のお父さんがのど自慢を見るようになれば、テレビが一台しかない家庭は必然的に日曜日は、のど自慢を見ることになる。小学生の男の子は、父と一緒に乳を見ることになる。
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