さるやは行く!!!  

何にでも興味があるが長続きしない。
そんなさるやが毎日を目標にアップしている、気まぐれなブログです。

 心はすでに ・・・。

2009年10月03日 | 魅惑の山登りの話。

               
               ヘッデンの 明るさに 不満がある訳じゃない。

               ブラックダイヤモンドも

               ストックにおいては とても 気に入っている。

               だけど

               ヘッデンに 一点 欠点がある。

               それは ねじ。

               ヘッデン乾電池入れのねじ。

               電池を入れようとすると

               ねじは 完全に 外さなければならない。

               山の中で 電池交換の必要が出来たら

               老いぼれた さるやの手では

               ねじは 確実に 指から落ちて

               転がってしまうことだろう 

               もし 転がらなくても

               ねじをどこかに置いてしまって

               どこに置いたのか  分からなくなって

               しまうだろう ・・・ 

               老いぼれるとは そういうことだ。

               しかし ・・・


               
               いかに老いぼれといえども

               ねじが無くなる事態に おいそれと

               泣く泣く 従う気は ないのだ。


               ・・・ 紐をつけた ・・・


               これで オーケー だ 

               願わくば メーカーさんが

               初めから 付けておいて くれたら ・・・。











               さて 

       
               こころは すでに 次の山の 準備です。


               
               ↑ 新たにやってきた 仲間  も いるようですよ。

               シュラフカバーも要らないし

               -30℃までは 対応です。

               それで -1.000g。


               
               これも 軽量化の一端。

               冬山は 無理でも

               秋までなら 右の200円で なんとかして

               -300g。


               
               山では 汗もかくので

               北海道展で買った

               ビックボトルのハッカ油を 小分けに。


               そんな ことを つらつらと やっていた 10月3日。

               









 それでも

 予告の通りに

 今日は 聖の巻の 続きです。

 



 薊畑は

 聖岳へと 聖平 への 分岐の広場。

 一日目は 聖岳へ 登らずに

 聖平へ下って

 テントに泊まります。

 その時は 一日目はと

 思ってたからね ・・・ 

 だって 薊畑に 着いたのは 14:00過ぎ。

 これから 聖に登ったら

 CT5時間以上だから

 19:00は 過ぎてしまう ヽ(; ̄エ ̄)ノ

 さるやなら 午後9時には なってしまうかもね ・・・ 

 日帰りするアスリートもいるなんて

 全く 信じられないよ ・・・ 












 聖平に下ったら

 木道に乗って ほんの 数分。











               
               そう そこ 下って 左ですよ。












 うん あっちあっち。

 









               
               胸ときめく  縦走路への分岐。











               

 聖平小屋へ

 木道歩きな 主水さん。

 









               
               ごめんなさい

               撮り忘れちゃったんですけども

               聖平小屋では

               到着時に リーフ型のクッキーと

               とっても美味しい お茶の サービスが ありました。

               これ 噂には聞いていましたが

               噂以上の  旨さです 

               疲れた体に 沁みる 温かいお茶。

               ほんのり甘い クッキー。

               小屋番さんの対応も

               評判に違わず ・・・ とっても 優しい。

               そして 親切 


               
               受付には

               東海フォレスト元社長が

               お客さんで チュックイン。

               すごく 紳士な方でした。

               ダンディー~~~ さん。

               登ってきた方の 話を聞くのがお好きなようで

               面白そうに 

               日本酒 400円 を 購入した さるやに

               話しかけてきます。

               「 どこから 入山? 」

               「 すみません・・・

                 東海フォレストのお世話にはならずに

                 便ケ島から 入ってしまいました・・・」 


               その後も ・・・ 色々と・・・。

               翌日 その ダンディーさんは

               聖を越えて

               赤石へと 

               確実な足取りで

               お供の方とご一緒に

               去って行きました。

               欲の無さそうな?

               淡々とした 足取りは

               速そうでは決してないのに

               とても 速い

               山歩きの プロって 様子でした。

               ・・・ あんな風になりたいなぁ~~~ LOVE



               
               テント場は 広くて平らで快適です。

               お水もたっぷり出ています。

               お手洗いも 綺麗です。

               翌朝 2:50

               早く寝たので もう 眠れません。

               早朝 3:00.












 3:02

 聖に向かって 歩き出しました。

 テン場は申し分ないし

 眠れたと思いました。

 どうしてか ・・・

 自分では 疲れたとは感じないのに

 足が 重たくなっていたのには

  驚きました。

 聖の登りで 主水さんに

 お得意の

 「 悪いけど ・・・  登れないかもしれない

   足が重くて 上がらない ・・・

   一人で行って来てくれない ・・・ ??? 」 攻撃炸裂です。 

 主水さんは 

 「 時間はあるから ゆっくりでいいから

   一緒に行こうよ ・・・ 

   行った方が いいと思うよ 」と。

 

 苦しかった。


 一人で行ってくれたら 楽なのにと思った。


 それでも ・・・・











               
               重たい足を 泣きながら 上げて

               進むうち

               少しだけ 足が軽く なり

               4:20

               小聖岳についた頃には

               登れそうだと 思えるように なっていました。












 調べたところによると

 小聖岳から 垂直の壁 聖岳が 拝めるということでした。

 しかし さるやには 壁が見えない方が

 却って ヽ(; ̄エ ̄)ノ 

 幸運   。

 垂直に聳える岩の壁が

 目の前に迫っていたら

 きっと

 登る気が


 MAX 萎え萎え ・・・ (、。Д。)


 だったと思います。

 帰りに 振り返った 聖岳は

 「 あんなの よく 登れたな 」と 主水さんが言うほどの

 急斜面。

 さるやも 腕を 上げました ???

 以前なら きっと 急すぎて

 登れても 下りられなかった 坂道です。












 流石の 主水さんも

 「 うっへ~~~ 急なんだなぁ~~~ 」って

 驚いていますよ  













 後半戦は 順調で

 これなら 6:00頃には 山頂へ 着けそうだと

 安堵しました。

 さるやには その後の こころ積もりがあったのです。

 9時までには テント撤収。

 茶臼に向かって 出発すれば

 倍の時間が掛かっても

 なんとか 今日中に 茶臼小屋へ辿りつける 

 そんな 拙速な 計画でした。

 時間と 日にちは 充分余裕だったのに

 焦りは 縦走を 不可能にしていく

 最大の 要因となっていきました。

 今思えば 本当に とっても すごく 残念です。

 でも その時は

 一日でも早く下りたがっている 主水さんの願いを

 何とか 叶えたくって 必死でした。

 無理 ! を することが

 無理に 気づかないことが

 どれだけ 残念な 結果を招くことになるのかを

 さるやが 身をもって知るまでに

 坂道の写真からだと

 あと ・・・・ 5時間。

 痛恨の 5時間です。







                          ・・・ つづく ・・ 

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4 コメント

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人の一生は重き荷物を負うて遠き道をゆくがごとし (河童)
2009-10-06 04:10:49
 荷を背負い長い道を登るのは
誰しも決して楽なことではありませんが
登れば遠くの風景や色んな風景に出会える事も真実。

 でも「重い」「つらい」「イヤだ」って思ってると
余計に重く、つらく感じますが
景色や会話を楽しんだり歌をうたったりしていると
重さを忘れてしまうこともありますよね!

 そして荷物をしっかりと身体に背負い
自分の身体の一部のように思えるともっと良い。
荷物は嫌がって身体から離すほど、
身体のどこかに負担がかかってよけい重く感じる。
「重荷が人をつくる、お手軽では人は出来ない」って
先人が教えてくれている様に思います。

 さるやさんは確実に楽しく
苦労を幸せに変えて山登りをしていると思います。
今のヘッドライトのねじもさるやさんのように進歩し
問題をクリアーしたモノが出ています。
 河童も頑張らなければ (^0^)/
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ヘッデン (トシちゃん)
2009-10-07 00:00:29
自分も以前ブラックダイアモンドのヘッデンを使っていました、
電池ケースが後ろに有るので重量配分が良いのが利点ですが、
電池ケースとライト部分をコードでつなげているために
ハンダ(接続部分)がはがれやすく、使用できない事が度々。
現在は量販店の安物ですが一体型のコードレスを使っています。

超軽量なシュラフをワッショイされましたね、おめでとうございます。
中に入る時に突起物を身に付けない様にしてくださいね、
自分はキーホルダーか何かで引掛けたらしく、朝鳥になっていました(涙)
返信する
河童さま、コメントありがとうございます。 (さるや)
2009-10-08 17:43:05
歌唄う余裕は・・・皆無です。(涙
登るのが精一杯で、余計なことしてたら、山頂へ着けなくなってしまう恐れがあります。
荷物は、自分で持ち上げられないものは、背負ってはだめ!って分かりました。
どうして、担ぎ上げられるって思ったのか、今でも、自分でも、理解不能です。
やる気は満々、しかし、実力不足な自分。
さて、次のやる気は・・・どちらで発揮されるのでしょうかね?
また、やる気が先行して、空回りか?
落ち着きのある猿板メンバーのような、実力派に、いつか成長する予定の?下り坂さるやです。
しかし、なぜか?
また、行きたくなるんだよねぇ~。
あれこれ工夫して、「今度は大ジョブ!」だって、思い込んでね。
さて、今度こそ!
ゆっくり、時間をかけて、楽しんでっと・・・。
返信する
トシちゃん、コメントありがとうございます。 (さるや)
2009-10-08 17:50:08
そうです!
うっかりすると、翌朝 鳥! って・・想像したら、爆笑ですが、涙ものですよね。
気をつけますね。
キーホルダーかぁ~。
携帯電話にじゃらじゃら付いてますから、要注意ですね。
シュラフは散々悩んで、600gのダウン入りを購入。
450でもいいかな!って思いましたけれど、もしかしたら、雪山でも使えるかも?と、欲かきまして、どうなることやら・・・。
少し、重いかも?
それでも、随分軽量化できたので、いつか!リベンジに行かねばなりません。
なんだか、あの、縦走路気になる存在です。
悔しいってのもありますしね。
量販店の安物ヘッデンで・・・大丈夫なんですか?
工場で使っている¥2.420のでも、大ジョブってことかなぁ~。
使ってみようかなぁ~。
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