噂の展示会に行きました。

　何れにしても急成長の住宅会社です。売り上げは倍増しても、利益の倍増は難しく、経費は倍増し、クレームが2倍いや３倍になる恐れが有ります。
怖いのは1０年後においてです。
私の近くでローコスト住宅造りに走り倒産した住宅会社がいました。
もっとも私のお世話になった住宅会社も同様です。
タマホームに負けない勢いが当時はありました、今にも上場かと思ったほどですが長続きはしませんでした。
これはバブルのはじけた事にもよりますが、平成元年以前から価格破壊と思える
ローコスト住宅造りに取り組み、その結果がクレームの山。
担当者はその対処に終われ、結局本来の住い造りへの信用が低下し受注は激減、
今はお世話になった会社は有りません。住んだ方の評判がよければこんな事は起きなかったはずです。
近くにローコストで建てられた家が有りますが、外壁は波を打っています。
まだ築数年しか経っていません。本当に気の毒です。
中には大幅な改修や建て替えをしています。
最近赤字に転落し話題になりましたが、ペイントハウスなる急成長した会社の支店がありましたが、いつの間にか消えてしまいました。
株式も上場廃止になっているようです。想像するにクレームの山となって評判を落としたのでは・・・・。
急成長した会社には幾つかのリスクが付きまといます。
その一つに担当者（営業）と施工する業者に当たり外れが大きくある事です。
それだけ人材・協力業者が揃っていない事です。
もし、この様なローコスト系で住い造りを考えるならば、この事を念頭に置いて建築する事をお勧めします。
例えば、現場撮影しチェックをする姿勢を見せれば効果があるのではないでしょうか。
尚、チラシでうたっていますが、坪単価26.8万円では絶対出来ません。
良い家らしく見せていますが、全て建材もの、当然和室は張り物で、
私の目には永く愛着の持てる家に映りませんでした。
　　　　　まじめな社長のまじめな家造実践会　代表米田正憲