下手な横好き

安さには大きなリスクが

         安かろー・・・・・・悪かろー
 私の子供の頃には当然、冷凍食品なんかは有りません。記憶をたどれば、
氷の入れる木製の箱が何時ごろか解りませんが有った様に思います。
それが冷蔵庫だったのでしょうか。
実家は農業でした。今ではその
古里も一変し農地は殆どありませんが、
子供の頃はどの農家にも劇薬が何本もありました。
農作業の手伝いをしましたと言うより農家の子供としては手伝いする事が
あたり前の時代でした。
一番辛かったのは、米・野菜・ミカン等への消毒作業です。
肉体的にもそして薬剤の臭いです。特に夏の暑い時期はそれは大変でした。この薬剤散布も、
人体への悪影響より生産や商品価値を高める為に使用していたのでしょう。それでタニシやドジョウや鮒子等、沢山の小動物が消えていきました。

 当時、母親は危険と思ってか、トマトやキュウリは必ず皮をむいて私達兄弟姉妹に与えていました。とにかく「よく洗え」と言われました。今思えば、せめて我が子には農薬付けの野菜を与えたくないと考えていたのでは?話が古くなって申し訳御座いません。


 それでは、今は何が問題なのでしょうか?

勿論、現地のモラルの低さや安全管理の不備は山ほど有るでしょう。

現実に僅かな期間で、チェックされ輸入出来なかった商品の膨大さをTVで取上げられていました。それだけ危険な食料品が輸入されている現状です。それにしても加工食品はチェックしてないのですから驚きですね。
これでは、これからも同様な問題が起きると想像出来ます。
我が身は自己責任で守れとなりますが、問題の有る国の企業から仕入れるには、輸入業者や
監督官庁の安全対策が厳しく求められます。
輸入量の膨大さに行政が追いつかないとは責任転嫁の無責任でしょう。
そして企業の姿勢です。輸入するので有ればその工程を確認して
下さい。
リスク管理がきちんと出来る企業の姿勢を強く求めたいです。
何事においても、安い裏には必ずリスクが潜んでいる事です。

人の命に関わる事です。利益優先より安全管理にお金をかけて下さい。
さて住まいの現場では、最近リフォーム業者が増えました。
異業種からの参入や全く何も知らない業者まで様々です。
一定金額以下なら無資格者でもリフォームが出来るのです。

だからモラルが低くクレームが多いのです。
業者の選び損ないは、ぼったくりの価格だけでなく「かえって住まいを危険」にします。

古い外壁や下地材、傷んだ柱をそのままにして、上からサイディングを
はった為、外壁が落ちた報告を聞いています。
外観が美しくなっても、肝心の建物の強度を補強しない事には、又数十年
危険と隣り合わせです。安易に業者を選び安易なリフォームをすればそれだけ危険が増します。
  
まじめな社長のまじめな住まい造り実践会 代表 米田正憲


写真を趣味に高齢者の戯言

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