私の尊敬する真向法のプロさんの記事です。
さて股関節を柔らかくするとどんなメリットがあるかということでしたね。
下の写真をみて下さい。
これは真向法体操の3つの動作のそれぞれのポーズの一コマです。
A
まずこのA。このポーズはヒザが床についた状態が望ましいんですが、
はじめからこの形がとれる人はあまりいません。
要するに股関節がかたい人が多いわけですね。(詳しくはここ)
まあそれはともかく、この状態で前屈するとどこの筋肉が伸ばされると思います?
それはですね、主に脚の外側の筋肉が伸ばされるんです。
B
ではこのB。このポーズはつま先を立てて前屈するのがミソなんですが、
この動作によりどこの筋肉が伸ばされるか?
これはお分かりですね。
そう、脚の後側の筋肉が伸ばされます。(詳しくはここ)
C
ではこのC。このポーズもつま先を立てたまま前屈しますが、(詳しくはここ)
この動作によりどこの筋肉が伸ばされるか?
それは、脚の内側の筋肉が伸ばされるわけです。
さてこのような動作によって
脚全体の筋肉が万遍なく伸ばされることになりますが、
股関節がかたいと、このような動作はできないわけです。
別にできなくても困らないからいいんですが、
できることのメリットが実はものすごく大きいんです。
前にNHKの「ためしてガッテン」でやっていた実験なんですが、
前屈が容易にできる人と、そうでない人が上のBのような前屈運動をした場合の
太腿の筋肉繊維の伸縮度を計測した結果、実に2~3倍の差があったんですね。
股関節がかたい人の脚の筋肉は常に緊張して縮こまってしまっているんです。
これはどういうことかと言うと股関節がかたい人は
下半身の血流がものすごく悪くなっている可能性があるということです。
いや可能性じゃなくて確実に悪くなっています。
現にこの番組でも両者の血流の差を調べた結果、倍以上の差が出ています。
いいですか、よく聞いてくださいね。
ちまたでは「血液サラサラ」なんてよく言われていますが、
血液がサラサラになっても動力源がなければ血液は流れません!
まして人間は直立が多いですから、
足の血液(静脈血)やリンパ液は重力に逆らって上体のほうへ流す必要があります。
ですからその動力源として脚の筋肉の伸縮、つまりポンプ作用が絶対必要なんです。
それも伸び縮みの割合が大きければ大きいほどいいことになります。
それには股関節を柔らかくすること。
このこと気づいて実際に実行するかしないかで
5年、10年先の体はおそらく雲泥の差がつくことになります。
これは私自ら実践し、いろいろな人を見てきた経験上断言します。
股関節を柔らかくして・・
こんにちは
きのうは股関節を柔らかくすることのメリットをお話しましたが、いかがでしたでしょうか?
股関節の可動域が大きければそれだけ下半身の筋肉の伸縮率も増してそのポンプ作用で
血液、リンパ液の流れもより一層促されるというわけなんですね。
さてここでもう一つ付け加えておきますね。
この動作です。
これは真向法の第四体操なんですが、これにより脚の前側、
すなわち大腿四頭筋が伸ばされることになります。(詳しくはここ)
つまりこれを付け加えることにより脚のすべての筋肉のストレッチができ
ることになります。
これで下半身の筋肉の伸び縮みに関してはほぼ完璧というわけです。
ただこの最後の動作はヒザ、腰が悪い人はたぶんできないでしょう。
痛い場合は無理にやらないで下さいね。
さあ、
ではあなたもさっそく股関節を柔らかく!
って行きたいところですが、
「そうは言ってもねぇ
そう簡単には行かないよ
なにしろ体、カチカチなんだから」
っていう心境かな?(^^;
わかります。
私もそうだったん