あるまこ~

ITコンサルタント&山岳ガイド協会公認 山岳ガイド&インターネットショップ ラブジアース店長&LOC代表の徒然日記。

【山岳ガイド】雪崩対策技術総合 その2

2010年01月30日 21時21分35秒 | 山岳ガイド
↑ワイスホルンまでのルートガイディング検定。初めてシール付のスキーしたが、かなり厄介。慣れが必要だな。

1.低体温症について
 ・特徴
  ・大量のエネルギーを消費
  ・判断力が落ちる
  ・震えが止まる
  ・疲労との区別が難しい
 ・コア温度(35度)、シェル温度
 ・3要素
  ・身体を冷やす要素(寒冷、水、濡れる)が増大
  ・保温(皮下脂肪、衣類)が十分でない
  ・熱産性(運動量、栄養)の低下
 ・症状(コア温度が35~30度:軽度、30~25度:中度、25度以下:重度)
  ・軽度:震え、意識障害
  ・中度:寒がらない、もうろう、震えがない
  ・重度:神経反応消失、心停止
 ・レスキューデス(間違った治療による急激な環境変化による死亡)
  ・心臓をゆっくり暖める
  ・人工呼吸
  ・乾いた衣類、寝袋、脇に湯たんぽあてる
 
 ・低体温症でのNG集
  ・マッサージ、急激な加温、心臓マッサージ、起こす、背
負う → コアとその他の血が混ざる行為
  ・アルコール、カフェイン、タバコ
 ・保温/加温


2.雪中埋没体験とシャベリング
 ・エアーポケット

3.ルートガイディング
 ・ホワイトアウトナビゲーション
 ・ベアリング

4.セルフレスキュートレーニングについて
他のパーティが雪崩に流された想定で行う。
 ※指示は名前をつけて明確に!
1)時間の確認 → リーダが記録
2)現在地の安全の確認 → メンバー
3)パーティの目視確認 → リーダが状況を確認する、他メンバーは捜索の準備(ゾンデ、シャベル)
4)状況の確認
 ・まず、安心させる(大丈夫?等の声かけ)
 ・安全なところへ非難させる
 ・パーティの総人数
 ・流された人数
 ・ビーコンの有無 → ビーコンの有無をメンバーに伝える
 ・流された時間(今から何分前)
 ・遭難点、消失点
 ・スキーORスノボの装着
5)残ったパーティへの依頼 → リーダ
 ・ホイッスルの有無 → 二次雪崩の発生をお願いする
 ・パーティのプローブがあれば借りる
 ・ビーコンの受信切替
6)メンバーの役割を決める → リーダ
 ・リーダ1名:全体統制、ビーコン2名、ゾンデ?シャベル2名
 ・ビーコン以外のメンバーはビーコンの電源を切る
7)ビーコンの確認 → メンバーに手を上げさせる
 ・ビーコン隊の受信
 ・ビーコン隊以外は電源OFF
 ・リーダは受信
8)消失点まではリーダが先導する
9)常に上方向を確認 → メンバー
10)2方向に分かれさせる
 ・ビーコン隊(名前を明確に)
 ・ゾンデ?シャベルは5mくらい後に(名前を明確に)
11)メンバーが遺留品を発見したらそのまま → ストック → リーダ
12)初動捜索
13)電波法(10m)
13)直角法(4m)
14)ゾンデ
15)ヒット(絶対抜かない) → メンバー
 ・深さを確認させる
16)下からシャベリング → メンバー
 ・ビーコンで同時に深さを測る
17)ビーコン10cm程度
 ・シャベリングを気をつける
 ・手で掘る
18)出てきた状態を確認
 ・バックパック、足、スキー等
 ・気道確保
 ・声かけ
19)怪我していないことを確認する
 ・手が怪我していないことを確認し引っ張る
20)ビーコンをつけていない人の捜索
 ・デブリの末端からゾンデーレン

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