あるまこ~

ITコンサルタント&山岳ガイド協会公認 山岳ガイド&インターネットショップ ラブジアース店長&LOC代表の徒然日記。

【山岳ガイド】二次試験(無雪期ルートガイディング) その4

2009年09月09日 21時35分23秒 | 山岳ガイド
↑すっかり秋空の立山。空気が乾いてて、ちょっと肌寒かった。

やっと終わった。4日間。終わってみればけっこう短かった。想像していた検定とおりのこともあったし、まったく違ったこともあった。

■日程
 ・剣沢山荘付近で検定(6:30~9:30)
 ・剣沢山荘(10:00)~(10:40)別山乗越(10:50)~(11:40)雷鳥平~(12:20)室堂

■検定項目(検定項目は参考程度)
 下記1と2で、上りとトラバースでの危険箇所を二人のクライアントを通過させるシステムの構築と通過というシナリオ。
 下記3で急流を渡る渡渉のシナリオ。

1.支点の構築と固定ロープの設置
 1-1.人工物にロープの先端・中間支点は正しく結べ、正しく張り固定できたか
  ・ロープの張り具合(終了点→開始点で張り具合を調節)
  ・支点の確認(残置ハーケンのテスティング、リングボルトの確認)
 1-2.自然物にロープの先端・中間物は正しく結べ正しく固定できたか
  ・支点の構築(自然物、潅木などにスリングまたはメインロープ、ガース・ヒッチはNG)
  ・加重がかかる方向に固定
  ・終了点の構築(スリング、安環、クローブ・ヒッチ、エイトノットでループ作成)
 1-3.固定ロープの登り方・下り方・トラバース(ガイド本人)
  ・ガイドの確保(安環とスリング)

2.ロープ固定時の顧客への対応
 2-1.顧客と固定ロープを状況にあわせてセットできたか
  ・急登での固定ロープ(中間支点を適度に入れる)
 2-2.固定ロープの出発点と終了点で顧客の安全を確保したか
  ・セルフビレイの構築(支点からダブル・エイト・ノットで構築)とクライアントのセルフビレイ
 2-3.顧客に指示を与え、安全に誘導できたか
  ・クライアントへの説明
  ・クライアントの確保(カラビナ2つ、スリングでガイドと接続、簡易的なショートロープ)
 2-4.顧客全員を掌握できていたか

3.沢の渡り方と危険箇所の通過
 3-1.沢をトラバースする時、一般的にどのように渡るか。(筆記試験で実施)
 3-2.確保の必要な場所で顧客を確実に確保しているか。
  ・クライアントへの説明とセルフビレイ
  ・わたり方(半身、ガイドをつかむ、安環でロープにセルフ)
  ・クライアントをリード
 3-3.渡渉時の手すりとして固定ロープの張り方。(アンカー作成、張り込み方法)
  ・アンカーの選択(上流、下流、角度)
  ・支点の構築
  ・張り込み(オートブロック、中間支点(バタフライ)、張り具合)

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