Art Tree ブログ

アートツリー出版社のブログです。

和紙の折り鶴

2020年04月20日 | 日記
5月6日までの辛抱かと思っていた緊急事態宣言も、
日々のニュースを聞く限りなかなか落ち着く気配がなく、
今後が心配になってきます。

この状況に何か役にたてることはないかと考え、
新型コロナウィルスの一刻も早い終息と困難な状況にある人のために、
折り鶴を折りました。

使用したのは、これまで取材で何度か訪れた埼玉県の東秩父村と小川町で
購入した和紙や千代紙です。



写真撮影時の小物に使おうと思い、綺麗だなーと思ったものを
購入してありました。
なぜこんなに和紙に惹かれるのか、言葉にするのは難しいのですが、
それはきっと和紙が製作工程も含めて芸術的に思えるからだと思います。

取材で訪れた東秩父村と小川町の「細川紙」はユネスコ無形文化遺産に登録されていて、
楮(こうぞ)のみを原材料とする手漉き和紙です。
実際に育っている楮(こうぞ)や実際の作業を見学することができ、
仕事をいえどもゆったり穏やかな時間を過ごした貴重な経験でした。



和紙で実際に折った折り鶴を部屋に飾ってみましたが、
部屋の雰囲気が一気に芸術的になりました。
プロの作家による和紙を使用した美術品の中にはそれは美しく、大変高額なものもあります。

今回の折り鶴で和紙の魅力を再発見した週末でした。
そして折り鶴に込めた願いが天まで届くことを祈っています。

★2014年6月に発行した、まだ埼玉写真情報誌だった頃の『ふぉとさい』vol.05は
「埼玉と和紙」がテーマです。
わずかですが在庫がありますので、ご希望の方はお問い合わせください。

KUMI
株式会社アートツリー出版社

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