川端誠司ブログへようこそ

シンガーソングライターです。オセロが趣味でユーチューブで選手宣誓の場面を見れます。川端三段と打ち込んでください。

「1号艇定松始動!」

2024-05-31 18:00:00 | 競艇詩

2024年5月26日

ボートレース多摩川に駆けつけた大勢の競艇ファンがその瞬間を待っていた

レース開始の瞬間を

 

勝利への絶好のポールポジション

競艇1号艇

これに乗るのは定松

 

SG 第51回競艇オールスター優勝戦!

デビューから4年7か月、弱冠23歳の定松が

5人のベテランをさしおいて見事優勝戦での1号艇を勝ち取った

 

彼の名は定松勇樹(さだまつゆうき)

そしてイケメン

おのずと女性ファンも多いことだろう

 

6人の選手は

1号艇が定松 23歳 SG 優勝戦初出場

2号艇が宮地(みやち)37歳 SG 優勝1回

3号艇が馬場 40歳 SG 優勝4回

 

4号艇が森高(もりたか)45歳 SG 優勝1回

5号艇は選手会長の瓜生(うりゅう)48歳 SG 優勝11回

6号艇はSG連覇を狙う毒島(ぶすじま)40歳 SG 優勝8回

と錚々(そうそう)たる面々が顔をそろえた

 

テレビの生中継は

司会が青木源太アナウンサー、

スタジオゲストがサッカー元日本代表の中澤佑二氏と

元オセロの松嶋尚美氏、解説者が植木通彦氏

 

現地でのリポートと応援は

リポーターがボートレースプレミアオフィシャルリポーターの辻満里奈アナウンサー、

応援が2024ボートレースCMキャラクターの矢吹奈子氏の布陣

 

定松と年齢が同じ矢吹奈子が辻アナに促され、彼女の推しの定松に

「定松選手、優勝してほしいです。がんばってください!」と

エールを送った

 

スタジオゲストの松嶋尚美も青木アナに促され、

定松に「応援してます!」とエールを送った

 

そして選手たちはピットから飛び出し待機行動へ

6艇それぞれが自分のコースへと向かって自艇を移動させていく

 

待機行動とはピットからコースへの移動を指す

待機行動で艇順とコース順が変わることもある

しかし1号艇定松はこの待機行動でのライバル5艇の策動を許さなかった

 

バッと出てすかさず1コースをゲットする定松

2号艇から6号艇も順当に枠なりで収まった

 

定松はアタマの中を空っぽにした

「自分の普段の力を出せば勝てる!」

「またそれができないならここまで来れていない!」と

 

オールスターファン投票で選ばれ、予選を経て

準優勝戦、そして優勝戦へとコマを進めた定松

 

3レースある準優勝戦では定松は最後の3レース目に登場、

1号艇に乗り見事1着を勝ち取った

定松の実力はまだまだ未知数、十分な伸びしろがある

 

そして定松は自分にいった

栄光への道は己れ自身によって切り開く、と

 

そしてそれを後押ししてくれるのはファンの声援と応援!

テレビでレースを見ているファンもたくさんいる

「ファンの応援を一身に受けて自分は今1号艇に乗っているんだ」と定松

 

1号艇の色は白!

一切のけれん味なし

そこにあるのは「勝ちたい!」という気持ちのみ

 

勝利へのアドバンテージ、1号艇

しかし2号艇から6号艇までの5艇もチャンスあらば、

あるいはあわよくば、と1着を狙う

 

号艇にミスがあればすかさずその内側にすべり込もう、という考えだ

しかし定松がそれを許すか、

それは定松自身の操船にかかっている

 

そしていよいよ大時計が動き出した

てっぺんから2秒過ぎて残り10秒となる

全艇が少しずつ動き出した

まず外側の3艇が後方からぶちかますように勢いよく走ってくる

これが外側3艇のダッシュスタートだ!

 

そして内側からゆっくりとスロースタートでスタートした3艇と

外側の3艇がホームストレッチのスタートラインまでの途中で合流した

 

まるで大きな川の2つの支流が途中で合流して

大きなうねりとなり

大河となるように・・

 

そして大時計が5秒、3秒、1秒と進んでいく

そして全艇がほとんど同時にスタートラインを一気に横切っていく!

6艇、栄光のSG制覇へ!

6艇がまずめざすのは第1ターンマーク!

競艇の差し手争い、第1ターンマークのターン!

 

「1号艇に負けは許されない!」

定松に禁句が出た

それを心の中で言葉にしなければいけないほどの

プレッシャーが彼、定松を襲っていたのだ

 

まだ23歳の若者にその言葉は発言としてはデカすぎて

口にはできないが心の中でならいえる

 

そして彼は繰り返していった

「1号艇に負けは許されない!」と!

 

そして第1ターンマークが近づいてきた

定松は少しスピードを緩め、第1ターンマーク外側を接触しないぎりぎりで回っていく

といってあわやぶつかる、というほどでもない

若干は余して距離を取っている

 

そして2号艇、3号艇、他の艇も争うように前を追って

第1ターンマークをターンしていく

「勝てなくても2着争い、3着争いがある」と

後続艇の選手たち

 

第1ターンマークのターンを終え、定松、先頭に立つ!

 

そして各艇、向こう側、バックストレッチの走りへ

各艇の第2ターンマークへと向かう走り!

 

だがもう定松はこの時点でほとんど勝利を確信していた

「第2ターンマークさえうまく回ればほとんど勝ちだ!」

「だから落ち着いて第2ターンマークを回ろう」

「それへの集中だ」と定松

 

後続の5艇も前を追っていく

特に2番手の馬場と3番手の森高は

覇権を争うかのように走っていく

 

「負けてなるものか!」

2番手死守、または2番手奪取!

今3番手を走っている森高も当然あわよくば2番手浮上を狙う

 

そして後続の3艇も「このままでは終われない」とばかりに

前を行く3艇を追っていく

 

競艇SG優勝戦!

しかもオールスター!

すばらしいレースを展開している6人の競艇選手たち!

 

彼らにとってこのレースは本当のひのき舞台だ

SGの優勝経験のある選手もない選手も

これ以上の晴れ舞台はないんだから・・

 

各選手がこのレースがSG優勝戦だと自身に言い聞かせ、

各自、自艇を操船していく

 

そして第2ターンマークが近づき

これを危なげなく回る定松や後続の選手たち!

 

だが2番手争いはまだまだ激しさを増している

まだ決着はついていない

ファンの注目も当然そこだ

 

そして2周目の周回へ

2周目の第1ターンマークも危なげなく回った定松

 

ボートレーサー養成所に入る前から夢見ていたSGでの活躍とSG優勝

それが目前に近づいているのだ

 

だが定松には焦りもなければ驕り(おごり)もなかった

 

「ここまで来れたんだから!」と

再びその思いがした

 

ボートレーサー養成所でのハードワーク

本当にきつかった

 

何度もやめたくなったけれども

その度に自分を叱咤激励し、乗り越えてきた

「あの経験が今ここで生きている!」と定松

 

定松が走りながら自艇に声をかけた

「君のおかげだ。君のおかげでここまで来れたし戦えている」と定松

「本当に優勝できたら全部君のおかげだよ」と定松が

レース途中ながらも自艇をねぎらった

 

そして定松がどんどんと走っていく

定松が水面をすべるように走る!

 

定松の圧倒的な逃げ!

独走!

 

そしてレースは最終周回の3周目へ

定松はそれを乗り越え、1着でゴールを切った

 

SG第51回オールスター優勝戦、

優勝は定松勇樹!

2着は馬場、

3着には森高が入った

 

定松SG初優勝!

そして2000年以降生まれの選手のSG優勝も定松が初めてだ

定松の天国の父に捧げるSG初優勝!

定松はこのレースを完勝で飾った

 

インタビューで定松から自分に投票してくれたファンへの

感謝の言葉があった

 

そして定松は感動のウイニングランへ!

係員が操船するボートに乗り、

ファンに向かって手を振りながら何度もお辞儀をする定松!

競艇ファン皆が優勝した定松を拍手で祝福した

 

定松選手、優勝おめでとう!

これからもがんばってください

応援しています!

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