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私が他の誰でもない私になるために・・・
独立系FPを目指す私の成功ノート

世界天文年2009~今世紀最長の皆既日食~

2009年07月22日 | 自然

「今日虹をみたこと草をふんだこと」(中居由美)

今日、どんないいことがあったか。
夜寝る前に振り返ってみる。
すると、雨上がりの虹を見たこと、濡れた草を踏んだことが思い浮かんだ。
 ただそれだけのことだが、作者は
優しい思いに包まれただろう。
人の幸せとはかくもつつましい。
(読売新聞「四季」20097.5 長谷川櫂)


今日、鹿児島・トカラ列島や奄美大島北部などで見られた皆既日食。
部分日食も各地で起きた。
私の地元でも6割が欠ける部分食を観測
曇りの予報だったため期待はしていなかったが、午前11時頃、急に太陽が姿を現した

気がづくと隣の専門学校の生徒をはじめ、同僚たちがみな外へ。
職業柄、レントゲンが大量にあるのでそれを片手に空をみあげると、 雲の間から三日月太陽がぽっかり・・・

しばし見入って不思議な気持ちになった。
デジタル一眼レフを取りに戻り、これまたレントゲン越しにパチリ。
目をショボショボさせながらも、それなりの絵になりました

地元で部分日食が観測されたのは2004年10月以来のこと。
でもすっぽりと隠れる皆既日食はまだ観たことがありません。
ダイアモンドリング、観てみたいなぁ

皆既日食自体、地球上では1~2年に1度の割合で起きているらしいですね。
だた、皆既帯が海上にあって観測しにくいことが多い
それが今回は、人口が密集するインド・中国・日本を横切ったことで史上最大規模の人口が見守る、しかも今世紀最長の天文ショーとなった

次回は26年後、2035年・・・。
その頃の日本は、世界は、地球はどうなっているのでしょうね。

未来は私たちの手に委ねられている
そう考えると責任重大ですが、インドのガンジス川で祈りをささげる大勢の人たちを見て、心動かされたのは私だけではないと思います。

つい忘れがちな自然への畏怖の念。
自分は生かされている存在、そして宇宙のある一部でしかない・・・。
そんなことをこの時代に生きる我々に再確認させてくれた「今日のいいこと」であった

私たち人間は、それを意識するか否かにかかわらず日々、自分の「意志」で様々な選択を行っている。その、ひとりひとりの小さな「選択」の繋がりが、私たちを取り囲む大きな「現実」をつくっている。その「選択」の背後に、「自分の生命は、自分をはるかに超えた大きな生命の繋がりの中で生かされている」という気付きがあれば、日常の小さな選択の中で小さな変化が生まれる。その小さな変化の繋がりが、必ず大きな変化を生む。なぜなら、全てはあらかじめ繋がっており、さらに最近の技術文明の進歩がその繋がりを速く、より多様に、より緊密にしてゆくからだ。ひとりの人間の小さな選択の変化は、決して無力ではない。

小さなひとりの人間の変化こそが大きな変化をつくる。 声高に「正義」を叫ぶものに惑わされてはならない。 声高に「悪」を糾弾するものを恐れてはならない。

私たちが行うあらゆる営みは、個人的な些細にみえる営みから、国と国との戦争のような営みまで全て消えることなく「記憶」され、未来の世代に受け継がれてゆく。だからこそ、今、自分がなにを「選択」するかがとても重要なのだ。
(龍村仁魂の旅―地球交響曲第三番」より抜粋)

見逃した方のために・・・ 46年ぶりの皆既日食 中継ダイジェスト (NHK)


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