あけましておめでとうございます
2010年庚寅の幕開けです
テンプレートも真っ赤か
一緒にお正月を盛り上げます
午前6時50分、空が赤く染まってまいりました。
午前7時、水平線から太陽が昇ってまいりました。
午前7時5分、金色に輝いています。
午前7時17分、輝かしい一年になりますように。
・・・のぼせてしまいました(またか)
実は、松島の温泉旅館からの眺めでした
ちょうごご来光にあわせて貸切露天風呂を予約。
嬉しくて窓を全開にして(もちろん)身を乗り出して撮っていました
贅沢です。
眼下には地元の漁師さんの姿がちらほら。
初漁と思われるボートが一隻、キラキラ光る水面を滑るように飛び出していきました
写真からみえるでしょうか。
カモメが一羽、ゆうゆうと飛んでいます。
「・・・ジョナサンだ」
松島にはカモメがたくさんいます。
遊覧船が出航するたびにたくさんのカモメがついていきます。
食べることしか興味がないカモメたち・・・。
それに対して孤高のカモメを見つけるたびに、ジョナサンではないかと思ってしまうのです。
リチャード・バック/著・五木寛之/訳 「かもめのジョナサン (新潮文庫 ハ 9-1)」
ひとりぼっちが寂しいなんて嘘さ。もっと速く遠くに飛んでいくんだ。
そう、重要なのは食べることではなく、飛ぶことだ。風になることだ。急降下、宙返り、きりもみ、そして全速力―
飛ぶことだけのよろこびを味わうために、光りかがやく空の果てまで飛んでいく一羽のかもめ、ジョナサン・リヴィングストン。
群れから追放された異端のかもめは、強い意志と静かな勇気をもって、今日もスピードの限界に挑戦する。
夢と幻想のあふれる現代の寓話。
6月に読んだ「シンクロニシティ 未来をつくるリーダーシップ」に引用されていた。
「かもめのジョナサン」って有名だけど、読んだことなかったかも
五木寛之ってこういう本を訳していたんだ、へぇ。
それからすっかり忘れていたのだけれど、大晦日に部屋の積読本を見て、今これを読みたいと手に取った。
来年は「飛びたい」と思ったからかもしれない。
児童書を読むような軽い気持ちで読んだ。
しかし命題はもっと重いものであった。
生きるために生きていくのか・・・
この手の寓話は自己啓発書以上に人生の真髄をズバリ言い当てているものが多い。
高い理想、愛、思いやり。
これを愛読書という人はきっと純粋な心の持ち主なんだろうと思う。
サン・テグジュペリの「星の王子さま」と似ているとも言われるが、私の感覚では、星の王子さまは足るを知る幸せに通じ、かもめのジョナサンはサーバントリーダーシップに行き着く気がする。
なぜなら、星の王子さまから連想したものは、マルコの福音書の一節より「ガリラヤに行きなさい。あなたがたより先に行って待っている」というイエスの復活の場面であったのが、かもめのジョナサンは、特にシンクロニシティを読んだときに思ったのだが、松下幸之助の「道をひらく」の最後、国の道と同じ要素を持っていると感じたからだ。
だからどちらがいいとか、どちらが好きという話でもない。
一体私は何を望むのか本当の私とは
同じ元日の夜、眠くなるまでターシャ・テューダーの本を読んでいてやっぱりそうだと思う箇所があった。
「自分の興味のあることを追い続ければ、たとえそれが些細なことだとしても、自分にぴったり合った人生を見つけられる」
だから「わくわく」って大事なんだ
だって全ての源なんだもん。
いつも楽しいことばかり追いかけているようにみえる私は意外と思考中心。
でも今年はわくわくすることだけをやる、迷ったらわくわくするほうを選ぶ。
思考は二の次。
これが今年の大きなテーマでもある
それともう一つは「自燈(灯)明」
自灯明とは、法灯明と並べて使われることが多いが、釈尊が入滅する前に弟子に示された最後の教えだ。
「自灯明・法灯明」の教えは、「ただみずからを灯明とし、みずからを依処として、他人を依処とせず、法を灯明とし、法を依処として、他を依処とすること」というものである。
この真意は、他人に頼るなという単純な意味ではなく、真実を自己の中に求めよということなのではと思うのだ。
自分で自分の道を切り開いていくには、前提として他者からの学びが必要だ。
しかし他者や他者の教説に随従することなく自己を確立せよということなのではないだろうか
昨年秋ごろから気になるのが「照らす」「灯す」
「一隅を照らす」に興奮したときがあった。
最澄のいう「一燈照隅・万燈照国」とは、「一人ひとりがささやかでも、自分の身近の一隅を照らす。それだけでは小さい明かりかもしれないが、その一隅を照らす人が増えていき、万の明かりとなれば、国全体を照らすことになる」というもの。
これは確か環境問題を考えていたときに填まったのだったと思う。
ある意味では事業家たるもの、こういう信念を貫くビジネスをすべきだとも思うのである。
そしてやはりここでも国の道を開くに至るのであり、最終目的は全員がハッピーになるいこと、広い意味での公的成功ということか
う~ん、正月早々難しい
ということで話はもどり、松島といえば国宝「瑞厳寺」。
年に1回は松島に来るが見学は3年ぶり。
ただし平成の大改修中であったため、本堂や中門などは見学できなかった。
なんとこの工事、終わるのは平成30年だそうだ。
文化財保護には10年もかかるんだね
参道が美しかったので思わずパチリ
あとは塩釜でお寿司を食べて、塩竃神社に初詣に行って、そして・・・
県境の長い(笹谷)トンネルを抜けるとそこは雪国であった・・・
現実だ~(笑)
お正月の過ごし方が一年の過ごし方だと申します。
みなさまも穏やかなお正月をお迎えのことでしょう。
本年もコムデカオリ、ぼちぼち更新してまります
・・・そういえばついに私に「コムデカオリ」というブランド名をつけてくれた友達にブログの存在を明かしてしまいました
秘密をもてない私、aroma@CFP(R)ですが、ますます進化してまいりますので、ご愛顧のほどよろしくお願いします
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