旧 自分ブランド「COMME des KAORI」

私が他の誰でもない私になるために・・・
独立系FPを目指す私の成功ノート

春めくや 人それぞれの 伊勢まいり

2009年12月01日 | 心=ハート


今日から12月。
師走と聞くだけでせわしなく、走り抜ける風の冷たさを感じますね。

お久しぶりです、aroma@CFP(R)です。
半月ぶりの更新です。
ブログを始めたころは毎日更新を目標にしていたのに、寒さとともに指の動きも鈍くなり(むしろ頭の方か・・・)、本も読みっぱなし、講演も聞きっぱなし、というインプット中心の生活になっています。

もう一つ、こちらも半月ぶりにスポーツジムへ行きました。
エアロバイクとステップマシンで一汗かいたあと、40分くらい泳いできました。体力はたいして落ちていないと思いますが、夜は速攻で眠気が襲ってきました。
部活帰りの中学生か

そうじゃないんです理由はこれ、「純米ひやおろし 鍋島」

帰宅したら宅配便がドドーン
早速開けて
ニヤリ
冷酒の辛口、まさしく飲兵衛から飲兵衛へのプレゼント。

飲みやすくて美味いのは言うまでもないが、CFP1級FP技能士の合格祝いだなんて・・・ずっと見ていてくれたんだもんなぁ。
偶然にも家族にとっての大事な日でもあったので、グッドタイミング。いつもさすがなダチなのである。
ありがたくてまたジーンと涙が・・・、私ってホント幸せものだ。

そうそう、今日からテンプレートをクリスマスバージョンにしました。
私には一足先にサンタクロースが来ちゃったけどね。一升瓶を携えて・・・

さて、ネタはたくさんあれどもブログ更新が全く追いつかなかった11月のテーマは、目の前にあることに「集中する」、でした。
例えば、

山に行ったら落ち葉の感触を足の裏に感じながら一歩一歩踏みしめる。
暮れゆく秋の風を全身で浴びる。
初めての土地ではその場所の空気を一身にまとう。
食事のときは今食べているものを心から味わう。
誰かと行動するときは一緒に過ごせる時間を楽しむ。
相手の話や心に耳を傾けてしっかり聴く。
運動するときは頭をからっぽにして汗をかく。・・・

一言でいうと、「今」を楽しむ。「あるがまま」に感じる。

私の好きな日々是好日を刹那的にも大切にしたい。思考ではなく感覚や身体を大事にしたい。

さて、結果はというと、これがなかなか難しい。
新しい本を読んでいるのにそういえばあれにはこんなことが書いてあったなぁとすぐに脱線する、
せっかく講演を聞いているのに原稿の締め切りが心配になってスケジュールを確認する、
運動しながら日中あった出来事を思い起こしてしまう、
すばらしい芸術作品を見ているのに他のことが気になって説明が頭に入ってこない、などなど。
いずれも日常的によくあることだけど、「集中する」って意外と大変でした


でもひとつだけ、一心になって集中したことがあります。
それは神社やお寺で手を合わせてお願い事をするとき。
邪念が多い私でもさすがにこのときだけは真剣です
なんたって、この一月行ったのは、塩竃神社でしょ、湯殿山神社に羽黒山神社、鳥海月山両所宮、そしてそして、法隆寺、高野山奥の院、高野山金剛峯寺、伊勢神宮。
何か信仰を持っているわけでもないのに、どうして今年はこんなにご縁があるんでしょう。
ふだんは山に登るときに、土地神様にお願いしますと手を合わせるくらいなのに、ホント不・思・議
でも単純に好きなんだと思います。
神社の凛とした静寂さ、お寺の包み込むような柔らかさ。
どちらも独特の空気感なのにたまらなく心地いいんですもの


しかし伊勢神宮は一味違っていました。
道路もずっと駐車場まで渋滞、天照大神では並んで順番待ち。


こんな時代だから神社は人気なのかなぁと思ったけれど、お伊勢さまにしたら、きっと昔も今も変わらない風景なのかもしれないね。
毎日大勢の人たちが、それぞれの思いを胸に伊勢にやってきます。
そして手をあわせて一心にお願い事をします。
ある人は就職できますように、ある人は大学に合格しますように、ある人は彼女ができますように、ある人は背が高くなりますように、ある人は結婚ができますように、ある人は宝くじが当たりますように、・・・

「春めくや 人それぞれの 伊勢まいり」

こんな句を思い出しました。
現象は同じでも内実は違うということです。
他人のお願い事を聞いて、もしかしたらそんなのたいしたことないじゃん、なんて思うかもしれない。
でもその人にとっては死ぬか生きるかの切実な悩みからくるお願い事かもしれない。
そんな風に想像できたほうが人に優しくなれるし、豊かだと思います。
そのことを一番よく知っているのが神様仏様なんでしょうね。
仏教では「聴く」能力だけで六道を超えられると言います。
それほど聴くことの功徳は大きいわけです。


この句は読み人知らずですが、「春めく」って何だかワクワクする表現ですよね
春めくだけで、何かいいことが起こりそうなほのかな確信と大きな期待が感じられます。
やはり日本人にとっては、特に寒い地域に住む人にとっては春は待ち焦がれる季節です。
これから本格的な冬を迎えるというのに似つかわしくない
そうかもしれません。
でも伊勢神宮を参った私の心はそれを憂う気持ちよりも、むしろ小春日和のような温かなものでした
やはり、人それぞれの伊勢まいり、というわけです。

匂い立つ春を夢見て、一冬元気に過ごしましょう。
今日もいい日でした。
おやすみなさい


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