Der König Hat Eselsohren

Dresden(3)-3

たどり着いた時点で、「Hymne auf Dich」の前奏が流れ始めているものの、まだ幕は開いてない。
セ~~~フ♪
他にもここで見物している人が数人いる中、Bertilの斜めすぐ後ろ、まさにど真ん中をキープ。
脇のモニターには、幕の内側の現在の映像も流れているので、状況は丸見え(笑)
Hardyが何かマイクに向かって指示しているのが聞こえる。





Floのドラムを合図に幕が落とされ、ライブ開始!!

ぎゃ~!!という大歓声。
「HALLO DRESDEN!」の文字。





これ、袖からだと見えないからね。
今日はステージ丸ごと楽しませてもらおう!

ここで見ていると、照明も、まさに演奏のひとつ。
Bertilの動きがまるで楽器を演奏しているようで、なるほど、自分でもドラマーとして活動している人を照明に抜擢している意味がよくわかる。
芝居もそうだが、音楽はなおさら、タイミングが大事。
リズム感のない人には、この仕事はできない。




もちろん、照明だけじゃなく、Hardyのミキシングもそうだし、ここにいる人たちはみんな、Sportfreunde「チーム」としてライブを作り上げている、というのが、そばにいるとよくわかる。
だから、メインの3人も全然偉ぶらないし、みんな対等。

今回、「Der Titel vom Nächsten Kapitel」が、セットリストに入ってるのも嬉しいなぁ♪
最初にライブに行った頃は、この曲の前奏がライブのオープニングだったし、今と同じようにErfurtのHigh Field Festivalで、(別のバンドだけど)PAタワーで見せてもらって、「これからどうなるんだろう?!」とワクワクしたのを思い出す。

なんてつらつら思ってはいても、相変わらず、MCで何を言っているのかは、ほとんどわかりませんf(^_^;
ただ、「7 Tage 7Nächte」の途中、「Sondermeldung!(特別なお知らせ)」では、ドレスデン向けにあれこれ言ってることだけは、わかった(笑)←その程度か!!





で、いつの間にか、Marcもビール片手にこっちに来ているぞ(笑)

そして。

「1. Wahl」の途中で、お待ちかね、このときが来ましたよ!
「'54, '74, '90, 2006」の1フレーズ。
同じ音で始まるので、ここに1フレーズだけ挟むことが多い。
で、「'54, '74...werden wir Weltmeister sein(世界王者になるぞ)」といつも通り歌った後、「正確に歌うよ」と。
「'54, '74, '90, 2014 ...werden wir Weltmeister!(世界王者になったぞ)」♪
会場、大歓声!!
で、すかさず「Wieder kein Hit」。
もう、こんなヒット曲は書かない、って(笑)

やや暗くなり始めたところで、「Siehst Du Das Genau So?」でみんなライター点灯。



なんか火薬くさいぞ?
花火?それともドレスデンサポが発煙筒でも焚いた?(笑)

でもって、まだ前半なのに、ここで「Ein Kompliment」を持ってこられると、骨抜きf(^_^;
一緒に歌ってると、本当に幸せなんですよ(笑)
ステージを眺めてると、うわ~!夢が叶ってる~!と思う。

そう、私が是非叶えたかったのは、ライブを見に行くこと。

彼らと友達になったのは「夢にも見なかったこと」なんで、もちろん、とてつもなくありがたいんだけど。
でも、「この人たちと友達になったら楽しいだろうなぁ」とは思ったけれど、本気で友達になりたいとまでは思ってなかったし、そのためにあれこれ頑張ったって訳でもないわけで…f(^_^;

それに対して、7年前の私が強烈に思ったのは、なんとしても生でライブを見たい!!ということ。
だから、もし彼らと友達になっていなかったとしても、今回ももっと早くから手配して、私はここにいたかもしれないんだが。
チケット販売サイトが、日本への郵送も対応してさえいれば、行けるんだから。
とにかく、この6年半、私は夢が叶い続けているんだなぁ、と、しみじみ思う。





さらに「Unter Unten」のあと、「Wunderwaren Jahren」「Komm Schon」「Wie Lange Sollen Wir Noch Warten」と外さない選曲。
つーか、「Komm Schon」って、夏の野外向きすぎる!!(笑)
でもって、客席に何本もビールあげてるって、日本じゃまず見られないような…f(^_^;

そして今年も、「Applaus, Applaus」が始まると、悲鳴のような声が…f(^_^;
や、私も、NHKの「テレビでドイツ語」で紹介された、って聞いたときにはビックリしたものの、他の曲よりは遙かに、日本人にもウケるかな~?と思ったけどね(笑)

そして「Wunder Fragen Nicht」で本編終了。
そしていつものごとく、まだメンバーがさがってないうちから、「Zugabe! Zugabe!」の大合唱(笑)


第2部は、オルガンが運び込まれて、Rüdeがオルガン担当での「Festungen & Burgen」。

と、ここで、QX-10の電池がなくなった?!
まぁ、確かに、今回ドイツに来てからずっと、使い続けたまんまでしたからね。
でもって、スマホのアタッチメントを取り付けたはいいものの、外れなくなっちゃったんで、電池を替えられない!Σ( ̄□ ̄;)
ということで、予備の電池をおいてきちゃった…orz
仕方ない、スマホオンリーで撮影。
画像の荒さは否めないよね…orz




と、こちらのトホホな気分とは関係なく、しっとりした曲調が終わった後、Peterがオルガンによじ登った?!
いったい何?!

と思ったら、「Ich Roque」の出だしとともに、ギターのネックが火を噴いた!!(笑)
うまく撮影できなかったのが残念だ~!!

そして、Floがヴォーカル、Peterがドラムになるために、助っ人ギタリスト・Nico登場~!
で、「Es Muß Was Wunderes Sein, Von Mir Geliebt Zu Werden」。
Floが激しく動くんで、写真撮影不可能(笑)
そして、ひさびさ、「Fast Wie Von Selbst」で第2部終了。

でもって、さらなるZugabeで、今度はBlumentopfの4人が一緒に登場。



出だしの音を聞いて納得。
そっか!!
あの秘密の(笑)リハはこのためか!!
そう、あのリハに入る直前、NicoのPCから流れていたのは、この音だ~!!
セットリストには「Mädle」としか書いてないので、曲名はわからないが…f(^_^;

そしてこれが、本当に最後の最後。
「Auf Der Guten Seite」
前半はBlumentopfがラップ風に。
で、後半は3人だけで通常に。
と、思いきや。
この曲がきたら、これでしょ!!
の、Crowd Surfin!!
Peterが客席に飛び込む♪
でもって、観客の波の上で、立ち上がる!!(笑)



画像が粗すぎて、残念!!

そして、ライブ終了~♪


ここからでは、ちょうど観客の流れに逆らうんで、しばらく戻れないなぁ。
でも、結局のところ、全く雨が降ることもなく、雷が鳴ることもなく終わったんで、実に良かった。
それに、今日はかなり、いい感じのライブだったんじゃん?

しばらくして、少しは人が少なくなってきたかな?という感じだったので、バックステージへ。
つーか、私の方が先に出たはずが、なぜか途中でHardyに追い越されてるよ?!f(^_^;

ライブの直後は、着替え&その他の時間とわかっているので、この時間に楽屋に行くのは御法度(笑)
これはもう、どこであっても、時間をつぶさないとね。

トイレの奥のシャワーに向かって、タオルが沢山敷いてあるなぁ、と思いつつ、トイレに入り、出てきたところで腰にタオルを巻いたFloと遭遇~(笑)
や、タオルを巻いててくれただけ、マシですf(^_^;

すでに料理が片付けられた後、氷水につかったビールが置いてある。
「これ飲んでいいの?」
答えは聞かなくてもわかっているが(笑)

とりあえず居場所がないので、外に並んでいる椅子に座って、一人ビールを飲みながら、片付けの様子を眺める。
と、やはりビール片手のMarcがやってきた(笑)
向こうは、「また飲んでるのか」と苦笑いしつつ、「Prost!」と乾杯!!
楽しかった?!などと話している途中、ふと客席の方を見やり、「あ、行かなきゃ!」と。
どうやら、ライブの後で会わせてあげる、と約束していた人たちのよう。
ざっと7~8人をつれて、楽屋へ。

と、思ったら、すぐに戻ってきた。
たぶん、後で、とかってことなんだろうな。
お客さんたちは、外の椅子に座って待機中。

っつっても、実は、すでにRüdeがBlumentopfのメンバーたちと歓談中(笑)
どうしたって入れないから、私も遠巻きにしてただけで。

そのそばにBertilがやってきたので、思い切って話しかけてみる。
「今日、すぐ後ろにいたんだけど」
「うん、知ってたよ。」
「その、う~んと、ドイツ語でなんて言うんだろう、「邪魔」とか「迷惑」とかじゃなかった?」
さすがにかつて日本にいたことがあるとは言え、急にそんな単語はわからない?
通じなかったようで、「英語で?」と言われ、さらに困る(笑)
でもまぁ、何とかいわんとすることが伝わったらしく。
「全然!いつも誰かいるし、全く気にならないよ」
良かった~。

そのうちにFloが出てきて、お客さんのお相手開始。
そうこうするうちに、Blumentopfにまぎれているのが見つかって、Rüdeもサイン&握手にかり出される。
が、終わったらすぐに、元に戻る(笑)

ふと、見てみると、2階の窓辺でPeterがタバコを吸ってるよ。
う~ん、まだ出たくない、ってことなんだろうな。
外を通るスタッフその他には答えてるんだけど。

しばらく様子を見てから、窓の下へ行って、声をかけてみる。
「外に出てこないの?」
「もうすぐ行くよ」
私ですらわかってるくらいだから、みんなわかってるんだろう。
無理強いは厳禁。
すごく繊細なくせに、サービス精神旺盛で、いつも周りに気を遣ってるから、過剰にサービスさせたら、壊れちゃう。

でも、ホントにしばらくしたら、ちゃんと出てきてファンサービス。
大変だなぁ。
だって、今日は、と言うか今日も、バスで会場入りして、そのままサウンドチェック、リハーサル、本番。
で、この後そのまま、またバスでシュヴェリーンに向かうんだ。
まださほど売れてなかった頃には、こういう遠くにきたときには、外に出てあれこれ見る機会もあっただろうけど、今は、まず外には出ない。
出るとしたら、デイユースでホテルをとっているときくらい?
日本のミュージシャンよりもキツいんじゃないか、と思うんだ。

いやぁ、それにしても。
ライブ後2本目のビールを飲み始めたものの、ビールを飲むにはちょっと寒い(笑)
普段滅多にないくらい、ビールが冷やされてるんで、なおさら辛いf(^_^;
でも、ビールしか飲むものないんだよ…orz

23時近くになってきて、Blumentopfの人たちが、タクシーが来ただの、ホテルだどこだの、という話をし始めた。
ってことは、彼らは明日は出ないのかな?
今日はかなり面白かったけどなぁ。

今日の進行表で、こっちのメンバーの出発は1時というのがわかっているが、私もいい加減帰らないと。
明日、ライブに間に合う時間までに電車に乗れないと、全く意味がないf(^_^;

で、ひとつ、気になっていたことを訊いてみる。
「Marc、明日もこのパスで入れる?」
「え~、ん~、あ~、大丈夫!」
本当に大丈夫かぁ…?f(^_^;
念のため、「また明日ね!」と挨拶しておく。

Floも、Peterも、Floもそれぞれ、「また明日」と。
まだJuliaが姿を見せないのが残念だけど、また明日会えるよね。


時計は23時15分。
私にしては、帰りが早いほうだ(笑)
会場からは、すでに観客の姿はないが、トラムの停留所に行く途中に、まだまだ少しは人が残っている。
でもって、トラムの停留所には、あふれはしないまでも、この時間には不釣り合いな人数。
よかった~。
まだこの時間でも帰る人がいっぱいいて。

時刻表を調べていたおかげで、23時31分のトラムにうまい具合に乗ることができた。
日付が変わる前に帰ることができたぜ~~!!
つっても、寝るまでに結構時間がかかって、1時半を遙かに回ってたなぁ、と思うんだけど。
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