Der König Hat Eselsohren

München (2)-2

ステージの裏の方から見に行くと、ちょうどステージの斜め後方に出た。
前座のバンドの向こうに、客席が半分くらい見える。
うわ~、この時点で、すでにかなり埋まってるなぁ。
ただ、今日も舞台の袖から見るとすると、ここはステージの横というより後ろ。
ほとんど見えない上に、音響的にもあまりよろしくない。
でも本当のステージ脇は、ちょうどコンソール類がびっしり。
さすがにそこに入れてもらうわけにはいかない。
それに、今回は、夏のリベンジ!みたいな気持ちもあるし。

そうだ、今日は2階席があるから、あそこの後ろの方だったら見えるかも。
ここから見た感じでも、2階席にはいくらか段差があるようだ。
そんなにものすごく大きな会場ではないので、2階席の後ろでも、そんなに遠くはないだろうし。
時計を見てみると、もう8時半を回っている。
そろそろ前座が終わる頃だ。

ロビーに出てみると、すぐ目の前が物販だ。
またファンクラブのメンバーが勧誘と入会手続きをしながら、物販の手伝いをしてるのでは?と思ったが、どうも今はそういうことはしていないらしい。
ファンクラブ、すでにFacebook上でしか活動してないのか?f(^_^;
そうなると、知った顔に会うのも難しいな。
今日も誰か来てるんじゃないかと思うが、一通り見渡した限りでは、知っている人はいない。

2階へ上がる階段のところで、チケットのチェックをしている。
もちろん青のBändchenは何の問題もなく通過(笑)
階段脇に、色別には入れる箇所が貼ってあったので見てみると、青はWorkingと書いてあった。
何の仕事もしてませんが(笑)
入れる場所はGarderobe以外。
えっと、それは一般の人のGarderobe(コートクローク)ではなくて、3人のGarderobe(楽屋)のことだよねf(^_^;
それなら許可を得た場合のみ入ってます(笑)

2階席に行って見ると、下から見たとおり、あまり混んでなくて余裕があるし、階段状になっているのでおそらく大丈夫。
もちろん、前に立つ人が大きい場合には、30センチくらいある段差なんて意味がありませんがf(^_^;
でも、今まで行ったところには2階席がなかったので、これは初めて見る景色だな~♪

この会場、正面はガラス張りになっていて、とても新しい感じなのだけれど、Altekongresshalle(旧会議場)という名前の通り、客席の周りはぐるっと、古い感じの木製の壁が取り囲んでいる。
オールスタンディングなのに、なんだか、市民会館!とかそんな感じ(笑)

手すりの前には、さすがにぐるっと人が場所をとっているので、やはり当初の予定通り、一番上の段へ。
ステージの正面に近い辺りでも、さほど混み合っていないのでかなりいい感じ。
ステージの上では、スタッフが最後の準備作業をしているのが見える。

そしていよいよライブ開始♪

やっぱ、この場所、見やすいなぁ~!
ただ、下の段にいる人の頭の方が、自分より高い気がするんだが…f(^_^;







しかし、本当に「Lobby」をやってるよ!(笑)
今日は「Heimatlied」もやってるし、これってもしかしてミュンヘンだから?
昔からのファンとかもいることを想定して?

他方、一応アルバム発売後のツアーなので、夏にはやらなかった「Lederjacke」「Festungen & Burgen」が入った。
これで新作から演奏しなかったのは「Pferd」とボーナストラックだけ?
その代わりなのか、「La Bum」以降の曲はなし。

それでも結構な曲数だし。
まだ終わってないうちから、客は「Zugabe!」とか言ってるし(笑)
でも、もともとアンコール2回、予定してるし(笑)

で、アンコール時には、久々にPeterのClowd Surfin!
いったいいつぶりですか?!
しかも今日は2階席があるもんだから、なんと2階まで流されてきたぞ!(゜ω゜)
そして2階の手すりから、再び1階に向かってダイブ!
これは盛り上がるよなぁ(笑)

つーか、まだライブに来るようになる前、映像でこの様子を見ていて、わ、楽しそう!でもこの観客の中じゃ、真上をPeterが通っても、指先すら届かないんだろうなぁ、と思っていたことを思い出した。
実際、一度フロアで経験したことはあるが、まったくもって届かなかった(笑)
でも、だからどうした?!
楽しいんだから、それでいいじゃないか♪

いやはや、本当に久しぶりに、ライブを堪能しましたよ。
最初のうちこそ、ちまちまと写真を撮っていたけれど、途中からは、何曲か動画を撮って。
だって、この次はいったいいつになるのか、早ければ来年の夏?
でも全然メドは立たないし、いつになるのかわからない。
ならば少しでも、手元に映像を残しておこう!
と、思って、2度目のアンコールに至っては、最初から録画しっぱなしにしたのだが、最後「Fast Wie Von Selbst」の途中でメモリがいっぱいに!
録画もストップ…orz
ううう…残念。

いや~、でも、楽しかった♪
これ以上、日頃のストレスを忘れられることって、ないね!
大満足~!!

かなりゆっくり目にロビーに降りてきたものの、やはり見知った顔はいない。
物販にも、人は沢山群がってるが、やはりファンクラブのメンバーの姿はない。
グッズも、夏にはなかったデザインのTシャツがあったが、あいにく財布はMarcの部屋に置いてきてるし(笑)、わざわざ取りに行って戻ってくるほどのこともない。

だからといって、バックステージに戻ったところで、やはり居場所はない。
もちろん、スタッフはみんな忙しそうに働いているところだし、3人の部屋は戸が閉まっているし、何より、まだシャワーを浴びたり、着替えたりしている時間だろう。

廊下をうろうろしているうち、シャワー室からFloが出てきた。
やっぱりねf(^_^;

Flo曰く、みんな集まることになってるから、ケータリングに行ってて、すぐ行くから、と。

う~ん、それってタイムテーブルに書いてあった、0時から、「またどこかで」とお互いに言い合う(3時まで)、ってやつ?
アフターパーティーほど大がかりじゃないけど、それに近いものだよね?
今日でいったん中休みだし。
でもこういうときって、「すぐ行くから」と言って、本当にすぐ来た試しはないf(^_^;
それまでさらに時間潰しが必要かぁ。

ケータリングに行ってみると、料理はもちろんすっかり片付けられているが、テーブルやいすも、窓際にちょっと並んでいる程度。
そして灯りもほとんど消えていて、実に薄暗い中、人が数人…。
ここで時間潰しか…参ったな…f(^_^;

とか思っていると、次第に人が増えてきた。
急速にケータリングの広い部屋が混み合っていく。
みんな冷蔵庫から勝手にビールを出して飲んでいるので、そこに混じって、まずはライブ後の1本。
とりあえずビールがあれば、何とか手持ちぶさたにならずにすむものの、周りを見渡しても、知っている人はほとんどいない。
もちろん、まったくいないわけじゃなく、あれはMarionかな?あれはPaulだな、などとわかる人もいるものの、必ず誰かしらと喋っているところに、割って入って話をするほど親しいとは言えないし、そもそも喋れない…orz

周りをどれだけ見渡しても、一人でいる人がいない。

あぁ~、一番苦手な状況に陥ってしまった。
これ、語学力が最大の問題であるのは間違いないけれど、それだけじゃないもんな。
もしここが日本だとしても、知らない人同士が会話している中に割り込むって、そうそうできないよ。
だって、いくらここがSportfreundeのライブ後だからって、みんながその話をしているわけじゃないし。
共通の話題がないところに一人、ってのはどうにもならないよ。

時間稼ぎのためにチビチビとビールを飲んでいる間に、いったん、大変な数にふくれあがった人々が、少なくなってきた。

帰った?

そういう人もいるのだろうが、かなりの数の人が、外でたばこを吸っている。
屋内では禁煙だもんな。
よくよく見ると、その中に、Weißbierを手にしたPeterが混じっているのが見えた。
でも、わざわざコートを取ってきて、わざわざタバコにまみれるのはイヤだ(笑)

すれ違いざま、Floが一緒にいた人を紹介してくれる。
え?前にピアノを弾いていた人?
ピアノというとメガネの兄ちゃんだが(笑)、そうではなく、2010年末のアフターパーティーでピアノを弾いていた人らしい。

ちょうと1本目も飲み終えたので、瓶を戻しにケータリングへ戻る。
さらに人が少なくなっている(笑)

やはり、知った顔が所々見え、目が合ったMarionとは、目で挨拶し合ったけれど、それくらいしかコミュニケーションの取りようがない。
向こうの奥には、Cristoph von Freydorfがいるんだけどな。
周りが知らない人ばかりでどうにもならない。

次のビールを開けながら、また廊下をうろついていると、Rüdeがやってきた。
一緒にいる人に紹介しようとすると、「前に会ったよ。Baselで。」
え?Basel?
いや、実際、とても見覚えがある(笑)
あのときのカメラマンの人だったっけ?
顔はとてもよく覚えてるよ!
「Baselっていったら2年前だね」とRüdeが言ってるが、大間違い!
昨年の夏だよ!(笑)

さっきも気になったが、今日はFloもビールを手にしている。
ドクターストップは解除になったんだろうか?(笑)
ケータリングで誰かと騒いでいるので、なんとな~くついて回る(笑)
喋っている内容がよくわからなくても、なんだか楽しい。

ホントに、もっとちゃんとドイツ語がわかったら、もっと楽しいんだけどなぁ。

2本目も飲み終わった頃、Floに楽屋部屋に連れて行かれる。
内輪だけ?らしい(笑)
この状況はやっぱり、安心するなぁ。
なんというか、他の人たちとは、しゃべれないことでどうしてもコミュニケーションがとれないのだけれど、3人(とMarc)は、しゃべらなくても気にかけてくれている感があるんだな。

今度はワイン。
それも冷蔵庫から、珍しくしろワインが出てきたよ。
いったい誰なのか、ちょっと小柄なおじさんが、ワインをついでくれる。
関係者なんだろうけど、誰?

でも、向こうの方がさらに、この日本人は誰?と思ったんだろう(笑)
3人のことはどうやって知ったのか、どうやって知り合ったのか、等々質問攻め。
しかも、できれば日本で紹介したいんですよねぇ、という話に感激される。
したいけど、できるもんじゃないんですが…f(^_^;

なんだかんだと、がんがんワインを飲みながら、脳みそ振り絞ってしゃべっているうちに、お開きの時間になったらしい。
時計を見ると、2時?
部屋の外に出てみると、これまで談笑していた人たちも、どんどん帰って行っている。
しかもなんだか、せき立てられている?!
すっかり酔いが回って、状況がよく判断できないでいるうちに、Christoph von Frydorfが出て行くのにつられて、外に出てしまった。

むむむ?

3人を見失っちゃったぞ。
ゆっくり挨拶できなかったなぁ。orz

しかも、周りの人たちは、ほとんどが車で来ているらしく、ちりぢりにいなくなってしまう。
う~ん、これ、地下鉄が動いているのかどうか…。
駅まで行ってみて、もう地下鉄が終わってたりしたら、なんか無駄足だよな。

大した距離じゃないし、歩くか! ←バカ

普通に考えたら、この時間に歩いて帰るなんてどうかしているが(笑)、まぁ、そんなに危険な場所じゃないし。
ちょっとした酔い覚ましにはちょうどいい。

なんぞと考えて、ふらふらと夜のミュンヘン(笑)
どちらかというと町外れなので、マジで人影もほとんどないf(^_^;
でも、来たときと違い、Wiesen(Oktoberfest等のイベントがが行われる会場)沿いの通りということがわかっているので、迷う心配はない。

とことこと歩いてホテルへ。
夜中の2時半過ぎに帰ってくるなんて、フロントのおばさんも驚いただろう(笑)


部屋に入って靴を脱ごうとして驚いた。
実はこのブーツ、ちょうど後ろ側がジップアップになっていて、通常はつまみがついている部分が、金属製の大きなバックルで、それを外側に留める、という文字で書いたんではよくわからない構造f(^_^;なのだが…。
左のバックルがない?!
いわゆるつまみがない状態なので、とても苦労しつつ、ブーツを脱ぎながら、はて、どうしたものか?と…。

考えるよりは、まずシャワーを浴びて、寝る!
この深夜の泥酔状態では、それ以外にできることはない!!
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