Der König Hat Eselsohren

Fanclubmoppel弾丸ツアー顛末記 その3

日曜日。


3時半に寝たはずなのに、どうして7時半には目が覚めるかな(笑)
まぁ、これで起き出すと、ちょうど「こどもニュース」が見られるな。


PCも今日はちゃんと立ち上がる。
すでに現地入りしている人も多いせいか、フォーラムの書き込みはそんなに増えていない。
夜行の電車で行く人たちが、これから乗りまーす!みたいな書き込みをしているくらいだ。

昨日、Facebookに、「いつも良い面は見つかるよ。今週末は昨日発売された村上春樹の新刊が読めるもんね」と(負け惜しみっぽく)書いておいたら、Alexandra(メガネの兄ちゃんの奥さん)が「いいね」をつけてくれてた。
バンドのメンバーですらないんだから、ファンクラブのことなんて知るわけもないし、その前の書き込みで、噴火のせいでドイツに行けなくなったことしかわからないに違いないんだけど。
1回しか会ってないけど、なんか気が合うんだ、Alexandra。


この2日間、時々、まぁ、半日に1~2回、「うぉ~!行きたかったぞ~!!」と思うけれど、そんなにがっくり落ち込んでいるわけではない。
別に、何とも思ってないわけでもなくて、それこそ物凄くショックは大きいのに、単に行けないときよりも羨ましさを感じないというか。
なんとも説明がつかない。


ただ、それとは別に、ゼミがなかったら、こんなにきゅうきゅうとした日程にしなくても、もっと週の初めくらいから行けたのに!と大学に対する怒りがふつふつとわいてくる。
資料収集だけでも日程を改めて行こうにも、このあとは運賃が高くなりすぎて、下手すると、研究費で15万円分まかなったとしても、今回よりも足が出ちゃったり。

これのどこが研究休みだよ!!
週にゼミ3つなんて、結局いつもの半分になっただけ。
しかも、手のかかる2年ゼミをやらなきゃいけないなんて、マジでうざい。
その上さらに、月曜と木曜に分かれてるなんて時間割、ホントに使えねぇ。

W杯に行くつもりでいるから、あんまり大きいことはいわないようにしてるけど、この制度、真面目にとったら馬鹿を見るよ。


なんか、そろそろここから脱出することを考えた方が良いんじゃないか?って感じがしてきた。
なんだか、来年あたりには、半期に15回は講義をやれとかいいそうだしさ。
ただでさえどんどんレベルが下がっているところをフォローしきれないでいるのに、ま~た文科省が大学でキャリア教育を推進しろなんて言いやがって、もはや数年のうちに、日本の大学は大学じゃなくなるよ。

ま、ここから脱出するといっても、元々の頭があんまりよくない上に、努力ってやつも全くしてこなかったせいで、今の状態じゃ、よその大学に移るには相当頑張ったって難しい感じだから、それこそ時間がいくらあっても足りないけどf(^_^;
でも、この仕事にこだわらないんだとしたら、あと3年耐えたら、奨学金全額免除だ…(笑)



昼に、「私もWeißwurst食べるよ~」と写真をFacebookにあげておく。



やっぱり、そんなにおいしい代物とは思えないんだけどなぁ、Weißwurst。
昼間っから、ついついビールを2缶飲む。
いくら早く目が覚めるといっても、常に睡眠不足であることは間違いないので、気が付くとテレビを見ながら、よだれを垂らして寝ているf(^_^;


夕方、「世界遺産」を見ながら、ああ、もう始まってる頃だなぁ、と思う。
ふと、思い出して、Facebookを見てみると、さっきのweißwurstの写真にいくつかコメントがついている。
これからいくよ~、とか、色々。
たぶん、こっちの気持ちは伝わっている。

最初っから行けない場合に比べたら、今回私は、かなり参加している。
単に、最終的に、その場にいないだけで。

うん。

今回は、いつもとちょうど逆なんだ。

いつもは予想を遙かに超えるような凄いことが起こる傍らで、必ず辛い、苦い面がついてくる。
それはたいてい、自分の語学力に起因するものだったりはするけれど(笑)

今回は、予想を遙かに超えて悲惨なことになったけれど、向こうにいるみんなとしっかり繋がってるよ。
ちょうど読み始めた「1Q84」の3巻に、「ひとりぼっちではあるけれど孤独ではない」という台詞が出てきて、まさにそれだ!と。


ついでにいつも感じている「伝わらないジレンマ」の謎も、少しだけわかった。
いつも、80:20で良いことが多かった、とかじゃなくて、130:-30くらいだから、自分では一生懸命辛い部分も伝えようとしていても、結局相殺されてしまって、100%いいようにしか伝わらない。
今回もきっと、20:-120くらいの出来事が、相殺されてマイナス100くらいにしか伝わらないだろう。

自分にとっては、その30や20は絶対値であって、とても重大かつ、物凄く影響力のあるところなのに、表現力が不足しているばっかりに、それを他人にうまく伝えられずにいるわけだ。


19時。
ANAは欠航が決まったけれど、明日乗る予定だったルフトハンザはまだ決まっていない。
それでも、やはり状況は厳しいだろう。



月曜日。

時差のせいで、朝のうちはまだほとんど書き込みがなかったけれど、夜見てみると、昨日の感想が結構上がってきている。
そんな中に、結局ルフトハンザも全便欠航になったものの、それはそれで帰るのに苦慮しているSaskiaの書き込みが混じっている(笑)
がんばれ~!

「Sportfreundeがすぐそばにいて、直にいろいろ聞けて、サインもらって、一緒に写真撮れて、最高!!」なんて興奮気味の書き込み発見(笑)

はははっ!
やっぱ、普通、みんなそんな程度だよねf(^_^;

私はむしろ、次回(があるとして)に向けて、もっとドイツ語が話せるように頑張るべきかも知れない。
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