Der König Hat Eselsohren

Grindelwald(2)

インターラーケンのホテルもそうだったが、ここのホテルも、朝食のテーブルに今日の天気等々の情報を印刷した紙が置かれている。
「今朝は素晴らしいニュースが届きました。今日は一日中快晴です!」
というようなことが書いてあった。

つくづく晴れ女だぞ、私…f(^_^;
一日中天気がいいなら、まさに出たとこ勝負で行けばいい。

スーツケースに入れてきたポケッタブル・リュックに荷物を詰め込んで出発!

駅まで来てみると、次の電車は9時47分発だ。
そんなに混んでないな、と油断していると、直前になって、インターラーケンからの電車が到着。

そうか…乗り継ぎがうまくできてるんだった…orz

突然混み合ったホームにKleine Scheideck(クライネ・シャイデック)行きの電車がやってきた。
かなり満員だけれど、なんとか座れた。

電車が山を登って行くにつれて、グリンデルヴァルト周辺を囲む山々が見えてくる。
なるほど。
アニメのハイジを作るに当たって、舞台になっているマイエンフェルトの他に、このあたりにもロケハンに来た、ということがよくわかる。
マイエンフェルトにいくと、あぁ、これに似た景色を見たことがある、と思うけれど、でも山の雰囲気なんかは、どちらかというとこっちの方が近い。

アイガーの裾野に沿って上ってきた電車から、ユングフラウとメンヒが見え始めた!



程なくしてクライネ・シャイデック到着。
すぐさまJungfraujoch(ユングフラウヨッホ)行きに乗り換え。
ここで、反対側のラウターブルンネン方面から登ってきた客と一緒になるので、電車がごった返す。
通路にまで人が立っているほど。

そんな中、車両の一番奥の席に座ってしまったので、途中停車駅のEigerwand(アイガーヴァント)とEismeer(アイスメア)では降りるに降りられず…。
ま、いっか。

11時半ちょっと前にユングルラウヨッホ到着。
まっすぐ、スフィンクス展望台へ。

そこに広がる景色は。

メンヒ!




足元から流れるAletschgletdcher(アレッチ氷河)!




そしてユングフラウ!!




気温は低いのだけれど、南側で強い日差しが照りつけるので、あまり寒くはない。
むしろ、肌の出る面積を少なくしているので涼しい、といった感じ(笑)

これに対して北側は、



遠くベルンまで見晴らす緑の景色が広がるが…風が冷たい(> <)


せっかくここまで来たのだから、心ゆくまでこの景色を堪能しよう♪と、ぼ~っと山を眺めていると、どっかの日本人ガイドが「そこが空いたら写真撮りましょう、順番ですから」なんて抜かすのが聞こえたんで、より一層べったりと柵とお友達になったりしながら、1時間近く展望台で過ごす(笑)

普段はどこへ行っても自分の写真は撮らないので、ある意味、ホントに自分で行ったのか?という疑惑を持たれても仕方ないのだが(笑)、今回は珍しく、スマホで自分撮りをしていたら、犬を抱いたインド人っぽい人が写真を撮ってくれた。
つーか、犬を連れてユングフラウ…f(^_^;


どうせなら雪のあるところを自分の足で歩きたいので、外のアトラクションなんかをやってる方に出てみる。

踏みしめたぞ、という記念写真。




すぐそばにMönchshütte(メンヒスヒュッテ)まで45分、と書いてある。
沢山の人が歩いているが、Mönchsjoch(メンヒの鞍部)まで行くらしい。

せっかくなら、と思って歩き始めるが、雪山だし、何しろ海抜3400メートルの高所だし、すぐに息が切れる…。

無理。

挫折…orz


アトラクションのチケット売り場で飲み物も売ってるので、ビールを買って、写メを送りながら、ここでのんびりと飲むことにした。
なんか、毎日、昼食代わりにビール、という生活になっている気が…f(^_^;


飲み終わる頃には写メも送り終わったので、建物の中へ。
通路を歩き始めた途端、物凄くクラクラする。
なんだこりゃ?!
高所で飲んだから、急激にアルコールが回った?!
しばらくふらふらと歩いているうちに治まってきたけれど、とても危険な感じがしましたf(^_^;

今度から、山でのビールは気をつけよう!

Eisparast(氷の宮殿)だのなんだのには、最初から興味がないので、人の流れに逆行しつつも、最初、電車を降りてすぐにある、レストランなどが集まったエリアに戻る。

土産物には一切興味がないのだが、もしレストランで良さそうなものがあったら食べていこうと思って…。

でも、これと言ったものが見つからず。

つーか、Bolywood Restaurantって?!インドレストランですか?!
でもインド風のビュッフェに32フランも払いたくないな。


そのまま14時半の電車で降りることにした。
帰りの電車は、EismeerもEigerwandも通過…。


クラネ・シャイデックからは、グリンデルヴァルトとは反対側のラウターブルンネンに降りて、一昨日見そびれたトリュンメルバッハの滝へ行くことにした。

つーか、この電車がまた、アイガー・メンヒ・ユングフラウの3山の山肌をごく近くに眺めながら下りるという、物凄い大パノラマ。
残念ながら山側の席に座れなかったので、写真は撮っていないけれど、撮ろうとしても入りきらない…。

すごいな~。
こっち側の電車にも乗ることにして良かった。



ラウターブルンネンに着いたら、もはや勝手知ったる他人の土地(笑)とばかりに歩き出す。

が。

途中の看板に、トリュンメルバッハの滝まで45分って書いてある?!
そんなにかかるのか?

慌ててガイドブックを見直してみると、バスで7分と書いてある。
バスでは7分だけれど、歩いたら45分なのか。
ちょうどすぐそばにバス停を見つけたら、運良くバスがやってきた。

ユングフラウ鉄道パスを出したら、それは使えない、という。
そうか、これはPostbus(ポストブス)だった。
スイスパスで無事乗車。

トリュンメルバッハの滝まではあっという間。

11フランを払ってエレベーターに乗ると、6番目の滝に到着。
ここから階段を上がりながら、10番目の滝まで行くのだが…。

ド迫力!!




岸壁の中を、物凄い勢いで、しかも轟音を立てて、滝が流れ落ちていく。
ここに落ちたら死ぬよ!!Σ( ̄□ ̄;)

水飛沫がかかるので雨具を着たけれど、自分が濡れるよりも、カメラのレンズが気になる(笑)





滝も凄いが、ここに足場を作ろうと思った人も凄い(笑)

第6の滝から下は、階段を下りながら眺めるようになっている。
ちょうど第5の滝は外から見られるようになっていたので、水飛沫で虹が出ていた。




これは第4だったか、第3だったか、わざわざコークスクリューの滝と書いてあった(笑)



いや~、凄かったな。
まさにこの滝のためだけでも、ラウターブルンネンに来る価値がある。

で、帰るべくバス停に行ってみたら。

10分前にバスが行ってしまったばかり。
あと50分は来ない。

歩くか♪

最初車道に沿って歩き始めたけれど、歩道がなくてとても危険!
と思っていたら、すぐ脇から、ラウターブルンネン行きのハイキングコースが延びている。
ここを行こう。



谷に広がる原っぱを突っ切っていくので、反対側の断崖を流れ落ちる滝や、水がしみ出している様子もよく見える。
日も当たらずに涼しいので、とても快適。
あたりは草の香りが充満している。

途中、突然、猟銃とおぼしき銃声が立て続けに響いたりf(^_^;

山の中のハイキングコースもいいけれど、こういう村の中のハイキングも結構楽しい。
道の脇に広がる牧草地を、アルムおんじいみたいに刈ってるおじさん達がいたり、チーズやバターを売ってる農家があったり。
道沿いには大きなキャンプ場もあった。

おぉ~!!

まさにアルプスの村に来た!って感じがするぞ~♪


駅にたどり着いて程なくすると、バスがやってくるのが見えた(笑)
バスに乗らなくて、却って楽しかったかも。


19時過ぎにグリンデルヴァルトに到着。

スーパーで何か買って帰ろうかと思ったけれど、何となく気乗りがせず、通りすがりのレストランにフラムクーヘンと書いてあったので、そこで軽く食べて帰ることにする。
つーか、フラムクーヘンの小さいサイズ、ちょうど良い感じ♪

ホテルにたどり着いたのが20時半頃。
ちょうど夕日に染まるアイガーを拝むことができた。




部屋に戻って鏡を見てみると、顔全体が日に焼けて赤いが、特に耳たぶが真っ赤。

しまった~!

耳にも日焼け止めを塗っていったけれど、その前にピアスをしちゃってたので、耳たぶをわすれてた!
まるで耳なし芳一だよ…orz
明日は忘れないようにしよう。
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