Der König Hat Eselsohren

山口晃展@美術館「えき」KYOTO



さて、個展。
今回は旧作が中心と言うことで、大きく分けて、作品集に既に載っているモノ、春に銀座で描いていた「TOKIO山水図」、「親鸞」や「20世紀のクロニクル」の挿画。

作品集に掲載されているものは、実際に既に見たことある作品(うちにあるのも含めて(笑))が多かったが、冒頭の「住宅」「戦艦」と「リモコン」「宇宙船」、「見立て洛中洛外図」(これは作品集ではなく大山崎の方だな)、それから「源頼朝図」は、実物を見るのは初めて。
あ、「大阪市電図」も。
どれもこれも、最初に見た瞬間は、あ、これね、と思い、次いで、そういえば実物見るのは初めてだったな~、と思い至る。

「リモコン」とかは、作品集で見たときも面白いな~、と思っていたけれど、いざ実物を見てみたら、これどうやって描いたんだろう???と。
だって紙に鉛筆だよ?
それもほそ~い直線がぴっと引いてあって。
下書きとかはどうなってる???

「洛中洛外図」は、これまた時間がいくらあっても足りないパターン。
しかもほとんどが、しょうもないダジャレ(笑)
でも見ていて楽しいのは間違いない。

「親鸞」…絵だけ見ても、内容がわかりません(笑)
「親鸞」はねぇ、西日本新聞とってないもんで、あとから知ったんだよね。
続編のときも、結局西日本新聞とらなかったから、ごくたまにしか見てなくて。
で、実際に単行本や文庫本になると、挿絵は載ってないし。
掲載当初の挿絵もそのまま載せた豪華版とかでないかな。
その後に原画を見たら、もっと「おぉ~!!!」と思うんだろうに。

で、空いちゃった壁に、さらさらさら~っと描かれていたのはワンコでした。
かわい~♪
ちょうどその前にベンチがしつらえてあったので、座ってしばらくぼ~っとながめてました。

それから「TOKIO山水図」。
5月の最終日のときに、「あと1か月くらいで仕上がります」という話だったのだけれど、どうも完成には至っていないような…(笑)
ただ、全体がば~ん!!と目に入ったときに、前回見たときよりは全体がまとまった、凝縮感というか、そんな感じがした。
…のだけれど、どこをその後に描き足したのかが、いくら見てもわからない。
う~む、どうなってるんだろう?

そして最後に、養林庵書院の襖絵の下図。
さっき話に出ていた汽車の絵。
これが実際にどんな風に仕上がってるんだろうか…?



館内自体はそんなに広くないんじゃないかと思うんですが、思っていた以上に多くの作品が出品されていて、結構なボリュームでした。
これで入場料600円なら悪くないか(前売&エムアイカード会員)。


ちなみに、24日のサイン会に来られない人のために、ここで新しい作品集を予約すると、サインをして送ってくれる、という特典付き。

…ですが。

別にサインが欲しいわけじゃないし、買うこと自体、また別のサイン会のときにとっておいた方がいいような…f(^_^;
昨年、三島にいた《作品集&すヾしろ3冊ずつ持ってる、しかも全部サイン入り》という人みたいになりかねないぞ(笑)




その後、ホテルにチェックイン。

以前、全く同じ時期に京都に来て、夜、食事をするところを探すのにとても大変だったことを思い出し、今回はコンシェルジュさんに相談。
なんと和服姿の若い女の子♪
で、彼女のお薦めは、ホテルのすぐ裏にあるお店。
先斗町なんかにわざわざ行くよりも、リーズナブルで美味しいと言うことで、その場で電話してもらうことに。

で、予約した時間まで、まだ10分以上あるので、観光案内を(笑)
ちょうど、普段非公開のお寺がまとめて公開されているということだったのだが、そこに平等院の養林庵書院は無し。
で、実はこれこれこういうワケで、明日は平等院に行こうと思っているのだが、と話すと、「そうなんですか!知りませんでした!」と(笑)
なので、平等院の帰りにでも時間があったら行きやすい、普段非公開のお寺を紹介してもらう。

ついでにカウンターに置いてあった青蓮院門跡ライトアップのフライヤーを見せてもらうと、「招待券あります」と持ってきてくれた。

で、美味しいお酒と食事を楽しんだあと、まだ時間があったので大急ぎで青蓮院へ。
入場時間ギリギリに入れました。
少しは京都観光したぞ~!!
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