Der König Hat Eselsohren

高松次郎ミステリーズ@東京国立近代美術館



TVで観て、突然、これ行っといた方が良いような気がして。

高松次郎?
どっかで名前聞いたことがあるような…。

それくらいの認識しかなかったんですが。
行って、わかりました。

あ、あの赤ちゃんの影!!
「だまし絵」展で見たよ!
自分のものではない影のみ、っていうね。

そして。
おぉ!そうか!ハイレッドセンター!!
年末の「赤瀬川原平」展で見ましたよ!!
そうか、そうか、あの人か!!

ただ、一緒に活動していたとはいえ、そして作品は抽象的なものが多いとはいえ、高松次郎の作品は説明されると、理屈自体はなるほど、と理解できる。
つーか、理屈っぽい?(笑)

でも、私としては、結構好きかも。
遠近法で描かれたものを、三次元に表現し直す、とか。
全部定木とコンパスだけで描いてみる、とか。
ビーナス像の顔が、描かれたものや反転したものなどと並んでたり。

一見楽しいけれど、絵画とは何か、ひっくり返して、こっちに突きつけてみせる。


真ん中になにやら木でできた構造物があって、何かと思ったら、生前のアトリエと同じ大きさの空間を再現し、生前読んでいた本が置いてある。
勝手に座って読んで良い(笑)

で、ここからだと、実は会場全体をぐるりと見渡すことができ、高松次郎の活動も俯瞰してみることができる。

ただ、ここに上り下りするのに、足音が結構するのが、ちょっとねぇ…f(^_^;

最後、入院中に描いた沢山の絵。
やたらと食べ物が多い(笑)
これが絵はがきとかになってたら、欲しいなぁ、と思ったのだが、今回は、表紙にバージョン違いのある図録しか作られていないようだ。
そのせいで、出口付近にも何も設置されておらず、なんだかひっそり。
でも、じっくり味わう余裕のある展覧会で、なかなか楽しめましたよ。
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