昼近くになって気が付いた。
三越のHPで確認したら、ギャラリートークが2時から、サイン会が3時からだった。
今からコンタクト入れて、着替えて…。
めんどくさいな、絵を見るだけなら明日でもいいや。
と、いつもなら思うところだけど、プロフィール写真がなかなかのイケメンだったので、急いで支度して、出掛けることにした（笑）
前に1枚だけ見たことあるんだよな。武者絵シリーズだったと思うけど。
国立近代美術館だったかなぁ？どこだったか忘れてる…。
めちゃくちゃ急いだおかげで、ギャラリートークまではまだ1時間以上ある。
これなら、ひととおり見られるかな。
と、思いきや、いきなり最初に2枚展示されている「百貨店圖」に、すっかり心奪われる！
これ、前にTVで見たし、その時にも面白いな～と思ったけど、本物は凄い！！
これは実物見ないと！！
細かすぎて、TVとか図版とかじゃ、この面白さは伝わりきらないよ。
どれだけじっくり見ても、まだ足りない。
これ、家に欲しい～。
毎日ゆっくり眺めたい～。
つーか、このペースで見てたら、絶対にギャラリートークに間に合いませんが…f(^ｰ^;
「露電」といい、「六本木昼圖」といい、面白すぎる！！
しかもゲラゲラ笑いながら見ていると、ついつい、周りの人とも会話が…（笑）
あぁっっ！！
露電の実物が！乗れるし！しかもこれ、撮影可だよ！！Σ(￣口￣*)
やべ～f(^ｰ^;
街歩きシリーズ、全部欲しい～！！
で、武者絵が、また…（笑）
「厩圖」、最高！！
ダメだもう、笑いまくり、ノックアウトされまくり。
で、笑いながら見てると、またまた、隣のオジサンが「面白いですよね～」なんて話しかけてきたり。
すげーなー、一体どこからこんな発想と画面構成が出てくるのやら。
でもどこか、このちまちまと描き込んだ感じとか、メカメカした感じとか、こういうの落書きしてる男の子って昔結構いたな～、なんて ←同い年。
よりしろシリーズも、あ、なんかわかる～、って感じだし。
電柱もめちゃくちゃツボ。
でもって、実際に作っちゃった電柱は、これまた撮影可だし。
やべー、超やべー！！
予想を遙かに超えて、ツボってる！！
あんまりじっくり見ていると時間が足りないし、なんなら後でまた見ればいいんで、トーク場所でいったんイスを確保したら、そこで流れてるインタビュー映像がプロフィール写真よりもカッコイイ～♪
これはやっぱ、サイン会も参加したい！！
で、慌ててグッズ売り場に走る。
サイン会の対象は本とポスターと書いてあるので、作品集をひっつかむ。
ポスターに「三越」か「六本木」があれば、とちょっと思ったけど、ないっぽい。
「最後の晩餐」のポスターを手に、サインをして貰った上で、後で額装して貰う相談をしている人がいる。
なるほどね。
でも、武者絵シリーズは、面白いけれど家に似合わないから、飾りたいとは思わないんだよね。
ということで、サイン会の参加券を貰って、会場に戻る。
エムアイカード持ってると、タダで何度でも入場できるんで便利だ（笑）
会場内には、さっきに比べて、人が増えている。
が、一応、さっきと同じ席がまだ空いていたので、にこにこ（にやにや？）しながらインタビュー映像を眺めつつ、ギャラリートークが始まるのを待つ。
映像を流していたDVDがいったん片付けられ、席が増やされて、トークスタート。
って、うわ～い！！
映像よりも、さらにイケメンだぞ～！！（笑）
眼福…(^_^)
でもって、作品解説とかじゃなく、さんざん脱線しながら、「よりしろ」話（笑）
しかも言葉に詰まると、「言葉で表現するのが苦手だから、絵描きやってるんで…f(^ｰ^;」
で、ホワイトボードに図解するも、うまく描けないと「これでも美術大学でてるんですっっ！f(^ｰ^;;」
面白い、この人めちゃくちゃ面白い…。
サイン会が始まって、最初の方の人たちは随分と時間がかかっているようだったので、さっきの質疑応答で出てきた三越の絵の中の自画像を探しに行く。
じーーーーーーっと探し続けるものの、わからん。
これっぽいけどな～、とか思いつつ、他にも同じ目的の人と「これじゃないですかね～」なんて話してると、別の人が、これじゃなくて他の絵だ、という。
う～ん、それって、会場の外で売ってるヤツの話？
でも、それを確認しに行くには、サインの順番が近づいてきてしまっている。
最初の頃に比べて、単にサインして貰うだけの人が増えてきたらしく、はけるスピードが速くなってるっぽい。
なので、サインして貰う予定の作品集を見て、さらに自画像を探す。
いや～、やっぱりこの絵だと、それっぽい人が見あたらないんだけど…。
ということで、サインして貰う際に、直に直撃（笑）
「自画像が描いてあるっていうのを、待ってる間に探したんですけど、見つからないんです」
「え～？！でも見つけてもがっかりしちゃいますから…（笑）」
教えて貰えなかった…orz
でも、もうひとつ。
「あの『制作中』になってる作品って、最終日までに展示されますか？」
「あ～…orz。今日の夜描いて、おいていきます…f(^ｰ^;」
「じゃ、また見に来ます！」
とにもかくにも作品集にサインして貰って、握手までして貰って、最早すっかりファンになってしまったので「すずしろ日記」（エッセー漫画）も買って帰ろう。
で、出てすぐのところで売ってる複製のところで、改めて確認してみるけれど、やっぱ自画像らしきものはこの絵には見あたらないよね。
つーか18万…なのに約定済の札が出てる。
隣の「新三越本店」の方は24万だよ。欲しいけど、絶対手が出ない…orz
それに家に飾るとしたら、どっちかっていうと「六本木昼圖」か「広尾－六本木」。
せいぜい手が届くとしたら、「六本木昼圖」かなぁ。
それでも12万出てるけど…。
でも、署名・シリアルナンバー入りで、70枚しか作らないんだったら、結構いいよなぁ(三越の絵の方はたった50枚！）
だって、リトグラフとかだって、大抵200～300枚くらい作るじゃん？
係のおねーさんと、先生カッコイイし～、話おもしろいし～、などなど盛り上がって、いろいろ話してたら、「新三越本店」は、昨年末の銀座では18万円台だったのが、一気に5万値上がりしたらしい…。
原画に至っては、1千万だって…orz
この複製も、マネージメントをしている画廊から直接買うなら、もう少し安く買えるけれど、それに額装と配送料をつけたら、結局もっと高くつく。
最初から、家に欲しい、家に欲しい、と思いながら見ていただけに、マジ欲しい。
ということで、「六本木昼圖」12万2千円(税抜)、お買い上げ！！
馬鹿か、そんなもん、即決で買うなんて！！
給料だって下がるのに、どっから捻り出そう…orz
で、「すずしろ日記」とともに、カウンターで手続きをしていると、会場の係の人が、「今ならまだ、サイン間に合いますよ」と。
「いえいえ、さっき、お話もしましたから…」
と遠慮していると、隣で本を買っている男性も、これからサインをして貰うという。
う～ん、でもなぁ。
が、複製も買っているとわかって、「それは是非、先生に直接、買いましたって話してください！」と言われ、会場へ逆戻りf(^ｰ^;
「あ～、すいません、戻って来ちゃいました、どうしても欲しくって『六本木昼圖』買っちゃいました…f(^ｰ^;」
「わ～、それはそれは、ありがとうございます～！」
「お疲れのところ、すみません～orz」
「（サインしながら）いえいえ、座ってますから大丈夫です、ありがとうございます」
恐縮し合って、なにしとるんじゃ（笑）
ということで、今日から、山口晃ファンとしてやっていくことにしました（笑）
明日以降も、会期いっぱい（10日まで）、ちょくちょく見に来る予定。
複製画の納品は、額装が済んでから5月中旬くらいになるそうな。
ふふふ、楽しみ～♪
