で、TVをつけてみて気がついた。
その1)今日は祝日なのでは?→ピンポ~ン♪
その2)マイバウムの立て替えなんかあったりするのでは?→ピンポンピンポンピンポ~ン♪
その1はやや残念なお知らせだな。
買い物は全部明日済ませなければならない。
その2は、ミュンヘンのサイトで調べてみたら、なんと!超ラッキーなことに、ViktualienmarktのMaibaumaufstellenなんて書いてある!!
5年に一度の立て替えに、偶然ぶち当たっちゃいましたよ♪
そうそう、11年前は、Viktualienmarktでは立て替えをしないので、わざわざ少し離れたところまで、トラムに乗って見に行ったのだった。
詳しい場所は忘れちゃったけどf(^_^;
今日の催しは、ページによって12時からだったり、13時からだったり、と、どっちがどうなのかわからないけれど、とにかく12時までに行っておけばよさそう。
なので、11時まではホテルの部屋でPCに向かい、歩いてViktualienmarktへ。
途中、Marienplatzに近い辺りには、いろいろな団体がテントを立てている。
労働関係に限らず、環境団体なんかも多い。
そしてMarienplatzではSPDの催しをやってるっぽい。
広場を通るのが難しいので、いったん地下鉄の構内を通り抜けて、Viktualienmarktへ。
いつもマイバウムが立っていた辺りに、人だかりができているが、するするするっと前の方まで行くことができた。
結構ラッキーかも。
しかも、当初の予報では、今日は雨が降ったり止んだりで、気温も上がらない、ということだったのだが、日が当たって結構暖かい。
ということで、Maibaumが立つまで。

いつもマイバウムが立っているところが、支柱のみに。
手前に支える金具が置かれている。


根元をクレーンでつり上げて、台車から降ろす。

根元を支柱の間に通し、回転軸をさす。

今度は上の方にひもを巻き付けて、クレーンに繋ぐ。

引っ張り上げる準備が出来上がった頃に、市長や、Münchnerkindが登場。
お偉いさん?やら関係者やらが続々集まってくる。



さらに警察官も大挙やってきて、かなり邪魔(笑)

13時につり上げ開始。



20分くらいで立ち上がった!

関係者にはビールが振る舞われる。
見ている方は、ただ見ているだけ(笑)

つづいて、はしご車登場。

クレーンと、巻き付けてあったひもをほどく。


14時近く、まだ金具の締め付け作業は続いているが、さすがにもう終了と言っていいだろう。
気温も結構下がってきている。
昔見に行ったところは、完全に人力でマイバウムを引っ張り上げたりしてたんで、見ていて面白かったけど、今回、面白さはイマイチだったなぁ。
ま、場所が場所なだけに、なるべく場所を取らずに、安全確実な方法をとらざるを得ないんだろうけど。
市場のBiergartenでは、まだまだ大騒ぎが続いていて、そこへ市長も参加している。
が、これはもうどうでも良くて。
さっきまでは、日が陰って寒くなってきていても、人が密集していたからさほどでもなかったが、あの場を離れたら、物凄く寒い。
思いの外、体も冷え切っている。
温かいところに入りたい。
昨日、通りすがりに、再開したことを確認していた、よく使うカフェに入り、Spargelのリガトーニとリースリングを注文。
内装があまりにも変わってたんでビックリしたけどf(^_^;

最初は座っていても冷え切っていたが、食べている最中からは、少しずつ足の先から暖まってきたっぽい。
で、食べ終わって、スマホでツイッターを眺めつつ、残りのワインを飲んでいると、もう1杯?と訊かれたので、思わず注文してしまった(笑)
つーか、ツイッターで流れてくる日本のあれやこれやが異常すぎ。
よくもまぁ、毎日毎日、どこの地獄だよ、と思うようなことばかり。
ここへ来て、神社本庁がやってるとかいう、京都や太宰府のポスターが気持ち悪すぎる。
「日本人で良かった」とかマジぞっとするよ。
えぇ。
こうして毎度毎度、破格の待遇を受けている自分ではあるけれど、日本人で良かったなんて思ったことはこれっぽっちもない。
それに、誰も、私が日本人であることになんか、意味も価値も見いだしてないぞ。
実際、彼らが私を他の人に紹介するときには、常に「einzige Freundin aus Japan」だ。
Japanerinという単語を聞いたことは一度もない。
日本人かどうかなんかどうでもよくて、そんな遠いところから言葉の壁もそっちのけで来ることに価値があるんだ。
日本人かどうかにこだわるヤツなんて、その時点で明らかに排外主義、差別主義者じゃん。
それを、何の疑問もなく受け取る人が増えてきているとしたら、ニッポン、悪い意味でマジやばい。
改めて、帰りたくないなぁ。
この、一昨日からの心穏やかな日々が、帰国した途端に失われてしまうことは明らかだ。
むしろ、一瞬でも、この開放感を味わえるだけ幸せと言うことか?orz
もう日本なんていやだ。
日本人なんてやめたい。
でも、そんなことを言っても実際に完全に逃げ出すことはできないし、逃げ出さずに戦う責任があるんだよね。
そこはわかってるから、正気を取り戻すための逃避くらいは許してもらいたい(笑)
まさに、いくら毎日頑張っていていても、日本にいるとホントに気が狂いそうだもん。
それに比べて、今、こうして安全地帯にいるというだけじゃなく、いったんこそげ落とすことができたので、改めてバカヤロー!!と叫ぶことができる気がするよ。
とりあえず、ワインを2杯飲んで上機嫌なのだが、まわりの席が10人くらいの中国人観光客の集団で、なかなか言葉が通じずに店員さんが困っている。
でも、何もしてあげられないし。
別に私だって、ドイツ語以外の国に行ったら、あんな感じになるだろうし。
せめて、大変だね、頑張ってね、という気持ちを込めて、少し多めにチップをはずんで、帰ることにする。
外に出ると、雨がぱらついている。
かといって傘をさすほどでもないなぁ。
それよりも、ぐっと気温が下がって、かなり寒い。
いったんホテルに帰ったら、もう外に出たくないかも。
なるべく屋根のありそうなところを通って、Hauptbahnhofの地下へ。
普段あまり行かないエリアにも、結構色んな店があり、祝日でも開いていると言うことで、結構大混雑。
で、色々見て歩いた挙げ句、いつもと同じスーパーでワインとサラダを買って帰る。
しっかし、前回といい、今回といい、立て続けに寒波に襲われてるって、どうよ?!