Der König Hat Eselsohren

セザンヌ パリとプロヴァンス@国立新美術館



国会図書館での資料収集を、なんとか昼過ぎまでで終わらせたので、どうにかセザンヌ展を見に来ることが出来た。

ホントは4月21日の画伯の講演を聴きたかったさ!!
でも学会だったんだから、しょうがないじゃないか!!

という心の叫びはおいといて。

土曜の午後なんて大混雑なんじゃないか、と思ったら、そうでもなくて拍子抜け。
だってこれだけ散々宣伝してるんだもん。
てっきり入場待ち1時間とかじゃないかと思うじゃないか!!(`ヘ´) ←怒ることじゃない。

ま、こっちとしては、混んでない方が嬉しい。
別にセザンヌが大好き♪というわけじゃないから(笑)


で。

初期の作品は、確かにあんまりセザンヌじゃない。
しかも、さほど絵がうまいわけでもなくて。

つーか、ずっとうまくない、と思っちゃったりするんだけど(笑)

ただ、風景のセクションを見始めて思ったのが、「面だ!!Σ( ̄□ ̄;)」と言うこと。
オーディオガイドも借りてないし、セザンヌはあまり詳しくないから、正しいかどうかわからないけれど、面が連なってるという感がある。
葉を落とした木の枝ですら、面の連続で表現されている。

しかし、隙間は色が塗られてなかったりして…(笑)

で、もう一つ気が付いた。
よく、モネの作品を見るときにやるのだけれど、半端なく遠くから眺めると、ぼんやりとした画面が、突然、奥行きのあるとてつもない立体感をたたえた絵に変わった!!Σ( ̄□ ̄;)
近くで見るとのっぺりしてるんだけどねぇ。
新発見か?(笑)

でも、風景が以外でこれをやっても、結構ダメかも(笑)
特に静物画。
遠くから見ると、全体にぐにょ~っと歪んでいるのが、尚更強調されます(笑)
これなら私が描いた方がうまい!と思うほど(笑)

うん?
私はやはり、セザンヌが好きではないのか?(笑)
でもねぇ、「リンゴとオレンジ」の前で、ただひたすら「すごいねぇ」「すごいねぇ」とただそれだけ言い続けているおばさんを見て、「どこがすごいのか400字以内で説明してみろ」と思ったf(^_^;


そうそう。
モネを遠くから見るとどうなるか、ですが。
晩年の作品ではちょっと難しいけれど、印象主義の初期の作品を10~20メートル離れたところから見ると、あり得ないくらいにピッ!と焦点が合って、思わず「おぉ~っっ!」と声を上げるほど鮮やかです。
NYのメトロポリタン美術館なんかだと、実感しやすいかも。
お試しあれ(笑)
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