今回は、
怒りの感情で心のなかがいっぱいになってしまった経験についてです。
怒りの感情が出てきた時には、自分についての理解を深めるチャンスです。
私の場合の怒りの発生パターンと一緒に見ていきます。
先週、息子と病院に行ったときのこと。
総合病院の午前中の待合スペースはメチャ混んでいた。
待合スペースの目の前に診察室があって
診察室と待合の長椅子の間に通路が確保してあった。
たくさんの患者さんや看護師さん達がその通路を通行していた。
そういう人たちにまじり、車椅子の患者さんや患者さんを乗せたストレッチャーも通っていた。
メチャ混んでいた待合の長椅子に座っている中で、お母さんと娘さんの二人に自分の視線が向かってしまった。
中学生くらいの娘さんは片足にギプスをはめていて車椅子に乗っていた。
しばらくその親子を見ていたら
メラメラと怒りの感情💢がこみ上げてきたのです。
お母さんが座っていたのは待合の最前列の椅子。
つまり通路に一番近いところ。
通路部分に一番近いところに座っているお母さんの目の前に
娘さんが乗っている車椅子があった。
だから
その車椅子の分だけ通路の幅がせまくなっていた、
ずっと見ていると
母と娘の二人で楽しそうに話をしていた。
その様子を見ていて、怒りの感情がさらに強くなったのね。
何でみんなが通る通路にはみ出しているのに
ニコニコとおしゃべりが続けていれるのだ😠
そう思うと、無性に頭にきた。
最近書いてきたように
パスワード忘れたなど自分がした行為への怒りは減ってきました。
だけど
その時には
見知らぬお母さんに対してメラメラと怒りの感情が湧き上がったのでした。
あなたは何に怒っているの？
自分の中から自分に問いかける声が聞こえてきた。
母親の態度に怒っている。
多くの人が通る通路、患者さんを乗せたストレッチャーも通っている通路
そういった大切なみんなの通路の幅をせまくしていること。
そして
通路をせまくしているのに
通る人達の迷惑にもなっているのに
娘と笑顔で話している態度。
なんで通路をせまくしているって分からないの💢
なんで通る人達のじゃまになっているって感覚がないの💢
迷惑をかけているのになんで笑っていられるの💢
とにかく怒りがこみ上げてくる。
じゃあどんな自分になりたいの？
再び質問が降ってくる
最初は、簡単だと思った。
「怒りを感じない自分になりたい」
そう思った瞬間に
なんだか違うような気がした。
怒りを覚えない自分って、
怒りたい気分の時に我慢するということならば
余計にストレスになる。
怒りを感じるべき場面で怒りの感情が出てこなかったとしたら
それはむしろ人間的な血が流れているとは言えない。
怒りを感じない自分になりたいというのは、この場合には不適切だ。
「気になった時には、注意をする自分になりたい」
見て見ぬ振りをするくらいならば
というより
今何もしていないからこんなに怒りがたまっているんだ。
これくらいならば
近づいていって
「すみません、そこにいると通行する人の邪魔になりますよ」
と声をかけたほうがいい。
だから
「注意できる人になれればよい」と。。。。。。。。。
思えない。
見ず知らずの人がいきなりやって来て
「邪魔です」などと言われたら
嫌な気持ちになるに決まっている。
大体自分がそんなことをされたら
むちゃくちゃ頭にくる。
これもちがうぞ。
大体が今の時点でものすごく頭にきているのだから
注意をしないと気が収まらない。
とにかく頭に来る💢
こんな時に
どういう自分になればいいのだろう？
分からない😱
わけが分からないけれども
怒りは収まらずに
ムカムカが続く自分。
そんなことばかりに気をとられていて
気づいたら
ものすごい頭痛になっていました。
この日は結局
そのお母さんに対しても何も行動を起こさず
自分の頭の中でも考えがまとまりませんでしたが
激しい頭痛が
一旦それらをかき消してくれました。
今から思えば
頭痛を感じなかったら
その母親に注意をしてしまっていたかもしれません。
良い考え方をすれば
頭痛という行動により
母親に注意するのを止めさせてくれたとも言えそうです。
怒りの正体というか構造が見えて
自分への新たな理解が芽生えたのは
現在お世話になっているコーチングの先生とのお話していたときでした。
それについては次回です。
コーチングは、
本当に自分自身を見つめ直す
素敵な機会となります。
