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工事監理の重要性

2016年01月09日 | 日記
所長の加藤です。

新年明けましておめでとうございます。

新しい年を迎えてはや8日もたちました、今年もご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。

新年早々、「建築工事の品質管理」についてのブログにお付き合い下さい。

ある工学系の大学教授が建築業界誌に次のように記述されていました。

「建築に素人の建築主は、建築士に建物の設計を委託します(建築設計)。

次に完成した設計図を建設会社に渡して建築工事をしてもらいます (建築施工)。

建築主は工事期間中、建設会社から寄せられる相談や求められる判断に適切に対応するために、また、不良工事をチェックする品質管理等をしてもらうために、専門家である建築士に代理を委託します(工事監理)。

この建築主、建築設計工事監理、建築施工の三者が、建物に瑕疵がないか、性能は維持されているかなど、建物の品質を相互に補完し、かつ監視しあいます。

対しまして、建築設計工事監理・建築施工を同一の建設会社に委託する設計施工一貫方式があります。

設計と工事を同じ会社が行うため、建て主自身も面倒が少ない長所があります。

反面、工事監理機能が十分働かない危険性が否定できない問題があり、したがって設計施工一貫方式の場合、これらの問題を解決する仕組みを持つ建設会社に依頼することが重要となります。」


更に、日本建築士事務所協会連合会 会長が、建築業界誌年頭のご挨拶にて、次のように記述されていました。

「10年程前の構造計算書偽装問題以来、設計・工事監理の大切さを、建築主は知っていたはずですが、今般、杭の改ざん事件が起きてしまいました。

我々、業務の一つに携わる者として、建築主に対し「安心・安全な建物」を造るべく取り組んでまいりましたが、このようなことが起きたことは残念でなりません。

このことを受けて、建築士事務所として建築主の方々に設計・工事監理の重要性を認識して頂くため、日本建築士事務所協会連合会を通じ努力してまいり、一人一人が技術はもとより、倫理の重要性を認識し前進してまいります。」


以上

お二人の記述を読み、幣事務所は創設以来[建築主の安心・安全等に役立ちたい]をモットウに邁進してまいり、建築主の立場に立って委託された設計・工事監理業務を一つ一つ真摯に取り組んできたことが、建築主の安心・安全等に役立ったと思っております。

是非、弊社のホームページの「建築工事をしないこと?」「工事監理報告」等をご覧頂き、それらの業務の重要性をご理解頂ければ幸いです。

年頭にあたって、これからもより一層このモットウを念頭に努力をして参る所存です。


(有)アーキベース一級建築士事務所

新潟市の不動産土地情報・建築設計事務所

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